豆腐メンタルのとふめんです。(@tohumen090031)
春は新しい出会いの多い季節です。
コロナのせいで卒業式もなく突然離ればなれになっている現状ですが。
何かと区切りのあるこの機会には、新しい自分をアピールして花々しい生活を送りたいところです。
そう意気込むものの、いざ初対面の場になるとアピールに失敗して今まで通りの日常を送ってしまうなんてことはよくあります。
自分なりには明るく接しているつもりが空回りになっていて、浮いてしまったり話が噛み合わないという空気を感じてしまうこともあります。
「気の合わなかった相手なのかもしれない」と自分を励まして開き直ろうとします。
しかし、原因はそこではないかも知れません。
自然と相手の興味を惹かせるようなコツがあれば、いざというときに自分の味方をしてくれる仲間を増やすことが出来ます。
今回は、会話の中で役に立つ印象操作のテクニックを紹介します。
- 会話で使える心理テク「マーキング法」
- 1.強調した話し方「アナログマーキング」
- 2.良い印象へと誘導させる「埋め込み法」
- 3.話題を敢えて脱線させる「混乱法」
- 4.沈黙の間を利用する「サイレントフォーカス」
- 「マーキング法」についてまとめ
会話で使える心理テク「マーキング法」
今回紹介する、人間関係の中で興味を惹きつけるコツは心理学分野でいうと「マーキング」という内容です。
コミュニケーションにおける「マーキング」とは、
直接的な表現で伝えるではなく、相手が無意識のうちに感じとってもらう。
という方法です。
例えば「この仕草、質問の仕方をするとき、人は大抵こう返してくれる」のような心理を理解することで活用することが出来ます。
自分からすると意図的にAを選ばせた、しかし相手からみると自らの意思でAを選んだというまるで操っているかのようなやりとりが出来るかも知れません。
1.強調した話し方「アナログマーキング」
「アナログマーキング」とは、会話の中で強弱をつける基本的な印象付けの方法です。
人に伝えるときににおいて、大事な事柄や内容は、会話のトーンや大きさを変えた方が印象強く、耳に残りやすくなります。
強弱の付け方は、ただ強くすれば良いという訳ではありません。
例えば教壇で先生が大事なポイントだけを突然小声で言ったりするように、時と場面によっては敢えて抑えた方が相手が聞くことに集中力を高めることが出来ます。
〇注目を引く会話の仕草の例
▼声の強弱、高さ(トーン)
▼話の「間」とテンポ
▼話している時の姿勢や仕草
▼表情と目線
例えば、注目してほしい話題の時に、特定の仕草と声の抑揚などを組み合わせると
さらに効果が上がります。
しかし、アピールしようとして力みすぎるとかえってプレッシャーになってうまくいかないこともあります。
声が上擦ったままやテンポがやけに速い、姿勢や仕草に緊張感があるなど、こうような場合は印象を悪化させることにもなるので
まずは落ち着いて対応できるようにしましょう。
話題関連に悩む人はこういう記事もどうぞ
《抑揚を詰め込んだ会話例》
「あ、こんなところに美しい花が!」(声の大きさ)
「ん?」(視線)
頭ポンポン(仕草、姿勢)
「……おっとA子だった間違えた、ごめんな」(小声)
「ドキッ」
2.良い印象へと誘導させる「埋め込み法」
追われるとなぜか逃げたくなってしまう心理のように、
直接的なアピールは程度が過ぎると、鬱陶しくなって逆効果になることがあります。
控えめの方が好感を持たれる場合もあります
本当に伝えたい直接的な表現は抑えて、遠回りして本心へと徐々に誘導させるイメージ付けを行うことにより、相手は自覚のないまま好意を持ってくれるようになるかもしれません。
《A子が気になるB男くんの埋め込み法の会話》
(A子って料理上手らしいしなんか良いなあ)
B男「料理が上手い人(A子)っていいよね」
A子「そうなの?」
B男「もしそんな彼女(A子)だったら彼氏も嬉しいだろうな」
A子「そうなんだ」
B男「料理を褒めてくれるだろうし生活も楽しくなると思うよ」
A子「確かにー」
B男「あーあ、誰か俺にも作ってくれないかなー」
A子(・・・B男くんに作ったら私も褒めてもらえるのかな)
恐らくこんな感じ。
週刊誌や職場の噂話でつくられる悪いイメージも「埋め込み法」のひとつです。
3.話題を敢えて脱線させる「混乱法」
学校で長々と授業を受けていると眠くなりますよね。
人は、興味の薄い話や理解が追い付かない状態が続くと脳が退屈を感じ、思考力が低下していきます。その結果、眠くなるということが起こります。
そこで、「混乱法」と呼ばれるテクニックで今までの話題から脈絡もない話を盛り込むみます。すると聞き手は内容や空気感の異変に気付き、無意識に話に惹きつけられて集中する姿勢を作ります。
学校でも面白い先生はよく話が脱線する特徴があるかもしれません。
先生が「混乱法」のテクニックを意図的に行っているかは分かりませんが、授業の合間に脱線してどうでも良い話をすることは、再び集中力を上げるための効果ある方法です。
《 ポイント 》
話に注目して欲しい場合は、関係のない話題を盛り込む
4.沈黙の間を利用する「サイレントフォーカス」
複数人や大勢で話している環境だとなかなか自分の話すタイミングがつかめないという人もいると思います。それで無理矢理に割り込んで入って自分の話をしても、空気を壊してしまったりして悪い印象を持たれてしまう可能性もあります。
そんな時は敢えて沈黙をつくる「サイレントフォーカス」という方法が有効になるかもしれません。
例えば、話しかけておいて途中で会話を止めてみる、伝えたいことの前に数秒の長い間を作るなどという方法です。
これを実践すると周りの人は、話すと思っていた人が急に黙ったために「どうしたんだろう?」と不思議に思います。
そう思わせることができたら相手をすでにこちらのペースに引き込むことが出来ています。
相手の意識を動かす方法は大げさな行動だけではないという例です。
「マーキング法」についてまとめ
マーキング法をうまく利用することが出来れば、気の惹かせる方法が上手くいかなかった人でも自然な形で印象操作できるようになります。
今回紹介した「マーキング法」の方法のメリットは
コミュニケーション能力の低い人や、暗くて面白い話ができない人でも実践できる方法という点です。
話し方を大きく変えることなく、さりげない会話術で少しだけ与える印象を変えることができます。
今回の紹介した内容のまとめ
▼会話中の声や仕草に抑揚をつける「アナログマーキング」
▼間接的に好印象を与える「埋め込み法」
▼わざと話を逸らせて異変に気付かせる「混乱法」
▼狙った沈黙を作り自分に集中させる「サイレントフォーカス」
以上のマーキング法テクニックを自分の武器に出来れば、仮に面白い話が出来なくても
話のネタが少なくても、伝えたいを注目を引き付けるここだという場面でぶち込めば、
「コミュ障だ」という印象を与えることは少ないと思います。
新しい環境での友達作り、クラスや会社の集団での印象づくり、あるいは狙いの異性にアピールしたいときなど自分自身を紹介する場で役立てて下さい。
今回、参考にさせていただきました
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ありがとうございました