人間関係や仕事、SNSなどにより、ストレスで悩まされる人は珍しくありません。
今や精神病は年齢、性別、心の強さ関係なく、誰もがなりうる可能性があります。
数十年前から比べると精神疾患を抱える人は増加しました。
そこには人との関わり方や社会環境の変化なども影響します。更に過去には病気と認められず、性格や個性の一部と判断されてきたような特徴が病気として認定されたことによる患者の増加も考えられます。
精神病の判断は専門家でも難しく、本人ですら自覚出来ていない状態で、気づいた時には重症化しているという怖さがあります。そのような手遅れな状態にならないように、定期的に自分の心の健康状態をチェックしていく必要があります。
今回は、心のヘルプサインを見落とさない為の、精神病の種類と基礎知識、初期症状のサインをまとめたので紹介していきます。
- 手遅れになると怖い精神病の一覧
- 1.うつ病
- 2.統合失調症
- 3.双極性障害・躁うつ病
- 4.非定型うつ病
- 5.社交不安障害SAD
- 6.パニック障害
- 7.境界性パーソナリティー障害
- 8.心的外傷後ストレス障害PTSD
- 9.心気症
- 10.抑うつ
手遅れになると怖い精神病の一覧
豆腐メンタルのとふめんです。(@tohumen090031)
精神疾患はうつ病や統合失調症だけではなく、一般にはあまり知られていないような病気も多数あります。
病気や障害の判断は難しく曖昧な部分があり、専門家でも判断が分かれることのある複雑な分野です。
正確には精神病の分類に含まれない内容も紹介していますが、基本的にはDSM-5病名・用語翻訳ガイドラインに載っている病気を精神病として紹介していきます。
参考
1.うつ病
精神疾患としては一番認知度が高いと思われるうつ病。
名前の通り気分が沈み、覇気が失われたようなうつ症状が長期間続きます。
2.統合失調症
うつ病と勘違いされやすい病気です。うつ症状に加えて段階的に症状が変化していきます。
感情や行動のコントロールが出来ずに人格が変わってしまったと見られることもあります。
3.双極性障害・躁うつ病
うつ症状と極度に明るい躁(そう)状態が交互に表れる双極性障害。
躁状態は意志の制御が効かない暴走状態で、行き過ぎた行動に出て取り返しのつかない失敗に繋がることがあります。
4.非定型うつ病
20~30代の女性に多い傾向があります。
普段は元気なこともあるのに、嫌いなことや苦手なことに対してだけ体調が悪化する特徴のある症状です。周囲からは理解されにくい病気の一つです。
5.社交不安障害SAD
公共の場において周囲の視線などが極端に気になり、正気を保てなくなる症状です。
あがり症や対人恐怖症も社会不安障害の一種に分類されます。
コミュニケーションのやりとりに支障が出てしまいます。
▼書痙
社交不安障害の一つに分類されます。
字を書く行為に苦手意識を持っていたり、注目を浴びて極度の緊張状態を感じる場合に手の震えが止まらない症状が表れます。
6.パニック障害
極度の緊張がストレスとなり、激しい発作で呼吸困難やめまいを起こすことのある病気です。
発症は一時的で10分程で治まるので診断が難しいと言われています。
場所や原因が特定されず突然起こってしまうという恐怖心を常に抱えています。
7.境界性パーソナリティー障害
遺伝性や生育環境が原因で発症すると考えられています。いわゆる多重人格と言われる別人のような行動を発作的に起こすことがあります。
周囲の人が対応に苦戦してうつ症状になってしまう場合もあります。
8.心的外傷後ストレス障害PTSD
心的外傷後ストレス障害とも呼ばれます。
過去の出来事がトラウマとなり発症します。
トラウマの出来事のフラッシュバック、感情の麻痺、無意識のうちに連想される物事を避けようとすることがあります。
9.心気症
自分は病気に違いないという極度の思い込みが起こります。
具体的な不調の症状は表れないが不安症状から逃れられない状態が続きます。
10.抑うつ
抑うつは病気と間違われやすいですが、正式な病気には分類されません。
ショックな出来事により、一時的に気分がどん底まで沈み込んだうつ状態で誰にでも起こりうる症状です。
大抵は2週間ほどで自然に回復していきますが、それ以上うつ状態が長引く場合はうつ病が疑われます。
精神病関連は症状が分かりにくく、周囲には説明しても病気とは理解されにくいという問題もあります。自分ではどうしようもなくなる前に、初期症状を疑ってセルフメンタルマネジメントを行いましょう。
参考
ありがとうございました