皆さんは買い物をするとき、どのように商品を選びますか。
欲しい商品でいくつかの選択肢があるときは、どれが良いか悩んでしまうこともあると思います。
実は自分の中でよく考えて選んだつもりでも、気づかぬうちに店の策略通りに買わされている。ということがあります。
これは店側が消費者心理を上手く利用した売り方をしているからです。
自分では節約しているつもりでも誘導されているということもあります。
そこで、4つの消費者心理を知るだけで無駄使いが減り、節約術が身に付くようになります。
今回は、「4つの消費者心理を覚えるだけで節約に繋がる簡単節約術」を紹介していきます。
知るだけで節約になる消費者心理学
豆腐メンタルのとふめんです。(@tohumen090031)
普段、買い物をしていると
「なんか今月は使い過ぎてしまったな」
「無駄使いをしてしまったな」
なんて思うことがありますよね。
もし節約を頑張っているのに予想より出費が大きいとショックも大きくなります。
もしかするとその使い過ぎの原因は、心の問題かもしれません。
そしてその後悔は、ある4つの消費者心理を知るだけで解消できるかもしれません。
「消費者心理学」と聞くと堅そうに聞こえますが、要は「買い物のコツ」です。
買い物をしている時はこういう心理が働く、ということを知るだけで無駄遣いが減って節約に繋げられます。
それでは知るだけで節約に繋がる消費者心理を紹介していきます。
1.「松竹梅の法則」真ん中の価格を選ぶ心理
人は3種類以上の選択肢で迷っている時、価格や性能のバランスを見て真ん中の商品を選ぶ、という心理があります。これを「松竹梅の法則」といいます。
どういうことかと言うと、
例えばレストランで食事をするとします。
食べたいものが決まっていない時、メニュー見ながら「食べたい種類」、「量」、「価格」などを気にします。
優柔不断だと、目移りしてなかなか決められない時ありますよね。
はい、私です。
見ているうちに食べたいものが数種類に絞られてきて、次に「量」や「価格」が気になってきます。
悩んだ結果、以下の3種類で迷っているとします
▶800円のA定食
メインと主食と汁物のみ
▶1000円のB定食
メインと主食と汁物 サラダ付き
▶1300円のC定食
メインと主食と汁物 サラダ・ドリンク付き
上の3種類でどれを選びますか?
「安いけど物足りない」、「贅沢だけど少し高い」などいろいろ悩んだ末、心理学では価格も質も真ん中のB定食を頼む人が多い傾向にあります。
この「松竹梅の法則」という心理は、実際に様々な店で利用している方法です。
▼高額商品を置く大型家電量販店
「松竹梅の法則」は家電量販店やホームセンター、雑貨店などの品揃えの多い店でよくつかわれる方法です。
需要は少ない高級な商品をあえて展示していることで、その下のランクの商品が安いと感じてしまうようになります。
▶ 5万円の中型テレビ
▶15万円の最新型テレビ
▶30万円の超大型テレビ
以上の3種類のテレビが展示されている場合。
店の策略として、30万円のテレビは見せ物、売りたい重点商品は15万円のテレビだったりします。
もちろん欲しい条件に合った性質や価格の商品を購入することになりますが、知らずのうちに中間の商品を選びたくなる心理にハマっているかもしれません。
▼販売業や営業視点からの消費者心理を知りたい方はこちらから
2.「ウェブレン効果」高い買い物ほど満足する心理
ウェブレン効果とは、アメリカの経済学者ウェブレンの名前が由来になっている心理効果です。
何かの課題を達成した時や努力した自分へのご褒美として、
贅沢なご馳走や、服やバッグなどのちょっと高い物を買ってあげようという気持ちになる事はありますか?
自分に贅沢をしてあげたいとき、なぜか高いものを買おうという心理が働きます。
その理由は、「高い買い物をした」という行動に満足感を得られるからです。
これを「ウェブレン効果」と言います。
意外とこういうときは、「質」を気にしていません。
人によっては高い買い物をすることがストレス解消や疲れたメンタルを癒す方法になってしまっていて、浪費癖に繋がっている可能性もあります。
ブランド品の収集癖がある方も、ウェブレン効果が原因の1つと考えられています。
▼心を癒し方について探している方はこちら
3.便利が仇。キャッシュレス貧乏の罠
先にお金をチャージしておくことで支払いのできる電子マネー、後払い式のクレジットカードなど、現金を使わないキャッシュレス決済を使用する機会が増えてきています。
このような支払い方法は覚えてしまえば早くて簡単で便利というメリットがありますが、消費者心理の観点では使い過ぎてしまうという特徴もあります。
人は「未来」や「過去」のことよりも目先の「現在」のことを重視する特徴があります。
どういうことかというと、電子マネーやクレジット支払いを行っても、目の前から現金は減らないので「使い過ぎた」という感覚が鈍ってしまいます。
多少の高いと思っても簡単に支払いが出来てしまうので大した気にならなくなります。これが節約意識が薄れて使い過ぎに繋がります。
キャッシュレス決済はお金を使用している感覚が薄れる、ということを意識しておかないと、口座や明細を確認したときに、後悔することになります。
4.使い過ぎを予防するには「家計簿」
消費者心理や使い過ぎの罠にはまらないためにはお金を使うという行為を自覚させることがポイントになってきます。
そんな使い過ぎを防ぐ方法が「家計簿をつけること」です。
まあ普通のこと言ってるだけですが。
便利すぎる機能が増えたことにより思わぬ落とし穴や欠点が表れることがあります。
原始的な方法ですが、家計簿をつけるだけでお金を「見える化」することが出来ます。
家計簿をつけることでお金の動きが分かりやすくなり、お金の使い過ぎを自分で意識しやすくなります。
家計簿に使うノートは、専門の家計ノートでも100円の普通の罫線ノートでもなんでも大丈夫です。
記入する内容は最低限これだけで十分です。
◆内容(使ったもの)
◆支出額
この項目だけあれば1ヵ月にどれくらい支出しているかも把握できます。
ノートの家計簿でもスマホアプリの家計簿でも問題ありません。
ついついお金を使い過ぎたり、誘惑に乗りやすい人、節約に自信のない人は
家計簿をつけるだけで意識が変わるので、是非おすすめします。
参考にさせて戴きました。
参考はこちら
松竹梅の法則:真ん中を選ぶ心理「極端の回避性」のフレーミング効果 | ビジネス思考への転換:ポータルサイトによるネットビジネス
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ありがとうございました。