人の心理は普段の何気ない行動や人との接し方にも特徴が表れてきます。
人にはそれぞれ「パーソナルスペース」というものが存在し、相手への信頼度と物理的距離の置き方は関連しています。
あまり仲も良くないのに距離が近い人と警戒されますし、いつまで経っても親しさが感じられなくて距離がある人もまた、接し方に戸惑ってしまいます。
例えば、まだ相手のことをよく知らない状態で異性とのデートへ行ったとして、初めから距離が近すぎると不快感や恐怖を感じてしまうことがあるかもしれません。これはパーソナルスペースを間違えてしまっているからです。
今回は、男性とデートへ出かけた場面を想定し、座席の位置関係やお金の支払い方に表れる男性の心理につい探っていきたいと思います。
空気の読めない人は嫌われる
豆腐メンタルのとふめんです。(@tohumen090031)
日本人はあまり自分の感情をストレートに伝えようとはしないという特徴があります。そのため、細かく口に出さなくても気持ちを察してくれたり、気遣い出来る人が好かれる傾向があります。
逆に、相手の気持ちに気付けずに空気の読めない行動をしていると嫌われてしまいます。
ビジネス上でも社会人としてのマナーや礼儀の中にも「尊敬や謙遜を示す動作」が根付いています。時には行動ひとつが失礼にあたって評価を下げることにも繋がります。
なので日本人として生きている以上、「思いやり」の知識は知っておいて損はなく、人とコミュニケーションをとる中でで色々役立ちます。
相手の気持ちを察してあげることができなかったり、空気の読めない人はどんなデメリットがあるのでしょうか。
恋人とのケンカの原因になる
恋人には「自分のことを知っていてほしい」と思う人は少なくないと思います。
女性は特に、口に出さずにさりげなく「気づいて欲しいサイン」を出していることもあります。
しかし、男性が「なにかあるなら口で伝えればいいじゃん」という思考タイプだと彼女の変化に気付く訳もないし、なんだか冷めてしまいますよね。
女性の方もサインに気付いてもらえないと気分が下がってしまいます。
「私のこと何も分かってないのね、さよなら」
極論、こうなります。
男性が「口で伝えろよ」なんて言ってしまうとケンカの原因になります。
客の怒りの意味が理解できない
ビジネスでは、初対面の方を相手にして話し合う機会も多いと思います。
特に店の接客などは、相手と深い会話をすることもなく誰に対しても丁寧な対応が必要となります。
そんな関係性の少ない客の中にも、いきなり怒鳴りつけてくるような人もいます。
どうして相手が怒っているのか察する力のある人は、対処方法を見いだすことが出来ますが、相手の心理が全く理解できないとただただ戸惑ってしまい、自分も疲れてしまいます。
人と接するうえで、空気の読めなさや状況判断力の乏しさは、自分にとって不利となります。
空気の読める人になりたいものですね。
異性とデートへ出かけたときにも、行動で相手の心理が分かることもあります。
座席の座る位置選びやお金の支払い方などの状況で表れる行動にはどんな心理があるのか、具体的に紹介していきます。
座席の位置関係で分かる異性の心理
例えばレストランなどで食事をするとき、座席の選び方や座る位置、相手との物理的距離間から、相手の心理や自分がどう思われているのかが分かることもあります。
心理学者であるクックの研究によると、座席の位置関係が相手との関係性や、会話のしやすさに影響すると言われています。
▼座席の位置関係と相手の心理
真正面・・・親しい人と会話をするときの位置関係
直接向かい合わない席・・・会話をしやすい位置関係
隣同士・・・相手との距離を縮めたい場合の位置関係
飲食店ではカウンター席とテーブル席を選べる所があります。
2人で食事をする場合は基本的にカウンター席では隣合わせ、テーブル席では向かい合わせの位置関係で座ることになると思います。
男性が座席の位置関係にこだわっている場合は、相手との関係性を意識している可能性があります。によって座席をどちらにするか選択するということも心理学的には重要なポイントとなります。
隣り合う席を選ぶ人の心理
隣り合うカウンター席のような隣り合う席を選ぶ人、相手との距離を深めたいと思っているかもしれません。
パーソナルスペースの観点で見てみると、隣り合うカウンター席は、テーブル席で向き合って座るより距離が近くなります。
家族や恋人並みに相手に気を許している、あるいはそれくらいの関係性になりたいと思っているサインかもしれません。
向かい合う席を選ぶ人の心理
テーブル席のような向かい合う席は相手の顔を見て話すので、関係性によっては多少の緊張感が生まれることもあります。
真剣な話をする機会が多いビジネス関係の打ち合わせなどは、程よい距離感のテーブル席の方が適しています。
テーブル席は、友人や仲の良い知人とリラックスして話せる程度の距離であり、相手もそれくらいの関係性と感じていると思われます。この距離でも緊張が感じられる場合は、まだ友人と思えるほど信頼できていないかもしれません。
対角線の位置に座る心理
真正面ではなく、角と角、対角線に座る位置関係は、一番距離がある座り方です。
このような座り方をする人は、まだ関係性にも距離がある、信頼できていないという心理の表れかもしれません。無理に距離を詰めようとすると避けられる可能性もあります。。
パーソナルスペース
「パーソナルスペース」とは他人に対して心を許せる物理的距離のことで、関係性が出来ていない相手がそのスペースに入ってしまうと不快に感じてしまいます。
動物で例えると縄張り意識のような感覚であり、ストレスに感じない距離感を無意識に保とうとしています。
パーソナルスペースは大きく4段階に分けられます。
密接距離(0~45cm)
家族や恋人に許す距離。
心を許せていない他人がこの範囲内まで近づくと大きなストレスや緊張を感じてしまう。
個人距離(45~120cm)
友人や仲の良い知人に許す距離。
密接距離まで近づくと変な誤解をされることもあります。
社会距離(120~360cm)
手を伸ばしても体に触れることがない距離。
ビジネス関係などの相手にとる距離感。
この距離になると相手の細かい感情や反応に気付きにくくなります。
公衆距離(360cm~)
面識のない他人と接する距離。
イベントや講演会などオフィシャルな場面で対応するのに適した距離。
すぐに親しくなるには難しい距離、細かい表現も伝わらない。
紹介したパーソナルスペースは一般的な目安です。パーソナルスペースには個人差があり、男性は広く女性は狭い傾向があります。
座席の位置関係が必ず相手との関係を意識しているとは限りませんが、ひとつの参考として観察してみると面白いかもしれません。
支払い方に表れる性格や心理
最近では電子マネーやペイペイなどのキャッシュレス決済が普及して、お金の支払いの形が変わってきていますが、お金の支払い方にもその人の性格や個性が表れることがあります。
実際に店のレジ打ち経験をしたことがある方は分かる方もいると思いますが、中途半端な金額の会計に対しての支払い方には個性が出ます。大きいお札をぽんと出すのか、できるだけ丁度に揃えて小銭を出すのかなど、パターンがあります。
お金の支払い方で分かる性格の特徴を紹介します。
端数分の小銭も揃えて支払う人の特徴
1円単位の端数もなるべく丁度で支払うタイプの人は、繊細で気配り上手、几帳面で物の管理が得意な人だと思われます。
小銭を出す習慣があれば財布も適度に整理されるように、効率よくお金や身の回りの管理をすることが得意な人です。
しかし小銭を出すのは多少時間の掛かる行為です。人が後ろに並んでいるのに細かい小銭をちまちま出そうとする人は、視野が狭く、自分のことしか見えていない可能性もあります。
お札だけ支払う人の性格
どんな小さい金額でも小銭(硬貨)を使わずに千円札や一万円札でバンと出す人は、細かいことを気にしない大雑把な面があります。
お釣りで財布が嵩張ることよりも小銭を細かく出すことが面倒に思うタイプなので、部屋の掃除や片づけなども苦手な可能性があります。
レジで後ろの人を待たせてしまうと思い、焦ってお札しか出せないという人は、周囲の評価を気にしすぎてしまう気の弱い性格、緊張しいであがり症などの可能性があります。
お釣りを計算して支払う人の性格
返されるお釣りをなるべく少なくなるように支払いする人の特徴です。
例えば97円の商品に102円、という支払い方をする人。
お釣りは五円玉1枚が返ってきます。
このような支払い方をする方は自信家な一面を持っている可能性があります。
また、財布が中身が嵩張ることを気にするため、神経質な部分もあるかもしれません。
そして相手に安心感を求めるタイプです。
何でもカード支払いの人は見栄っ張り
カードを沢山持っている人ほど見栄っ張りの傾向があります。
金銭面で寛大な性格の方が多いですが、自己満足のために行っている方が強いかもしれません。
キャッシュレス決済は値引き対象にもなっており、利用するメリットは大きいです。
支払い時間も短縮できる電子マネーやカード決済はおすすめです。
以上、座席の位置関係やお金の支払い方で分かる心理や性格の特徴について紹介しました。
普段の何気ない行動から、性格や心理が表れることもあります。
興味が沸いた方は参考にしてみて下さい。
参考にさせていただきました
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ありがとうございました