仕事やプライベートに関わらず、会話を続けることが苦手な人は沢山いるのではないかと思います。
会話がよく1ターンで終わってしまう、質問をしたのに広がらなかった、という経験で悩んで苦手意識を持ってしまう方もいます。
苦手意識を持ってしまうと余計に緊張するようになり、頭も回らなくなってさらに会話が続かなくなる原因となります。
極度に緊張すると頭が回らなくなり、普通の会話すらできなくなってしまうこともあります。
会話が続かない人、会話が途切れてしまう人は、どのような特徴があるのでしょうか。
今回は、会話が続かない原因や特徴、会話を続けられるためのコツを紹介します。
- 会話が続かない原因は聞き手にある?
- 1.相手の話に興味がない
- 2.プライドが高い人は受け身が苦手
- 3.答え方に必死で話を聞いていない
- 「会話が途切れる」の解決方法
- アンケート型在宅ワーク「i-Say」
会話が続かない原因は聞き手にある?
豆腐メンタルのとふめんです。(@tohumen090031)
会話が続かない、会話のキャッチボールがうまくいかないという経験から会話に苦手意識を持っている方も多いのではないでしょうか。
なぜ会話が続かないことが起こるのか、会話のキャッチボールの役割について説明します。
まず会話には、「聞き手」と「話し手」の役割があります。
話し手が話し終わったら聞き手に回り、聞き手は話し手に回る、これの繰り返しでキャッチボールが成り立ちます。
どちらかが一方的に話すだけ、あるいは聞くだけ、という偏りが起こると会話のバランスが崩れて話が続かない原因になります。
その会話の続かない原因は、「聞き手がいつまでも話し手に回らない」ところに問題があります。
話し手が「話し終わりました、次は聞き手に回りますね」と役割交代したのに、聞き手は「私は聞き手です、何か話してください」と聞き手を譲らないことが起こった時、会話はストップしてしまいます。
ボール投げ返してー
会話が続かない人の原因はどのような特徴があるのでしょうか。
1.相手の話に興味がない
会話の続かない原因として、話題の興味や関心の強さが関係することがあります。
当たり前ですが、相手の話題が全て自分の興味ある話ではありません。会話を続けるためには、興味がなくても話題を広げたり別の話題に誘導したりしてボールを投げ返さなければいけません。
そこで、自分の興味がない話題だからといって適当に聞き流していると、相手が一方的に話す状態が続きます。
聞き手の態度や反応の薄さから興味がないことを感じ取ると、話し手も会話を辞めてしまいます。
適当に聞き流していた興味のない話を途中で辞められると、話を広げること出来なくなります。そして会話が途切れてしまいます。
興味のない話をされている状況で、会話を続けるため方法は「よく聞く、そして質問する」です。
興味のない話題がどうしても苦痛であれば、会話中のキーワードを拾って別の話題に誘導することも一つの方法です。
▼会話を続ける方法
話を聞く
話を広げる
沢山質問する
別の話題へ持っていく
無知であることを恥じず、無知に甘えることを恥じる
興味のない話題をされているときは自然と知らない話も多くなります。
知らないことを隠して話を広げようとすると痛い目に合います。
自分の知らない話題のときは、「自分は分かりません」ということを隠さずに会話を広げていった方がスムーズに進みます。
知識のない話題だから低レベルな質問をしてしまうかもしれない、という恥ずかしさがあると質問をすることが怖く感じてしまうかもしれません。
そんなときは「無知であることを恥じず、無知に甘えることを恥じる」の精神です。知らないことを恥と思わず、知らないままでいることを恥と思え、という意味です。
「そんなことも知らないの?」と思われることもあるかもしれませんが、そこから会話が広がるきっかけにもなります。
「私は全くの無知です。」ということを先に相手に理解してもらうと、会話も続けやすくなるかもしれません。
2.プライドが高い人は受け身が苦手
人は相手よりも優位に立ちたがる生き物です。
マウントばかり取っていると会話の続かない原因にもなります。
会話において、自分が詳しい話題は気持ち的にも大きくなります。しかし、知らない話題や苦手分野は人より劣っていると感じるので気持ちも小さくなります。
プライドの高い人は自分が傷つくことを嫌うので、馬鹿にされたりいじられたりすることに受け身が取れません。
知らないことを隠したり、不満な態度を出すと会話を続ける手段を失うことになります。
会話を続けるためには「会話のしやすい空気を作る」ことも大切です。
自分が無知である場合は、相手が沢山話題を広げてくれるチャンスになります。いじられる立場を受け入れられる心を持つと会話が続きやすい空気が出来上がります。
▼会話を続ける方法
バカにされても怒らない
相手に沢山話させる
3.答え方に必死で話を聞いていない
会話には人それぞれのテンポや間があります。
返事の間がおかしかったり、話の趣旨とずれた返事をすると相手は違和感を感じて会話が止まる原因になります。
これは性格が真面目で会話に苦手意識を持っている人が陥りやすい失敗です。
相手が話している途中で「どういう返事をするのが正解だろう」と考え過ぎると、余計に答えが分からなくなります。なぜなら相手の話を途中で聞いていないことにもなるし、返事をすることに必死で焦って頭が回らなくなるからです。
「気の利いた返事をしなきゃいけない」と思ってしまう真面目な人に傾向があります。
気の利いた返事をするためには相手の話をよく聞くことが大前提です。話を聞かないと内容が理解できないので返事も浮かびません。
相手が話し終わる前に次の内容を考えることはNGです。
▼会話を続ける方法
答えを返すことに必死になりすぎない
相手の話は最後まで聞く
「会話が途切れる」の解決方法
苦手意識を持っている方にとっては頑張っているつもりでも、会話は途切れてしまいます。
会話が続かない原因は「会話が広がらないから」でもあります。
自然に会話を続けられている人は、返事の仕方やリアクションの取り方も上手な聞き上手であることが多いです。
聞き上手な人は話を途切れさせないためにどんなことをしているのでしょうか。
1.オウム返し
どうしても話にうまく返せない場合はそっくりそのまま返すことからです。
周囲の会話を気にして見ると意外とみんながよく使っている手法だと気付きます。
例えば
A子「昨日、職場で〇〇の話で盛り上がってさ」
B男「〇〇って何?」
などのような、分からなかった部分を具体的に差して質問するだけです。
または
A子「〇〇って意外と盛り上がるんだよね」
B男「〇〇って盛り上がるんだー」
(〇〇の答え:ジェンガ)
というように、相手の言葉を繰り返して同調するだけでも
好意的な印象を持たれやすくなります。
しかし、やり過ぎは会話として不自然になるので程ほどにするべきです。
2.興味を持っているフリをする
問題は会話が広がらないことなので自分が興味あるかどうかは二の次です。
好きなことや得意分野を話すときだけ饒舌な人がいるように、
人は得意分野を話している時、楽しいと感じます。
興味を持つフリでいいので、質問をして相手に主導権を握らせてあげると
その会話のやり取り全体を好印象に感じさせることが出来ます。
3.自分の得意分野に持ち込む
会話を広げるための応用策としては、会話中に段々と自分の得意分野の話へ誘導していくことで話を続けやすくするというテクニックがあります。
人は好きなことや得意分野を話すときに話題が多く話を広げられます。
これを相手ではなく自分自身にあてはめます。
最初は関係のない相手の話題から自分の得意分野と関連付けて方向転換していきます。
また、お互いに交互に得意分野の話をすることで、相手の心理的に「自分ばかり話している」という気遣いをさせることなく会話が進みます。
その結果、自然と会話のテンポも良くなります。
断ることが苦手な人はこちらの記事もどうぞ
アンケート型在宅ワーク「i-Say」
どうしても会話の苦手意識を克服できなくて、仕事で悩んでいる方もいると思います。
努力しても実力に差が出てしまうのは仕方のないことでもあります。
あることが苦手な代わりに、また別の何かが得意というものはきっとあるはずです。
コミュニケーションや会話を苦手に感じる人でも、持った力を活かせる仕事環境は見つけることができます。自分の可能性を探してみましょう。
今回参考にさせて戴きました
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ありがとうございました。