皆さんはイライラした時、どんな癒しを求めますか?
ストレスを解消する癒しグッズや癒し方法にもいろいろなものがありますが、「お香」も様々なメリットを持つ癒しアイテムです。
お香といえば和室が似合いそうな落ち着いた匂いが特徴的ですが、匂いの他にも様々な特徴や効果があるといわれています。
一言に「お香」といっても実は形も匂いも沢山の種類があります。
心を落ち着かせたい、リラックスしたい、気分転換したい、集中力を高めたい、部屋を消臭したい、長時間使いたい、強い匂いが好きなど、目的や好みによって使い分けることができます。
例えば、イライラを落ち着かせたい時は、どのような香りの種類を使えば効果があるのか知っていれば選びやすくなりますよね。
今回は、お香の基本的な使い方や形の種類や効果の違い、そしてイライラを落ち着かせたいときにおすすめのお香を紹介していきます。
お香に癒し効果はある?
豆腐メンタルのとふめんです。 (@tohumen090031)
ストレス解消法や心の癒し方は人それぞれ異なります。
自分のストレス解消法といえばどんなことが頭に思い浮かびますか?
人は自分の好きなことをしているとき、癒し効果を感じやすくなります。
例えば、好きな物を食べているとき、映画や本、マンガやゲーム、またはジムやスポーツで運動しているとき、好きな人と一緒にいるときなど、何か思い浮かぶと思います。
楽しいときや嬉しいとき、笑ったときなどに幸せホルモン「エンドルフィン」が脳内に分泌され、これが幸福感を感じさせたりストレスを癒していきます。
日頃のストレスを癒すには、いかに幸せホルモンを作り出せる状態に持っていけるかがカギです。
自分にとっての癒しやストレス解消法が分からないという方は、自分が時間を忘れるくらい夢中になれることを考えてみたり、お香やアロマ、ハーブティー、入浴剤といった様々な癒しグッズを試しに使ってみることも効果的です。
お香の効果
お香とは香木に分類される樹木の皮や根などを加工したもので、焚いたり身に付けたりして使用するものです。
お香には浄化作用があるといわれており、日本では仏壇などの供養の場面で使用するイメージが強いかもしれません。
しかしそれだけではなく、お香特有の香りは様々な効果を持っています。
1.リラックス効果
お香特有の匂いはα波やエンドルフィンを発生させます。
α波(アルファ波)とは脳波のことで、脳波がα波のときはリラックスしている状態といえます。
お香のほかにも瞑想やアロマ、ヒーリングミュージックなどでもα波を作りだすことができます。
α波の状態が続くと幸せホルモン「エンドルフィン」が分泌されます。
エンドルフィンは脳内に多幸感をもたらします。
心の疲れを癒したいときにお香を使用すると効果的です。
2.集中力を高める
お香は香木という原料から作られます。
伽羅(きゃら)、沈香(じんこう)、白檀(びゃくだん)という種類の香木がそれぞれ違う香りを発するのがお香の特徴です。
ですが、お香には香木にアロマ成分を配合させたタイプなどもあり、香りや効果の幅も広がります。アロマ系のお香だとHEM(ヘム)というメーカーなどが有名です。
例えばローズマリーなどのハーブ系のお香には集中力を高める効果があるといわれています。
3.心を落ち着かせる(鎮静作用)
お香の匂いには心を鎮める鎮静作用があります。
ストレスでイライラしている時や精神が不安定なとき、気持ちを落ち着かせたいときに使うと効果的です。
白檀、サンダルウッド系は鎮静作用が高いと言われています。
4.消臭対策
お香が放つ特有の匂いからなのか「お香には消臭効果がある。」と言われることがありますが、実はお香に消臭効果はないようです。
消臭というよりは、お香特有の香りで空間の臭いを覆い隠すというイメージです。
なのでしばらく時間が経つとまた元の臭いに戻ってしまいます。
お香の匂いは速効性があるので、焼肉臭や揚げ物の油の臭い、生ごみの臭い、気になる自分の部屋の臭いを素早く抑えたい時などの消臭対策として使うことにも効果的です。
お香の形状によって異なる使い方
お香といえば線香のようなスティック状が一般的ですが、いろいろな形があります。
練香や焼香など専門的な使われ方をされるお香を含めると種類が豊富ですが、
趣味として普段使いしやすいお香として挙げられるのは
「スティック」「コーン」「渦巻き」「ペーパー」の4種類の形です。
形によってそれぞれ効果時間や香りの拡がり方が違いますので好みが分かれます。
場所や場面を選んで使用するのがおすすめです。
1.スティック
一般的なお香が仏壇で見かけるようなスティックタイプ。
端から端まで全て燃え尽きるタイプと花火のような持ち手が付いたタイプがあります。
ブランドや種類にもよりますが燃焼時間はおよそ20分
燃え方が一定なので香りも均一に広がるのが特徴です。
デメリットは垂直に差すタイプのお香立てにセットすると高さが出るため、灰が落下した時に灰が皿からこぼれやすい点です。
2.コーン
折り返し地点にある三角コーンのような円錐型のお香。
燃焼時間は5分~10分でスティックタイプより短めです。
後半になるにつれて香りが強くなる特徴があります。
形がそのままで燃え尽きるので汚れにくいのがメリットです。
3.渦巻き
蚊取り線香のような渦巻きのお香。
燃焼時間が1~2時間と長いのが特徴的。
長時間使えるので広い空間で使用する場合に向いています。
専用の金属製のクリップを使用すると使いたい分を調節できるので便利です。
4.ペーパー
ペーパータイプの少し珍しいお香もあります。
燃焼させるタイプと燃焼させないタイプがある紙のお香。
燃焼時間は1分程度ですが比較的強めの香りなので充分部屋中に拡がります。
燃焼時間させないタイプは、クローゼットに置いたり、名刺入れや財布に入れて香り付けするという使い方をします。
【HEM】ストレスやイライラにおすすめのお香の匂い
どうしても溜まってしまうストレスを解消したいというときには、気持ちを落ち着かせたりストレス緩和する作用のお香を使用すると心に癒しを与えてくれます。
そんなイライラや不安を抑えてくれるときに適したお香の種類を紹介します。
1.ムスク
香水や車の芳香剤などでも耳にすることのある「ムスク」
ムスクとは雄のジャコウジカという動物から採れる香料のようです。
甘い香りが強いのが特徴なので好みは分かれますが、疲れを癒したり心を落ち着かせる効果が期待できます。
2.カモミール
紅茶でも有名なカモミールは白い花びらが特徴的なキク科の植物です。
ハーブとしても用いられます。
カモミールには不安や緊張の緩和、心を落ち着かせる静穏作用があり、イライラや不安を抑えたいときにおすすめです。
3.シダー
シダーとはおおまかにいうと針葉樹のことを指します。
日本でいう杉がシダーに分類されます。
シダーには鎮静作用があると言われ、緊張やストレスを抑えたいときにおすすめです。集中力を高める効果も期待できます。
紹介した種類以外にもリラックス効果や心を落ち着かせる作用のあるお香はあるので、自分の好きな匂いなどを探して相性の良いものを探してみるのがおすすめです。
おすすめお香ブランドはHEM(ヘム)
お香にもいくつかの有名ブランドがあります。
お香ブランドについて調べていくと
日本社では日本香堂、松栄堂、Kuumba(クンバ)、
アメリカ社ではGONESH(ガーネッシュ)、MISTICKS(ミスティックス)、
インド社ではHEM(ヘム)、SHASHI(シャシ)などが有名のようです。
その中でも私がおすすめするお香ブランドはインドのHEM(ヘム)です。その理由はこちら
HEMはまず、種類が200種とダントツに多いです。
マライカなどのアジアン系雑貨店に行くとよく見かけますが、どれにしたら良いか分からない程の種類が置いてあります。
探すのは大変ですがお気に入りのお香が見つかるはずです。
そしてもうひとつの特徴は価格。
スティックタイプだと1箱20本入りでおよそ300円です。
恐らく有名なお香ブランドでは最安です。
高品質のお香は同じ量で1000円くらいします。
まだお香に詳しくなくて、自分に合った香りをいろいろ試したいという初心者にもおすすめのブランドです。
お香立て(皿)を選ぶ時の注意点
お香を初めて購入するという場合に、必ず必要な道具が3つあります。(必ず必要?)
それは「お香」「ライター」「皿」です。
まず「お香」
当たりまえですが。
次に「ライター」
まあ火が点くならマッチでもろうそくでもチャッカマンでもガスコンロでも火起こしでも何でも代用はできます。
そしてお香にとって大事な道具がお香立て、いわゆる「皿」です。
コーン型やペーパー型なら耐熱性の皿があれば代用できます。
しかし一番オーソドックスなスティックタイプ(線香)は、お香を立てるための穴が開いていて、灰を受け止める広さの皿が必要になります。
なので専用の皿が必要になるかと思います。
皿を選ぶ時の注意点は「しっかり灰を受け止めるかどうか」です。
いろいろ見てみるとデザインの良いお香立ては見かけますが、中には「いやいや灰を受け止める気ないじゃん」という皿もあります。
とふめんが使用しているお香立てとHEM「レモン」のお香
この皿でもたまに灰を取り損ねます。
スティックタイプのお香はやんわりカーブしているのでまっすぐ立たないのです。
灰の掃除が面倒だと感じる方は実用性もチェックするようにしましょう。
▼スタイリッシュ系
▼タワー型
▼皿型
以上、心の不安を落ち着かせたいときに使えるお香について紹介しました。
興味を持った方は是非、自分あったお香を探してみて下さい。
お香関連記事はこちら
メンタルケア関連記事はこちら
ありがとうございました