「自分は他人よりも劣っている」
そう感じることはありますか。
他人と比較してしまう癖のある人は、劣等感やネガティブな感情を抱えやすく気持ちが後ろ向きになってしまいます。
そういった方は、他人のことを見すぎているのかもしれません。
自分より何か魅力を持っていたり飛び抜けた才能を持っている人ばかりを気にして比較対象にしているから、「劣っている」と感じてしまうのかもしれません。
劣等感が強い人の特徴は原因は何なのでしょうか。そして自信のある人との違いはどんな所でしょうか。
劣等感が強い人の特徴や原因
豆腐メンタルのとふめんです。
「自分は他人より劣っている気がする。」
そう感じてしまうことはきっと誰にでもあると思います。
劣等感は自分と他人と比べたときに感じてしまいます。
これだけ人だらけの世界で、他人と比較ばかりしていたらネガティブになってしまうのは当たり前のことです。
日本だけでも1億2000万人いる中で他人と比較していたら、誰かには勝てるけど他の誰かには必ず負ける。
完全な優越感を味わうには1番にならなければならないということになります。
誰にも負けない1番になりたいなんてことはあまりにも無謀すぎることで、「オリンピックで金メダルを獲ります」と言っているのと同じことです。
仮に1番になれたとしてもそれは一時的でしかなくて、またすぐに自分より優れた人が表れて抜かされて劣等感が強くなります。
他人と比較してしまう癖のある方は、できるならさっさと自分の負けを諦めて他の努力に時間を費やした方が良いと思います。
劣等感を感じやすい人はなぜ、人と比較してしまうのでしょうか。
1.自信のなさ
人は他人よりも優れていたいと思う生き物だ。
他人と比較してしまう原因は単純で、自分が一番、自分のことを認めていないからです。
自分には強みがなにもないから他人より勝るところを探すために比較しようとします。
それで友人との会話の中でマウントをとったり、ツイッターなどの発言を漁ったりして自分よりも劣った人間がいることに一時的に安心する。
しかし、色々な人と話すほど、ネットサーフィンしまくるほど自分の方が劣っている事実も沢山出てきます。
誰かと比較をすると一時的な優越感は味わえても、結局は劣等感に辿り着いて落ち込んでしまいます。
劣等感は誰かに劣っているという自信のなさが原因です。
2.不幸体質だと思い込む
劣等感の強い人の中には自分を不幸体質だと思い込んでいる人もいます。
他人と比較癖のある人は、比較することで自分を安心させたいはずなのに、何故か自分より劣っている人のことを見えていないふりをします。
どういうことかというと、自分より劣っている人を見つけた時は「まあこの人はこういう理由があるから」などと自分が勝つのは当たり前である理由をつけてさらっと流し、自分より優れた人を見つけては「どうして自分は劣っているのだろう」と、自分を落ち込ませます。
無意識に自分と比較して勝てる相手はいないことにしていることで、見えている相手は自分より優れた人ばかりになります。
すると当然、劣等感を感じることの方が多くなります。
極端にいえば、
「私は他人よりも能力もなくて魅力もなく、良い所がなくて運もない。私の人生は他人よりも大変で、苦しいことばかりだ」という思考回路です。
劣等感の原因は、自分を強制的に比較対象の底辺に位置付けしていることです。
自信を持っている人がやっていないたった1つの共通点
劣等感の原因は自分に対しての自信なさや自意識の強さではあるけれど、自信を持てない人に「自信を持て!」とか「ネガティブなことを考えるな」なんてことを言っても無理な話で、なんの解決にもなりません。
ポジティブの方が良い事は自分でも分かっているけど、ポジティブになれるかどうかは性格や心の問題です。「劣等感に勝て!」と言われて気合で勝てるものではなく、ポジティブに考えようとしてもすぐにネガティブがやってくるから、やり方がわからない。
落ち込んでいる人に「元気を出せ」と言ってくるような人は、他人の気持ちを理解できない無責任な人間にしか思えなくなってしまう。
できない自分を僻み、他人のアドバイスを素直に受け取れない。
劣等感やネガティブ思考は面倒くさい。
自分でもそう思うけど、個性だからの変わろうと思ってもなかなか変わらないし、完全になくなることはない。そんなできない自分にまた落ち込み、劣等感を感じてしまうということが起こります。
劣等感を解消するために必要なことは実は単純で、「他人と比較するのを辞めること」です。比較しなければ優劣も生まれず、劣等感も感じなくなります。
劣等感に打ち勝つ方法「他人と比較しない」
自信を持って生きている人は意識をしてか無意識か、「他人と比較しない」を出来ている方が多いです。
誰よりも優れて羨ましがられるような魅力を持っている人は、他人と比較して優越感に浸ったりはしません。
他人より出来ているか優れているかではなく自分にとってどうなのか、という「対自分」の意識が強い人が多いです。
「他人との比較が自分を生き辛づらくする」は、
オードリー若林正恭さんの著書「ナナメの夕暮れ」に書いてある言葉です。
「ナナメの殺し方」という章では、劣等感に悩まされてきた自分の葛藤と、劣等感の打ち壊し方を発見するところまでの考え方の変化が書かれています。
とふめん自身も心打たれた内容であり、劣等感で悩む方にとっては10ページほどの「ナナメの殺し方」の章を読むだけでも価値がある感じられる内容ではないかと思っています。
自分に自信を持たせる方法
劣等感をなくすためには苦手分野に対して自信をつけなければならない。
どんな方法だと自信に繋げることが出来るだろうか。
1.劣等感のある苦手分野で成功体験を積む
そもそもどうして自分に自信がないかというと「成功経験が少ないから」というところにあります。
コミュニケーションが苦手な人は、友達が少なかったり初対面の人とすぐに仲良く話せなかった経験があるから、さらに人見知りになるし自分から話し掛けることが怖くて自信が持てなくなります。
異性の友達がいなかったり恋人がいないから、異性と話すことに緊張してしまうし挙動不審になってしまいます。
劣等感に打ち勝つには「成功体験を積むこと」が一番の近道
苦手なことへの挑戦は壁が高いけれど、成功した時、劣等感は大きな自信に変化します。
2.自己啓発本を読む
「自己啓発本」は性格のマニュアル本のようなものです。
自己啓発系の本などを読むと自分の性格が分かるし弱点を理解します。そして改善策や考え方のヒントにもなります。
そして身についた知識が弱っているメンタルの支えとなり、劣等感が抑えられます。
しかし、注意点があります。
自己啓発本を読んだだけで、根本的な解決にはなりません。
インプットしたものはアウトプットしないと意味が出てきません。
読書は自分の背中を押してくれる道具の1つとして利用するまでで、知識を上手く活かせるようになってようやく糧になります。
劣等感の生きづらさと楽しみ方
劣等感を感じやすい人は、実際に何もかもが他人より劣っている訳ではありません。
自らハードルを高くしていたり、自分の長所を見ようとしていないだけだと思います。
自信のある人や他人との優劣関係を気にしない人は、自分の優れている面を理解していて、それを正当に評価して、だからこそ「自分に自信を持つ」ことが出来ているのだと考えられます。
ネガティブ思考の人種は、恐らくこれからも劣等感と闘い続けなければなりません。
心が弱っているときは、同じような人間を見つけて比較し合うのではなく、自分と向き合うこと。
自分に何が足りなくて、何を補えば良いのか考えて実践し、失敗と成功を重ねて地道に成長していくことです。
それがきっと生きづらさを楽しむための生き方なんだと思います。
生きづらさの悩み関連記事はこちら
ありがとうございました。