「1日が24時間以上あればなぁ」
そんなこと考えたことはありませんか?
忙しい生活の中でやりたいことが沢山あるほどそう思うかもしれません。しかし、時間に余裕があれば自分のやりたいことが出来るかというと意外とそうでもなく、時間を無駄に過ごしてしまうものです。
実は時間に余裕のある人よりも適度に忙しい人の方が効率的に行動出来ているのではないか説をデータを取ってセルフチェックしてみました。
今回は、忙しい方が時間を無駄にせず効率的な過ごし方が出来ているのではないかということについて紹介していきます。
お金よりも時間が大切?
豆腐メンタルのとふめんです。(@tohumen090031)
「お金が大事か時間が大事か」という人生において今後も悩み続ける永遠の課題がありますが、皆さんはどちらを選びますか?
個人的にはどちらも無限に欲しいというのが本音です。
私はフリーターなので比較的自由の利く生活ですが、読書をしたりブログを書いたりライターの勉強をしたり趣味の時間に費やしたりとやりたいことが沢山あるので「1日24時間以上あれば」と考えたこともあります。正社員としてバリバリ働いていた頃は、自分の時間しかないニート生活最高じゃん、と思った時期もあります。
実際は自分の時間すら取れない人がほとんどで、仕事や家庭のために時間を割いて1日が終わる生活の繰り返しです。毎日忙しい日々を過ごしている方ややりたいことが沢山ある方は、「自分の時間がもっとあれば好きなことができるのに」のようなことを考えた経験があるかもしれません。
しかし時間が沢山あるにも関わらず、やりたいことが全然片付かなかったなんてことがよくあります。
時間が増えたとしても時間を有効に使えなければ無駄になるわけで、1日が30時間あろうと50時間あろうと無意味なのです。
1日25時間だったらどう過ごす?
もし1日25時間あれば…と考えたことはありますか?
1日25時間あればお得感がありますよね。
1日1時間長くなるだけで1年でおよそ15日間分の余裕ができます。増えた時間はどうせなら有効に使って過ごしたいと思う方も多いのかもしれません。
仮に増えたとして、自分の時間が増えるということはほとんどないと思います。
人それぞれの意識によりますが。
増えた1時間は、1時間多く働くことになるか、眠いから1時間多く寝るか、スマホをいじる時間が延びるか、現実はそんな感じだと思います。
「余裕のある時間」は思うように使いこなせないものだろうと私は思っています。
人は心の焦りや追い詰められる状況など、制限させた環境で生活している方が上手に時間を使えているような気がします。
期限や制限時間があると行動力が上がる?
1日24時間自由な人より、仕事をして1日3時間しか自由な時間がない人の方が無駄のない生活をできるのではないでしょうか。
限られた時間の方が無駄なく効率的に時間を使えている例を紹介します。
半ニートと仕事している人の時間の使い方比較
私は無職の期間を経験しているので時間のある生活も時間のない生活も経験しています。
半ニート状態の頃、生活が腐らないようにと自己管理目的として行動記録表を作っていたのですが、働いている現在と時間の使い方について比較したデータを紹介しようと思います。
まず下表の左列『ほぼ無職』がライター副業のみ行っていた時期、やる気のある時だけ時間を割いて仕事していました。
そして右側『仕事してる』が職場に勤めている時期の行動時間をまとめたものです。
個人的に仕事量関わらずブログ・ライター副業・読書は一定時間確保して継続していきたいという目標を持ちながらの行動結果です。
オレンジ枠の項目の時間が多ければ、有効に時間を使えていると思っています。
2022年1月頃の『ほぼ無職』は決まった時間に務めに行くという制限がないので好きな時にだけ仕事するという状態です。労働時間にあたる『ライター副業』は平均3時間程度、娯楽時間であるテレビ・ラジオ・スマホにかなりの時間を費やしています。
(ちなみに正月明けの超絶やる気がない時期で時間の使い方に大失敗して後悔した週です。)
続いて、2022年9月の『仕事してる』は、会社に所属して勤務している時期です。会社の就労規則に従って仕事しているので拘束時間はかなり多くなっています。
(比較的忙しく拘束時間の多い週を切り取っています。)
『仕事してる』の行動時間について、毎週続けていきたいブログは週に19時間分の時間を作れたものの、ライター副業と読書にはほぼ時間を割けませんでした。
『テレビ・ラジオ』『スマホ』の娯楽時間は利益も生まない言ってしまえば無駄な時間となるわけで、『ほぼ無職』の週53時間は使い過ぎていると実感しましたが、仕事の時間が増えることによって意識しなくても大幅に削減できています。
同様に『就寝』(←睡眠時間の間違い)時間ですが『ほぼ無職』の週66時間は仕事量の割に寝すぎている気がします。
2つの時期の行動時間を対照的にみてみました。
勤めて仕事をしている時期の方が時間的制限があるにも関わらず少ない自由時間を見つけて行動できています。一方で、ライター副業のみの「ほぼ無職」では時間の余裕がありすぎることが原因か、娯楽や睡眠時間に大きく時間を費やしてしまっています。
自分の行動記録データのように制限時間を設けた方が行動力に繋がる例をいくつか紹介します。
1.夏休みの最終日にやる宿題
学生時代の思い出ですが、夏休み・冬休みに出される大量の課題。
夏休み入ったときにちょっと頑張っていたのにいつの間にか途中で辞めて、気が付くと最終日なのに宿題が終わっていない。あれだけ休みが沢山あったのにギリギリになって焦って課題を片づける、という経験を味わった方は多いかもしれません。
2.締め切りに追われる仕事
締め切り、ノルマは職業柄によっては耳を塞ぎたくなる言葉です。いつでもいいと言われたから後回しにしていたのに、急に「明日の書類もう出来た?」と聞かれて慌ててやり出す地獄。
仕事はたいてい期限やノルマが付きものなので、どうすれば効率的に片づけられるか意識しなくても頭で考えながら目標を目指した頑張りをしますよね。
3.期間限定セール・税金や公共料金等の支払い
買物でいうと期間限定でお得になるもの。タイムセールやポイントデー、5%割引デーの日を狙って行動する人も多いと思います。
その他、期限に縛られた支払い関係といえば例えば公共料金や家賃、税金などは期限を越えると追加徴収などのペナルティが付くものもあるので払わなければならないという意識が生まれます。
4.図書館の本や借り物
他に期限があるものとして挙げられるのは図書館の本やDVDレンタルといったレンタル品・借り物です。
購入した本はいつでも読めるという安心感で積ん読ができてしまうので、買ったまま放置してしまうことがありますが、図書館で借りてきた本は2週間以内などの返却期限があるので積極的に読書しようという気持ちになります。
時間は限られた方が優先順位を間違わない
効率的な時間の使い方について私自身の行動記録のデータをもとに検証してみました。
日常の忙しさに関わらずやらなければならないノルマがある場合、変に時間に余裕があるよりも自由に使える時間が限られていて「時間がない」と感じている時の方が効率の良い時間の使い方をできるのだと思います。
時間がある状態は、「多少間違えてもなんとかなる」「無駄にしても大丈夫」という気持ちの余裕が生まれるため娯楽や睡眠など優先順位の低いものから始めてしまいます。
反対に時間に余裕がない状態では、1つの行動選択の間違いが今後の予定に大きく響きます。そのため心の中で「いつまでにやらなければならない」という焦りが生まれるため何から先にやるべきか優先順位を考えて行動するようになります。
ある程度時間に制限された生活を送っている方が優先順位は間違わないのかもしれません。
時間を無駄にしない具体策は?
では時間を無駄にしない生活を送るためには具体的にどうすれば良いのでしょうか。
今までの内容をまとめて、時間を無駄にしないで効率的な使い方をするための対策は以下の通りです。
◆予定を強引に詰める
◆他人との約束を入れる
◆自己都合だけでは決められない仕事をする
自分の意思だけでは決められない予定を作ることがおすすめです。
例えば空いた時間だけ仕事ができるような副業やスキマバイトは自分の都合ややる気で決められるのでNGです。自分がキャンセルすると相手に迷惑が掛かってしまうような予定を適度に詰めると限られた自分の時間を無駄なく過ごせるようになります。
予定や仕事を入れ過ぎると自分の時間が全く取れなくなってしまい本末転倒になってしまうので注意してください。
まとめ 無駄をなくす時間の使い方
以上、適度に忙しい方が時間を無駄にせず効率的に時間を使える説について紹介しました。
自由な時間がありすぎると優先順位を間違えて時間を無駄に過ごしてしまいます。忙しくて自分の時間が限られている方が心に焦りができて効率的に時間を使おうという意識が生まれます。
時間はあるのに有効に時間を使えていないと感じている人は、逆に予定を詰めるなどをして自由な時間を制限してみると無駄なく時間を使えるようになるかもしれません。
興味の沸いた方は是非参考にしてみてください。
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ありがとうございました