会社を退職すると色々なお金の手続きを行わなければならなくなります。
健康保険の切り替えや国民年金への加入、就職活動を行うためにはハローワークで求職者登録なども行う必要が出てきます。
保険や年金の手続きはあまり行う機会がないので、いざという時に何から行えばよいのか分からなくなって慌ててしまう場合がありますよね。
つい忘れてしまうと後々もっと面倒なことになってしまう可能性もあります。
そこで、退職後にはどんなお金に関する手続きがあるのか、退職時に確認すると役立つお金の手続き基礎知識についてまとめてみました。
退職後に必要な手続きとは(年金・保険・税金)
豆腐メンタルのとふめんです。(@tohumen090031)
普段、普通に働いていると税金や保険、年金のために支払うお金は、給料や何かを買ったりする生活の中から引かれています。
これらは基本的に職場の経理が行ってくれることが多く、会社員だとあまり意識する機会がありません。
しかし退職をして会社を離れると年金や保険の支払いは自分で行わなければいけなくなるので、変更手続きをする必要があります。
このようなお金に関する手続きは複雑にできており、慣れていないとちんぷんかんぷんになることがあります。
手続きは一通りではなく、方法によっては納める額が減らせたり免除対象となる場合があります。
役場の方や施設の方も全てを教えてくれる訳ではないので、知らずに損をしてしまう場合もあります。
年金や保険、税金などのお金の知識は全ての人に関わってくる問題で、知識が節約に繋がることもあります。
それでは、退職後にはどんなお金の手続きがあるのか紹介していきます。
1.会社を辞めた後に必要な3つの手続き
会社を辞めると今まで会社に任していた年金、保険、所得税、住民税などの支払い作業を自分で行うことになります。
給料から天引きされていると、何が差し引かれているのか意外と把握していないものです。
退職して2週間くらいの短い期間で行う必要のある手続きなので知っておいて損のない内容です。
健康保険、 厚生年金、雇用保険の手続きは、役場やハローワークで行うことになります。
2.所得税・住民税ののしくみ
よく分からないまま支払っている所得税と住民税。
会社に勤めていれば給料から天引きされているのであまり意識しないですが、数万程度のなかなかの高額を支払っています。
所得税や住民税はどのように金額が決められているのでしょうか。
所得税はその年の年収の見込みから決定、住民税は前年の年収を基に金額が計算されます。
どの期間の給料から計算されて金額が決まるのか、何月を区切りに支払いが始まるのかを説明しています。
所得税は年末調整や確定申告の金額にも関わってくる内容です。
3.健康保険の加入手続き
健康保険は国民全員に加入義務のある保険です。
国民健康保険や会社組織の健康保険、何かしらの健康保険に加入義務があります。
失業後の健康保険の加入方法には、国民健康保険に加入する、辞めた職場の健康保険を継続するなど、いくつかの方法があります。
加入する団体によって支払う金額が違うので、金額の仕組みを知ると節約対策に繋がります。
4.年金の種類や構造について
退職後に加入するのは国民年金ですが、年金にもいくつかの種類があります。
何かしらの組織に所属して働いている方は、厚生年金や長期共済のような年金制度に複数加入している場合が多いです。
複数の年金に加入していると老後受け取れる年金額が高いというメリットがあります。
そして年金が受け取れるのは老後だけではないということを知っている人は意外に少ないです。そんな例外パターンの受け取り方や年金が複数も存在するしくみについて紹介しています。
5.健康保険任意継続とは
会社を辞めた後の健康保険手続きの選択肢の一つに「任意継続」という方法があります。
任意継続は、簡単にいうと前職場の健康保険を引き続き使用できる方法です。
収入によっては国民保険に加入するより負担が少なく済む場合があります。
6.雇用保険(失業手当)の受給手続き
退職後、無職の期間が続く場合は、失業手当は生活の大きな収入源となります。
失業保険の受給条件や手続き方法は把握しておきたいところです。
失業後に生活に困らないための措置、失業手当を受け取るための条件やハローワークでの手続きの仕方についての体験談を紹介しています。
7.確定申告の基礎知識
自営業の方や仕事以外での副収入がある場合、所得税は自分で手続きをして納めなければなりません。
会社で毎年12月に行ってくれる年末調整はありません。
転職、退職する時期によっては会社での手続きが間に合わず、確定申告が必要となる場合があります。
所得税額を決める確定申告とはどんな手続きなのか、しくみや流れについてどういうものなのか紹介しています。
以上、退職後に忘れてしまいがちなお金の手続きについて紹介しました。
お金に関する手続きは複雑で抵抗がありますが、知っておくと思わぬ節約に繋がったりと役立つこともあります。
退職時など、必要な機会があれば参考にしてみてください。
ありがとうございました