日頃、洗濯物を干すとき、物干し竿が高すぎて苦労してしまうことはありませんか?
物干し竿が高いと、何度も腕を上げ下ろししなければならなくて肩が辛くなってしまったり、背伸びをしながらハンガーを引っ掛けていると身体のどこかが攣ってしまったり、いちいちミニ脚立を上り下りするのが面倒。という様々な苦労があります。
ホームセンターでは竿の高さを調節して取り付けることのできる部品もありますが、取り付けも大変で値段も結構します。
実は、わざわざそんな専用の道具を買わなくてもホームセンターに売っている数種類の材料(物干し竿、S字フック、結束バンド)で、安く、簡単に物干し竿を低くすることができます。
ということで今回は洗濯のお悩み「高くて干すのに苦労する物干し竿を工具なしで簡単に低くする方法」を紹介します。
物干し竿が高くて大変・・・
豆腐メンタルのとふめんです。(@tohumen090031)
洗濯物を干す作業って地味だけど大変ですよね。
洗濯機の衣類をひとつひとつシワを伸ばし、ハンガーに通して物干し竿に掛けていく一連の作業を10、20・・・と繰り返すのは結構面倒で、意外と時間も掛かります。
一人暮らしだと洗濯は週に数回だけで済みますが、それだけでも面倒で楽に済ませたいと思ってしまいます。
それが家族が多い家となると、それだけ洗わなければならない衣類が増えて洗濯する回数が増えるということになりますよね。
もう本当に大変です。
ただでさえ面倒な洗濯物を干す作業ですが、さらに大変だと感じさせる理由があると思っています。それは・・・
物干し竿が高くて干すのが大変!
物干し竿は扉などの邪魔にならないように大抵高いところにあります。
仕方がないのですが、洗濯物を掛けたハンガーを引っかける所にしてはちょっと高すぎるんです。
頭の上の位置まで何度も腕を上げ下ろしするのは地味につらいんです。
電動の昇降機付きの竿があれば便利ですが、そんな家はそう多くはありません。
この物干し竿高すぎ問題は身長が低い人ほど苦労します。
無理して背伸びをすると身体が攣ってどこかを痛めてしまいますし、椅子やミニ脚立に上り下りして干している方もいます。
もう一種の筋トレですよね。
そのうち足を踏み外して怪我をする心配もあります。
「物干し竿の位置が高い」というだけで干しづらくて苦労が倍増しますし、怪我の危険性も高まります。
実はホームセンターに行くと物干し竿の高さを調節できる器具があるにはあります。
ホームセンターで買える高さ調節物干し竿
物干し竿の高さを調整することのできる専用の取り付け器具は、ニトリやコメリなどのホームセンターにもあると思います。
もちろん作りもしっかりしていて丁度良い高さに調節ができて便利なのです。
ですが、ちょっと気になってしまうのが器具の値段と設置作業の手間です。
大型でしっかりタイプとなると1万円くらい、あるいはそれ以上します。
そして工具が必要となるタイプが多いので、慣れていない方には取り付けるのが大変に思ってしまうかもしれません。
▼天井取り付けタイプ
価格(楽天):8157円(税込)
2本組
▼窓枠・天井取り付けつっぱりタイプ
価格(楽天):8980円(税込)
耐荷重:竿1本に対し10kg
しかし、簡易的なものであれば、ホームセンターにある数種類の道具を用意するだけで物干し竿を低くすることは可能です。
工具なし3000円で物干し竿を低くする方法
物干し用の高さ調節機能のついた器具までの丈夫さはありませんが、ホームセンターにある3種類の道具を組み合わせるだけで安く物干し竿を低くする方法はあります。
コストは道具を3種類全て買い揃えてもおよそ3000円と、専用の取り付け器具の半額以下で済みます。
「簡易物干し竿」を作成するためにホームセンターで必要な道具は以下の3つです。
◆物干し竿 1本 伸縮性だと便利
・家に設置してある物干し竿より少し短いものを選ぶ
¥1000~2000
◆S字フック(金属性) 2個
¥500~1000
◆結束バンド(長さ150mm以上) 2本
¥500
3種類の道具を買い揃えても3000円前後で抑えることが出来ると思います。
物干し竿
安い伸縮機能のないものであれば1000円くらいで購入することが出来ます。
伸縮機能のある竿だと2000円くらいしますが、微調整出来た方が設置のときは楽なので伸縮機能付きの方がおすすめです。
もともと設置されている物干し竿の長さを測っておいて、それよりも少し短いものを選びましょう。
S字フック(金属製)
もともと設置してある物干し竿に引っ掛けるために使用します。なので、竿の太さより大きいカーブのS字であることが必要なので注意してください。
プラスチック製のものは折れてしまう可能性があるのでステンレス製、金属製を選んでください。
S字フックの形は胴長タイプのものを選びましょう。
フックの長さ分だけ物干し竿を低く設置することができます。
あらかじめ現在の物干し竿から何cm低くなると楽なのか確認しておくと良いでしょう。
▼20cmタイプ
▼30cmタイプ
▼40cmタイプ
結束バンド
S字フックに引っ掛けて設置する物干し竿がぐらつかないよう固定させるために使用します。
物干し竿が外れないようにするためなのでロープなどのひも状のもので代用することも出来ます。
結束バンドは物干し竿の太さの周囲より長いものを選んでください。
S字フックと物干し竿の設置部4か所を2本ずつ留めればしっかり固定できます。
なので最低8本、「10本入り」か「20本入り」を購入すれば十分です。
結束バンドは一度固定すると外せなくなるので注意してください。
失敗した時用に少し多めにあった方が安心です。
▼200mm(20本入り)
低い物干し竿の設置方法
物干し竿を低くする設置方法を紹介します。
道具が揃えば作業は簡単です。
作業時間は20分くらいです。
▼物干し竿設置手順
1.現在使っている物干し竿の両端にS字フックを掛ける
2.S字フックの下側に購入した物干し竿を掛ける
※伸縮性の場合は丁度良い長さに調整する
3.S字フックが掛かっている部分4か所を結束バンドで固定する
完成するとこんな感じです。
位置を低くしたときに扉やカーテンレールが障害物になる場合があるので、若干短めの物干し竿を下に取り付けます。
伸縮性のある物干し竿だと微調整ができるので便利です。
結束バンド固定部です。
ただS字フックに掛けただけでは不安定で竿が落下する危険があります。
なのでS字フックと竿の設置部分、上下左右の4か所を結束バンドで固定して外れないようにしました。
竿とS字フックをまとめて絞めると竿がずれにくくなります。
各か所1本ずつでも固定できますが、2本ずつで固定すると安定度が増します。
以上、物干し竿をホームセンターに売っている物干し竿、S字フック、結束バンドで低くする方法を紹介しました。
特に工具も必要なく予算3000円程で出来るので「物干し専用の高さ調節器具がちょっと高い」や「設置作業が面倒」と感じる方にはおすすめです。
物干し竿の高さが変わるだけで、毎日の家事の負担が少しだけ楽になり、身体を痛めることやケガの心配も少なくなります。
気になった方は是非、試してみて下さい。
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ありがとうございました