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【統合失調症】うつ病との違いや転職支援サイトを紹介

統合失調症という病気をご存じですか。

精神障害の一種ですが、うつ病と区別のつかない人も多いのではないかと思います。

 

統合失調症は時期が変わるごとに症状も段階的に変化していく、とても複雑で他人からは症状が分かりづらい病気です。

 

完治が難しい障害で、治療期間中でも精神的に不安定になりやすく、仕事を続けられなくなる人もいます。

今回は統合失調症の症状についての特徴と、統合失調症者のための転職について紹介します。

 

◆この記事を読んでもらいたい人◆ 統合失調症について詳しくなりたい

統合失調症とうつ病の違いが分からない

段階的な症状について知りたい

 

 

 

 

日本人の1%が統合失調症?

統合失調症 混乱

豆腐メンタルのとふめんです。(@tohumen090031)


 「統合失調症」という言葉は聞いたことがあっても詳しい特徴を理解している人は少ないです。

それは簡単に説明することが難しい複雑な症状なので理解されていないという理由があります。

 

日本人の中でおよそ1%が統合失調症になるというデータがあります。

日本の人口1億2000万のうち1%ということは、120万人が統合失調症になっているということです。

めちゃくちゃ多いですね。

 

同じく発症者の多いうつ病と似ているので勘違いされる方も多いですが、うつ病と統合失調症は別の病気です。

 

 

 

統合失調症は、昔は一度治っても再発を繰り返し、

人格が壊れて別人のようになってしまう病気という認識もありました。

しかし現在は、正しく治療することで完治も可能な病気です。

 

 

www.tohumen.com

 

 

 

 

 

 

統合失調症は段階的に症状が変化する

統合失調症 段階

統合失調症の特徴は、一定の症状ではなく大きく4段階に分かれます。

そして数か月から数年という長い期間に渡って症状が表れます。

段階ごとに症状の特徴を紹介していきます。

 

 

 

 

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統合失調症の症状の段階

1.前兆期

2.急性期(陽性症状)

3.休息期(陰性症状)

4.回復期(解体症状)(認知障害)

 

 

 

1.前兆期

 

統合失調症 前兆期

統合失調症の初期症状である「前兆期」です。 

発症の前触れとして、物音に過敏になったり眠れなくなったりします。

 

他にも焦燥感などが起こりますが、生活に大きな支障が出る程度でもないので

気づかない内に症状が悪化してしまうことが多いです。

 

 

 

2.急性期 (陽性症状)

統合失調症 急性期


 

「前兆期」が過ぎると続いて「急性期」の段階に入ります。

前兆期に起こっていた不眠症や焦燥感のような精神的に不安定な症状が強く表れてきます。

幻覚症状、興奮状態といった症状もみられようになり、この頃から人とのコミュニケーションにも支障が出てきてしまいます。

 

実際の例では、存在しない人の声が聞こえたり、悪口を言われているという幻聴、

幻が見える幻覚幻視が症状として表れます。

急性期は数週間程度と言われています。

 

 

 

3.休息期 (陰性症状)

統合失調症 休息期


 

激しい精神不安症状の「急性期」の後は、逆に反応が乏しくなる「休息期」に入ります。

例えば引きこもりや過眠などの無気力状態に陥ります。

 

一見落ち着いている状態ですが、精神的にはとても不安定で疲れている状態です。

「休息期」に入っても再び「急性期」に戻ることもあり、症状の抑揚が大きく精神的に負担になることが心配されます。

 

この「休息期」は数週間から数か月の長い期間続きます。

仕事を続けられなくなるなどの影響が出てきます。

 

 

 

4.回復期 (解体症状)(認知障害)

統合失調症 回復期


 

「回復期」という名前から状態が良くなるように感じますが、「解体症状」「認知障害」といった症状が新たに現れ、今までとは違う苦痛で悩まされることになります。

 

 

解体症状

「解体症状」とは、思考が支離滅裂になり会話が困難になることです。

解体症状によってコミュニケーション力の低下に伴い、周囲のことが考えられない子供じみた行為をするようになったり、強い抵抗をするといった奇異な行動を起こすようになります。

 

 

認知障害

認知障害は休息期(陰性症状)が過ぎたころに現れてくる症状です。

集中力、記憶力、思考力など、いろいろな能力の欠如が出てきて日常生活に支障をきたします。

 

例えば、会話中にほかの物音に気を取られて話を聞くことが出来ない、何をするにも集中できなくなり落ち着きがない、などがあげられます。

 

また、記憶力や思考力の低下も著しく表れます。物を片づけたり料理の手順といった習慣となって考えなくても出来ていたようなことが分からなくなってしまいます。

 

 

回復期にみられる症状の一例

◆解体症状

思考が支離滅裂になる

コミュニケーション力の低下

視野が狭くなる

行動が子供っぽくなる

 

◆認知症状

会話に集中できなくなる

落ち着かなくなる

料理の手順や家事のやり方を忘れる

 

 

そのため作業が難しくなり生活能力や社会性の低下に繋がります。

「回復期」は数か月から数年単位と長い時間がかかります。

 

 

「統合失調症」は初期症状の「前兆期」から「回復期」まで数年というとても長い期間で闘っていく必要のある精神障害です

  

症状はまともに働けるくらいの軽度なものから日常生活すらまともにこなせなくなる重度の症状まで程度がありますが、およそ半数の割合の人々が社会復帰できています。

 

この割合が多いと捉えるか少ないと捉えるのかはそれぞれですが、

私は半数が社会生活ができない状態なのかと統合失調症の恐ろしさを感じました。

 

 

 

統合失調症の3種類の病型の違い

統合失調症 3通り 病型


 

大まかに症状の流れを紹介しましたが

人によって症状が異なり、一つの症状で断定できないのがこの統合失調症の特徴です。

主な3つの病型をそれぞれ説明していきます。

 

 

3種類の病型

1.破瓜型(解体型)

2.緊張型

3.妄想型

 

 

1.破瓜型(解体型)

 

破瓜(はか)型は思春期などの若い年齢で発症することの多い症状です。

感情が乏しくなる陰性症状が現れた後に陽性症状が出てきます。

 

この病型は発症後に人柄が変わってしまうと言われることもあり予後が良くないとされています。

 

 

 

2.緊張型

 

緊張型は青年期の若い方が急に発症の場合が多い傾向があります。

症状の特徴は大声や奇声を発するなどの奇異な行動をするようになります。

 

3つの病型の中では予後は比較的良い方です。

破瓜型に移る可能性もあるので油断はできませんが、

人格が変わってしまうような恐れはないと言われています。

 

 

 

3.妄想型

 

思春期や20代前半に多い「破瓜型」「緊張型」に比べて30歳前後で発症する傾向があります。

名前通り妄想や幻覚症状が中心です。

陰性症状のような無気力な状態になることが少なく、コミュニケーションで支障をきたすことは少ないと言われています。

予後の結果も良く、心配も少ない方です。

 

 

 

 

統合失調症を起こす原因

 

発症の原因が分かれば対処しやすいですが

はっきりしたことが分かっていないのがこの病気です。

起こる要因として考えられているのは以下の特徴などがあります。

 

▼遺伝的なもの

▼妊娠、出生時の脳神経への障害

▼内向的や神経質な性格

▼幼少期や思春期のストレスがかかるような生活環境

 

これらの遺伝や性格の当てはまる人は、

過度なストレスが重なった場合に発症のリスクが高まると考えられています。

 

 

 

日本の統計では統合失調症患者が100万人規模で患者がいることになります。

しかし、周囲にそんなにいるとは感じないのですが

それはそもそも受診していなかったり病気を隠しているためということかもしれません。

 

 

他人事ではないね

 

 

参考にさせていただきました

www.mental-navi.net

 

 

 

 

 

統合失調症で悩む人をサポートする転職『シゴトライ』

精神障害が悪化すると仕事探しにも大きく影響することがあります。

精神障害は一般的には理解されにくいことも多いので、病気を理解してもらえるところに相談をするということは自分のメンタルを支えるためにも大切なことでっす。

精神疾患者専門の就職支援サービスなども存在するので興味がある方は参考にしてみて下さい。

 

 

 

「働きたい」をサポート『Cocorport』(ココルポート)

統合失調症、うつ病、発達障がいなどで悩む方たちの就職支援を行う転職サイトです。

就職に必要なスキルのトレーニングも個々のペースに合わせて行ってくれます。

 

 

 

統合失調症専門の就労支援『リドアーズ』

「リドアーズ」は統合失調症専門の就労支援サイトです。

障がいで悩む方が長く働いて行けるように、研修やトレーニング、カウンセリングなどサポートしてくれます。

 

 

就職転職でお悩みの方は是非、参考にしてみてください。

 

 

 

その他の精神障害はこちら

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ありがとうございました