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入社1ヵ月の新人が嫌われるのは当たり前!心理学で不安を解消

「なんか周りが冷たい気がする…」

「自分って嫌われてるのかな…?」

 

新しい職場に入ったとき、こう感じたことはありませんか?

でも安心してください。心理学的に見ると、入社したては嫌われるのが当たり前なんです。 ちょっと不安になるかもしれませんが、これは普通の現象です。

 

今回は、その理由を心理学の観点からわかりやすく解説していきます。

 

◆この記事を読んでもらいたい人◆ 新しい職場に入社した

転職した

人間関係が不安

新しい関係作りが苦手

嫌われている気がする

職場の人が冷たい (気がする)

輪の中に入れてくれない

 

 

 

 

 

人は“よそ者”を警戒するようにできている

警戒

こんにちは、水島とうふ(@tohumen090031)です。


人間には内集団・外集団バイアスという心のクセがあります。 簡単に言うと、仲間には優しいけど、外から来た人には冷たくなりやすい態度のことです。

会社というのはすでにチームや人間関係ができあがっています。 そこに突然新人が入ってくると、周囲は「この人は仲間になれるのか?」と無意識にチェックし始めます。直接聞いてくるようなことはありません。

初めての環境で自分も緊張するように、相手も緊張しているのです。だから最初は壁を作られてしまうのは自然なことです。親切そうな人でも、どことなく壁を感じてしまうのはそういうことです。

 

決して「あなたの性格が悪いから嫌われている」わけではなく、人間の本能がそうさせているだけ。

 

 

信頼は時間の積み重ねでしか作れない

心理学には単純接触効果(ザイアンス効果)という有名な考え方があります。 これは、会えば会うほど相手に好感を持ちやすくなるというもの。


例えばクラスの中、電車の中などで特に仲良くしていない人でも、毎日顔を合わせているうちに自然と安心感が出てくる心理です。

職場も同じで、最初は誰もが「外の人」扱い。それは入って1ヵ月程度で消えるものではなく、半年、1年と長い時間かかる人もいます。でも一緒に過ごす時間が増えるにつれて、徐々に信頼が積み重なっていきます。

 

つまり最初のうちは、嫌われているように感じても、時間が解決してくれる部分が大きいのです。新人だから早く打ち解けて信頼されたい!という気持ちは大事ですし、努力は必要ですが、関係づくりを急ぐのは禁物です。

相手の受け入れる準備が出来ていないときに強引に近づくと、かえって嫌われる原因になってしまう場合もあります。その場合は慌てず、少しずつ関係を作っていきましょう。

 

「嫌われてる気がする」の正体

新人のときって、どうしても周りの反応に敏感になりますよね。 挨拶したのに返事がそっけなかった、会話に入れてもらえなかった…。 でもそれ、実は「嫌っている」のではなくて、ただ観察されているだけかもしれません。 人は新しく入ってきた人に対して「この人は信頼できるのかな?」と自然にチェックをします。


これは人の本能的に必要だった習慣。だから職場で「ちょっと心の距離を感じる」のは普通の反応。嫌われているのではなく、まだ信用が足りていないだけなんです。

 

 

嫌われにくい新人の振る舞い

じゃあどうすれば早く信頼されるのでしょうか?心理学的に効果がある行動をいくつか挙げます。

 

1.礼儀と笑顔を忘れない

挨拶

第一印象は「初頭効果」で強く残ります。最初の数回の接し方で、その後の印象が大きく変わってきます。受け入れてくれるまで時間が掛かるかもしれませんが、好印象を与える意識は持ち続けましょう。

 

初頭効果とは・・・最初に提示された情報に強く影響される心理的な傾向。

 

 

2.小さな約束を守る

お願い

「お願い」や「言われたこと」をきちんとやる、覚えておく。指示にちゃんと従える人は「この人は信頼できる」と評価されます。信頼は小さな積み重ねです。

 

 

3.自己アピールは控えめに

自慢話

「自分はこういう経験があって~」と過剰に話すと、逆に警戒されることも。自分の話ばかりする人は嫌われます。最初は“聞き役”の方が安心されやすいです。



 

まとめ 最初は嫌われても焦らなくて大丈夫

入社したては、嫌われるというより「警戒される」が正しい表現です。 それは心理学的にも自然な反応です。焦ることではありません。もしそのまま除け者にされたり嫌がらせをされたりするのであれば、そんな会社さっさと辞めてしまいましょう。

 

■ 人は“よそ者”を警戒する本能がある

■ 信頼は時間の積み重ねでしか作れない

 

最初は観察されているだけで、嫌われているわけではありません。

だからこそ、最初の1ヵ月で「嫌われたかも…」と気にしすぎなくて大丈夫です。 大事なのは、仕事を一生懸命やって、相手の小さな親切に気づいてあげて、自分も小さな親切を丁寧に積み重ねること。 気づけば周りから「あの人、ちゃんとやってるよね」と信頼される日が来ます。

 

もし「職場の人間関係で不安になりやすい」「人との距離感が難しい」と感じるなら、心理学の知識を少し取り入れるだけでずっと楽になります。知識は武器です。

 

是非、参考にしてみてください。

 

 

『嫌われる勇気』

(岸見一郎・古賀史健):人間関係に振り回されない考え方が学べます

 

『人と上手に「うちとける」ヒント』(潮凪 洋介)

うまくやろうと思わないで、真剣すぎずに実践できる打ち解け方を紹介。ちょっとした心理学の理解が、日々の安心感や自信につながりますよ。

 

 

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