帯広競馬場。
そこは日本唯一のばんえい競馬が行われる競馬場です。
競馬場といえばどちらかというとおっさん達が集まるイメージですが、帯広競馬場は少し違います。
帯広競馬場の施設内には帯広名物グルメ店や新鮮な野菜の揃ったお土産店、さらに動物との触れ合いスペースなど、観光地要素の多い競馬場です。
なので学生や女性、カップル、お子さんのいる家族でも楽しめるように考えられた競馬場になっています。
今回はそんな帯広競馬場の施設や楽しみ方を紹介します。
「ばんえい競馬」日本唯一のそり競馬
画像:帯広市役所ホームページ
豆腐メンタルのとふめんです。(@tohumen090031)
帯広には唯一の「ばんえい競馬」が行われる帯広競馬場があります。
騎手が馬の背中にまたがって何千メートルも走る通常の競馬とは全然違います。
ばんえい競馬は直線のみで200メートルの短いコースで競います。
足場は一応ダート(砂)であり、小石で敷き詰められた砂利場のコースを、鉄ソリを引いて競う力勝負のレースです。
これは帯広の農業が盛んな土地柄が関係しています。
昔の農業は便利なトラクターもなく、馬に農機具を引かせて畑を作っていました。
馬で畑を耕していた農業開拓時代の歴史がばんえい競馬として受け継がれています。
帯広競馬場へのアクセス
ばんえい競馬が行われる場所の正式名称は「帯広競馬場」です。
駐車場は数百台分の大きなスペースがありますが、レースが開催される土、日、月はいつも混雑します。
土日やイベント開催日は警備員がついて整理を行っています。
レース開催日程は季節により異なりますが主に土曜、日曜、月曜です。
十勝の特産品売り場「とかちむら」やレストランは平日も営業しており、日中はレース開催日以外でも入場できます。
◆住所:帯広市西13条南9丁目
◆営業日
帯広競馬場:土曜、日曜、月曜
とかちむら:水曜以外
レストラン:店舗により異なる
※帯広のホテル情報はこちら
帯広競馬場「施設紹介」
帯広競馬場の敷地内には競馬場だけではなく、馬の資料館やお土産ショップ、帯広名物グルメの揃ったレストランなども内設しています。
観光目的や買い物でも楽しめる施設があるので、競馬目当てではなく訪れる人も沢山います。
施設詳細を簡紹介します。
とかちむら産直市場
お土産売り場です。
帯広自慢の野菜や食材を使った加工食品、特産品などを販売しています。
十勝の新鮮な野菜や特産品、お土産などを扱うショップの一帯が「とかちむら 産直市場」と言います。
昨日とかちむら産直市場で千円以上買い物したらくれたオレノココロバージョンの麦とポップ飲んでます☺️🍺
— 津田 麻莉奈 (@tsudamarinal) March 25, 2019
買い込んだ十勝産アスパラは茹でてマヨで。パクチーはガパオにどっさり乗せて。ばんえい記念の余韻に浸りながら幸せなお家ご飯🍴
※食べきれなかったばんえいマッシュは明日にキャリーオーバー pic.twitter.com/pkz4cPJ7E5
とかちむらキッチン
とかちむらの通路を挟んだ向かい側にレストランブースがあります。
豚丼やスイーツショップ、紫竹ガーデンカフェなど、十勝のグルメを楽しめる飲食店が3店ほど出店しています。
競馬場にはとかちむらがあって美味しい野菜や特産物がいっぱいだよ😊
— エリー (@ellys_moon) September 20, 2015
帯広名物豚丼屋やアイスもあるんだ。 pic.twitter.com/8WORzdr7Mx
馬の資料館
十勝開拓の歴史を知ることのできる資料館です。
十勝の歴史と馬との深い関わりも知ることが出来ます。
営業時間:10時~16時
営業時間:4月~11月(冬季閉鎖)
キッズルーム
積み木などの遊具が揃ったお子さんが遊べるスペースです。
施設内から競馬の中継を観ることもできます。
帯広競馬場内施設
メインである競馬に関する施設を紹介します。
とかちむらより奥の競馬場内に入るには入場券(100円)が必要となります。
※イベント開催時は無料で入ることができます。
「とかちむら」施設内で買い物をすると入場券を無料でもらうことも出来ます。
レース開催日は土・日・月ですが時期により開催時間は異なります。
冬場は開催時間も短く、午後から始まる日や夕方で終わる日もあります。
詳しいスケジュールはホームページよりご確認ください。
食事・休憩スペース
入り口にはインフォメーションがあるので初めてでもあまり困ることはありません。
インフォメーションを過ぎると、「蹄鉄」などのばんえい競馬グッズ売り場や軽食を楽しめる食堂があります。
また、競馬場内にも完全禁煙で授乳室も完備されたキッズルームがあります。子連れで競馬を楽しみたい方に便利です。
ビギナーコーナー
帯広競馬場は観光にとても力を入れているので初心者の方にも親切に対応してくれます。
食堂を越えるとビギナーコーナーがあります。
馬券の種類や買い方、投票の仕方は初心者の方にとってはよくわからないと思います。
そんな素人の方にも、馬券の記入の仕方、選び方を教えてくれるコーナーでスタッフが常駐しています。
ここで購入ルールをレクチャーしてもらえば、その場で買いたい馬の投票をすることが出来ます。
中には聞いてもいないのに狙い馬を教えてくれるおじさん方もいますよ。
(特に女性に親切)
発売窓口
馬が決まったら発売窓口の機械にて購入します。
スタッフが常在しているので記入が間違っていても教えてくれます。
この付近はオッズ画面もあるので常連、ベテランおっさん馬券師たちが密集しています。
雰囲気を味わいたい方は混ざりましょう。
パドック
会場奥のゴール付近には次のレースに出場する馬が準備しています。
ここで馬のやる気や調子を見極めて馬券を買うと当たったり当たらなかったり。
今日は特に空が綺麗だ…
— マイカ(放牧中) (@maikaumachan) September 21, 2019
@帯広競馬場 pic.twitter.com/qMD48fw4pC
観戦場所はいくつかあります。
見晴らしの良い2階スタンドや冬の寒い日や悪天候時などに助かる場内画面でも中継されます。
帯広競馬場特有の施設もあります。
エキサイティングゾーン
エキサイティングゾーンとは、コース目の前の外の広場のことです。
ばんえい競馬は進むスピードがゆっくりなので、馬を追いかけながらの応援ができます。
目の前でみる「ばん馬」は迫力あってとても興奮します。
コースの途中に山なりの急傾斜が2か所あるのが最大の見所でもあります。
競走馬は鉄ソリを引いてレースをしているので簡単には上れません。
その急斜面を一気にかけ登るためにどのように体力を温存しておくという騎手の駆け引きが勝敗に影響します。
プレミアムラウンジ
プレミアムラウンジとは見晴らしの良い3階で観戦できるリッチなスペースです。
1人500円で入場できる高級感あって少し落ち着いた空間です。
人ごみを避けて落ち着いた雰囲気で楽しみたい方におすすめです。
今日は大好きな帯広の話題を…
— シックス(旧:北海道アラサー)@JGCクリスタル維持修行中 (@hokkaidofan_jgc) March 7, 2018
帯広にある帯広競馬場。ここにはプレミアムラウンジがあり、充実した環境で競馬を楽しむことができます♪(500円)
レースも独特で、重いソリをひきながら走るというパワーと持久力を競うものとなっていて見物です!!帯広に訪れた際には是非観光してみてください♪ pic.twitter.com/r6YiAcgIgE
ばんえい競馬は当たりやすい?
JRAの中央競馬と比べるとばんえい競馬は1レース当たりの出走馬が少ないです。
(最大でも10頭、JRAは最大18頭)
つまり選択肢が少ない分、当たる確率は高くなります。
特に配当の高い3連単、連単、3連複などは大幅に可能性は高まります。
3連単の組み合わせ数だけで考えると
18頭の場合は4896通り
10頭の場合は720通りです。
3連複の組み合わせで考えると
18頭の場合は816通り
10頭の場合は120通りです。
競走馬の少ないばんえい競馬の方が当たりそうな気がしてきますね?
他の競馬で普段勝てない方でも帯広競馬場では良い思いを出来るかもしれませんね。
確率論です。
帯広競馬場のイベント開催内容紹介
帯広競馬場では季節ごとに沢山のイベントも行われます。
競馬と一緒に帯広観光も楽しめる内容が様々です。
馬とのふれあいコーナー
白馬はアイドル馬ミルキーさん
馬を間近で見られる触れ合いコーナーがあります。
※コロナ期間中の開催については公式サイトより確認を行ってください。
参考
バックヤードツアー
レース前の馬の様子や練習場、解説付きのレースなど、普段見られない競馬の裏側を観ることの出来るツアーです。
予約が必要なイベントです。
※コロナ期間中は中止されています。
人間ばん馬
10月に行われるイベント「人間ばん馬」です。
名前の通り、馬ではなく人が競争します。
一般参加で集まった力自慢のチームがソリを引いて競争するお祭りです。
応援は出来ますが、馬券は販売しません。
道新十勝川花火大会
十勝といえば「勝毎花火大会」が有名ですが
8月末ごろ、帯広競馬場の観覧席から見られる花火大会も地元民から人気があります。
以上、帯広競馬場で楽しめる観光情報を紹介しました。
競馬に興味がなくても、初心者でも楽しめる施設になっているのが帯広競馬場の魅力です。
興味が沸いた方は是非、行ってみて下さい。
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ありがとうございました