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犯罪心理学から学ぶ 家の防犯対策

私たちが安心して暮らすためには、防犯意識を高めることも大切です。しかし、ただ「気をつけましょう」と言われても、具体的にどのような行動を取ればよいのかわからないことも多いでしょう。

 

そこで今回は、犯罪心理学の視点から犯罪者の心理や行動を理解し、身を守るための防犯対策について解説します。

 

 

◆この記事を読んでもらいたい人◆ 犯罪心理学について学びたい

犯罪を犯す人の心理が理解できない

防犯知識を身に付けたい

効果のある防犯対策をしたい

 

 

 

 

犯罪心理学とは

犯罪心理学 

こんにちは、水島とうふです。(@tohumen090031)


『犯罪心理学』とは、犯罪が起こる環境での加害者、被害者それぞれの心理を分析して原因などを研究していく分野です。この心理学を活用すると犯罪抑止に繋がったり、防犯対策などにも役立ちます。

 

犯罪者を人相で判断できるのか

人相

100年以上昔、イタリアのC.ロンブローソが行った研究に「生来性犯罪人学」という説があります。

 

犯罪を犯す存在は、遺伝子や構造的に「人間とは別の生物」であるという考え方です。
例えば「人相」の特徴から犯罪者を特定するようなことです。人相は人の性格を表すことがあります。

私たちも直観的に「なんだか恐そう」「この人は悪そう」などと感じ取ることがあると思います。これは顔つきや服装、態度や口調など様々な情報から印象を膨らませています。

 

しかし、人相だけで犯罪者まで判断できることはありません

 

人相や服装は人柄を知るヒントにはなるかも知れませんが、犯罪者を見抜く証拠とまではなりません。冤罪にも繋がりかねないので、見た目の情報だけでは少し材料不足のようです。

 

 

犯罪を身を守るためのポイント

では、具体的にどのような防犯対策を取ればよいのでしょうか?

 

1. ターゲットになりにくい環境を作る

犯罪者は怪しまれることを避ける傾向があります。例えば、明るく人目の多い場所では犯行の発覚リスクが高まるため、狙われにくくなります。以下のような工夫をすると良いでしょう。

 

自宅の玄関やベランダにセンサーライトを設置する

ライトに照らされて目立つため、家の近くで不審な行動がとりにくくなります。

 

 

 

2. 犯罪者の目をそらす工夫

夜道

犯罪者は「成功しやすいターゲット」を選びます。例えば、周囲の目につきにくい場所や警戒心のない人はターゲットになりやすいです。

そのため、以下のような工夫をすることで自分が狙われる可能性を減らすことができます。

 

スマートフォンを見ながら歩かない

注意力が散漫になることを防ぎます

 

バッグを身体の前に持つ 

ひったくり被害に合うリスクを減らします

 

エレベーターや電車内で壁を背にして立つ

周囲を確認できる状態にすることで、スリや痴漢を防ぎます





 

3. 防犯意識を日常的に持つ

犯罪は「自分には関係ない」と思っていると、いざというときに適切な対応ができません。日常的に防犯意識を持ち、いざという時に備えることが重要です。

 

防犯ブザーや警報機を持ち歩く

恐怖で声が出せない状況に陥る場合、または異常を周囲にすばやく伝えたいときに防犯ブザーなどは役立ちます。また、加害者を動揺させ、被害を回避することもできます。

 





 

割れ窓理論

割れ窓理論とは、環境の乱れがさらなる悪化を招くという心理的・社会的な現象を指します。この理論は、犯罪学者のジェームズ・Q・ウィルソンジョージ・ケリングによって1982年に提唱されました。


この理論は 「建物の窓が一枚割れたまま放置されていると、やがて他の窓も割られるようになる」という考え方で、様々な環境に当てはめて考えることができます。

つまり、小さな乱れ(無秩序)が放置されると、人々は「誰も気にしていない」と感じ、さらに大きな問題(犯罪や秩序の崩壊)が引き起こされる可能性が高まるというものです。 

 

 

例1.ニューヨークの治安改善

1990年代、ニューヨーク市の警察は割れ窓理論に基づき、地下鉄の落書きや無賃乗車といった軽犯罪を徹底的に取り締まりました。その結果、より重大な犯罪も減少したとされています。

 

例2.職場や学校での影響

◆乱れた職場環境(汚いデスク、ルール違反の放置)が社員のモチベーション低下やハラスメントの温床になる

◆学校でのいじめを見過ごすと、より深刻な暴力に発展する




例3.家庭や人間関係

◆ルールを守らない行動を放置すると、家族間の規律が崩れる

◆約束を守らないことを許容すると、人間関係の信頼が損なわれる

 

 

例4.街や公共施設

◆空き屋の多い地域は窃盗や空き巣の犯罪が多く、反対に、空き家が減ると地域の治安が良くなるということになります。

 

◆綺麗に整備された公園や、街路樹の木々や沿道の管理が施されている街は治安が良い

というデータもあるようです。

 

『割れ窓理論』から学べることは、「小さな問題のうちに対処することが大切」ということです。環境や秩序の維持に気を配ることで、大きなトラブルを未然に防ぐことができます。 

 

 

割れ窓理論から考える防犯対策

割れ窓理論を私たちの防犯意識の観点で考えてみます。

 

1.ガーデニング

ガーデニング

家の庭をきれいに管理することで防犯対策になると考えられています。

 

ガーデニングを行うと家の周りも綺麗に見え、自然と通りかかる人の目を引くようになります。

すると「この家は庭周りまで管理が行き届いている」という印象を持たせるので空き巣をするターゲットから外れやすくなります。


 

2.地域ネットワーク作り

地域ネットワーク

犯罪に巻き込まれないための有効な防犯対策が、地域とのネットワーク作りです。

近隣の人々や家族、親族と日頃からコミュニケーションをとっておくと、顔見知りの関係性ができます。地域ネットワークができると、街のちょっとした変化も共有することができて治安の悪化抑止にも繋がります。また、見慣れない人の不審な行動が目立ちやすくなり、異変に気付きやすくなるメリットもあります。


ほかにも、人の心理として面識のない人よりも知人を優先して助けようとする傾向があります。

顔見知りの関係性があれば、いざという時に逃げられる環境作りが整います。例えばお子さんがいる家庭の場合、親が近くにいてあげられなくても近所の方が助けてくれる可能性も高まります。

 

 

まとめ

犯罪心理学を活用することで、犯罪者の行動パターンを理解し、より効果的な防犯対策を講じることができます。「自分は大丈夫」と油断せず、日頃から防犯意識を持つことが大切です。ちょっとした意識の差が、大きな被害を防ぐことにつながります。  

 

以上、犯罪心理学と割れ窓理論から役立つ防犯対策について紹介しました。

犯罪者側の心理を知ることを自分の防犯に繋がることもあります。

 

興味がありましたら参考にしてみて下さい。






 

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