今回は『会話コンプレックス』特集です。
誰かに「あなたと会話しててもつまらないわ」なんて言われた事ありますか?
こんなこと言われたらショックですね。気になっている女性に言われたらプライドもズタズタになりますね。
自分の話や会話をすることにコンプレックスを持つ人は共通した傾向があります。
その共通した特徴の1つが『真面目』な性格であることです。
例えば、雑談のようななにげない会話でも「上手くいかないな」と思ってしまうと真面目に悩んでいませんか?
雑談を楽しむ会話なのに深く考え過ぎると硬くなってしまいます。すると何を話してもぎこちなく終わってしまい、相手からつまらないと思われてしまうかもしれません。
今回は、「会話がつまらない」と思われる人は具体的にどんな原因や特徴があるのか、会話スキルを上達させるためのコツも併せて紹介していきます。
話がつまらない人に足りない会話スキル
豆腐メンタルのとふめんです。(@tohumen090031)
真面目過ぎる人は雑談のような会話をしてもあまり盛り上がらず、つまらない人と思われてしまうことがあります。
真面目さが出過ぎると表情も硬くなり、相手からも「楽しくなさそう」という印象を持たれる可能性があります。
不愛想な接し方は、女性相手には余計に評判が悪くなります。
だからといって不真面目が正解という訳でもありません。
会話がつまらないと言われる人は、もしかすると「楽しく会話する気持ち」が足りていないのかもしれません。
コミュニケーションや会話が上手な人は、空気を読む「状況判断力」や予想できないことを思いつく「発想力」、いちいち会話にプレッシャーを感じない「楽観的な姿勢」などが優れています。
この辺の足りなさを自覚できていないと、話がつまらないと思われてしまうのかもしれません。
それでは原因を紹介していきます。
原因1.空気が読めない
気を使えなかったり、場の空気に合っていない会話をしてしまう人は「空気の読めない人」と思われて避けられてしまいます。
例えば、ふざけ合ったり雑談をしている場面で正論でしかない真面目な返事をするとその場の楽しいノリが冷めてしまうことがあります。
真面目すぎる人は、楽しい会話の空気を読めていないせいで、一人だけ異質な空気を醸し出している可能性があります。
そして問題なのは、自分が空気が読めていないことに気付いていないことです。
場の空気に合わせることは、つまらないと思われないために必要な対策です。
空気が読めていない人の改善策
まずは自分が「空気の読めない人」かどうかを気付けるかがポイントです。
自覚がないから空気の読めない人になってしまっています。
例えば職場では仕事中と休憩中のONとOFFの空気が頻繁に切り替わります。
同じように何気ない会話の中でも、会話の空気が変わる場面が出てきます。
周囲に反応や表情を観察してその空気の変化を感じ取って「真面目にする時」「真面目じゃなくて良い時」を自分で感じ取れるように意識してみるようにしましょう。
原因2.冗談が言えない
友達と喋っているのに「今後の日本のあり方について・・・」や「営業成績を伸ばすための努力を・・・」などのような、お堅い話や仕事の話ばかりだと相手は楽しいはずないですよね。
また、淡々と質問するだけのやりとりもインタビューを受けているみたいでつまらなくなります。
会話をしていて面白いと感じる人は、所々に笑える嘘や冗談を挟みます。
予想外の答えが返ってくると人は面白いと感じるようです。
相手の意表を突くことで会話の中に刺激が生まれます。
冗談がいえない人は相手の予想通りに答えることが多いので、会話も淡々と進んで面白味が薄れてしまうことがあります。
見方を変えれば、「嘘が苦手な人は誠実」という長所と捉えることもできますが、つまらない人だと思われない会話をするには、多少の嘘やある程度の適当さもあった方が良いと思います。
冗談は内容やタイミングも結構大事なので頭の回転の早さも求められます。苦手な人が真面目に考えても簡単には思いつかきません。
冗談が言えない人は、普通だったらこう答える所で真逆のことを言ってみると冗談ぽくなります。
▼冗談と真実は瞬時に判断できる
人の脳は、本当の情報と嘘の情報を判別できる力があります。
脳内には「嘘や冗談を判別する部位」があるのです。
簡単にいうと直観力を判断する脳です。言葉や情報などを処理する能力は左脳、冗談を見分けるために働く直観力は右脳です
この脳の働きが「つまらない人」と感じる原因とどう関連しているかと言うと、
本当の話や情報処理ばかりに偏ると、左脳ばかりが働き続ける一定の刺激が続きます。
脳は、一定の刺激をつまらないと感じ、刺激の変化を面白いと感じとります。
会話に冗談を入れることでいろいろな脳に刺激が与えられるので面白いと感じるようになります。
逆に言えば、冗談ばかりで中身のない人もつまらない人と思われやすいです。
よくある失敗の例として、長時間の会議やプレゼンは「情報を伝えること」だけに力が入りがちになってしまいます。しかしこれは左脳の働きだけに偏ってしまい、「つまらない」と思われる原因になります。
このような大事な情報を伝える場面こそ、冗談を含めた話し方で聞き手の脳を刺激する方が聞き手の印象に残りやすくなります。
参考文献
相手の気持ちを引きつける頭のいい人の話し方
著者 米山公啓
原因3.冗談が通じない
次は、聞き手の心構えとして「会話がつまらない」と思われる原因です。
真面目な人は、相手の話を真剣に聞きとろうという気持ちが強すぎて「冗談を聞き流す」というやらかしをします。冗談を受け入れる姿勢が出来ていないんですね。
ビジネスの場面では、真面目な話の中に冗談挟みながら進めるタイプの人がいます。
会話がつまらないと思われる人は、冗談に気付かず普通に受け止めてしまうことがあります。
「え?(何言ってんすか)」
冗談やボケをスルーされるのは、話し手としてはなかなか精神的ダメージが大きいものなのです。
冗談の通じない相手と話していると分かると、話しても「つまらない」と感じてしまいます。
冗談が通じない人の改善策
普段の会話から相手の会話の内容全てが本当ではなく、「冗談が混ざるかも」と心構えしておく意識をしてみることです。冗談やボケをいう時は相手の表情に変化が表れやすいので観察力も必要です。
すると相手の言い方や内容から冗談か真面目な内容か判別が出来るようになってきます。
冗談に反応が出来ないという失敗も減らすことが出来ると思います。
原因4.アドリブがない
会話で面白いと思わせるには、相手の予想を外すこともテクニックです。
人は予想外の出来事、ハプニングに興味を示す傾向があります。
ですので、話の展開に多少嘘を交えてでも抑揚をつけると聞く側も退屈しません。
意外性もなく事実をただ伝えるだけでは聞き手も予想通りで終わってしまいます。
予想通りの展開は「つまらない」と思われてしまう原因です。
冗談が言えない、アドリブがない人の改善策
面白い会話をするには、即座に答えられる瞬発力や想像力を鍛えることも必要です。
普段からあり得ないと思う出来事を想像する癖をつけておくと頭が鍛えられます。
練習しているうちに会話の場面でも咄嗟に閃くことが出来るようになってきます。
真面目な人は事前準備をするタイプが多く、アドリブや臨機応変な状況が苦手な傾向があります。
しかし、会話はどちらかというとアドリブ力です。
悲しい事に話がつまらないと思われるのは大抵「男」です。
会話によって場を楽しませる力がないと男の評価は落ちることだってあります。
男としての魅力を高めるには「面白さ」も必要なようです。
女性は会話をする能力がもともと長けているので男性よりは話が苦手と思っている人は少ないかもしれません。
ちなみに会話の苦手な原因は自己意識だけが問題ではなく、脳や精神的な障害が原因という可能性もあります。会話コンプレックスが生活に支障の出るくらい心の負担になっていると感じた時は、病院で診断を受けてみることをおすすめします。
参考はこちら
生真面目な人に足りないのは「状況判断力」
以上、「会話がつまらないと言われる人の原因と上達のコツ」を紹介しました。
苦手なことに悩んでしまうと、意識が自分ばかりにいってしまって周りが見えなくなることがあります。
会話の場面でも「何か面白いこと話さなきゃ」という意識が強すぎて、相手の話や空気を読み取れなくなってしまうということがあります。
「会話がつまらない」を克服するポイントは、自分が楽しむこと、相手の話を聞くこと、全てを正しく答えなくて良い、ということです。
是非、興味を持ったら参考にしてみてください。
コミュニケーション関連記事はこちら
ありがとうございました。