30代になってから「なぜかニキビが増えた」「治ってもまたすぐできる」と悩んでいませんか?
10代の頃のニキビとは違い、30代のニキビは生活習慣やストレス、ホルモンバランスの乱れなど、より複雑な原因が絡んでいることが多いです。そして、年齢を重ねた分「清潔感がない」と思われやすく、見た目の印象にも直結してしまいます。
この記事では、30代男性に多い顔ニキビの原因と対策、さらにおすすめのスキンケア商品まで詳しく紹介します。
顔ニキビは清潔感がない

こんにちは、水島とうふです。(@tohumen090031)
顔に目立つニキビがあると清潔感がないと見られてしまうことがあります。特に30代になると、10代、20代の思春期ニキビとは違って「生活習慣の乱れ」や「スキンケア不足」といった印象を持たれがちです。そのため、見た目の印象に影響を与える要素のひとつにはなります。
大人ニキビはストレスやホルモンバランス、食生活、睡眠不足、肌への刺激など、さまざまな要因でできるため、清潔にしていてもできてしまうことも多いです。
「清潔感」は髪型・服装・姿勢・表情などトータルで印象を作られるので、ニキビ対策やスキンケアだけで印象が良くなる訳でははありません。しかし丁寧にケアしている姿勢が相手に伝われば、それもプラスになります。
ニキビが出来る原因
ニキビができる原因には様々な理由があります。思春期でホルモンバランスが崩れやすい10代と比べ、30代を過ぎるとニキビはできにくくなりますが、食生活やストレス、肌ケアの習慣が大きく影響していきます。
1.ストレスと睡眠不足

仕事量が増え、責任も増えることの多い30代。睡眠が不規則になったり慢性的なストレスにより、ニキビができやすくなります。疲れによりホルモンバランスが乱れると皮脂の分泌が増え、ニキビ・肌荒れが起こります。それにはターンオーバーの乱れが関係しています。
睡眠不足は代謝のリズムを乱す効果がテキメンに出てきます。
睡眠は体内の組織や細胞を修復する役割を持っています。睡眠時間が足りていないと肌の修復が出来ずに免疫力が落ちてしまい、弱った肌に炎症が起きてニキビが発生します。
夜の10時から深夜2時は肌のゴールデンタイムと言われるように、この時間に睡眠をとることは肌にとって大切です。規則正しい生活リズムで過ごすと、日中に陽を浴びることになり代謝が良くなることにも繋がります。
▼ターンオーバーとは?
肌の生まれ変わる周期のこと。年齢とともにターンオーバーする期間は延びていくが、基本的に4週間で肌細胞が生まれ変わる。
皮膚はいくつかの層で構成されており、表面で外部からのバリア機能として働くのが2週間、役割が終わると角質(垢)となり、また新しい層が出てくる。
2.間違ったスキンケア

ゴシゴシ洗顔や過剰な皮脂の取りすぎ、逆に何もしていないなど、肌に合わないケアが原因になっていることもあります。自分に合ったスキンケアを見つけて実践することがニキビ対策に重要です。
3.食生活の乱れ
脂っこい食事や甘いものが多い食生活は、皮脂分泌を促進してニキビの原因になります。お酒やタバコも悪影響を与えやすいです。
4.髭剃りや整髪料による刺激
カミソリ負けや整髪料のつけすぎは肌トラブルの原因になることもあります。特にアゴやフェイスラインのニキビは、髭剃り後のケア不足が関係しているケースもあります。
 
5.脂性肌(オイリー肌)

脂性肌とは、顔がテカりやすい脂体質の肌です。
オイリー肌やもともとの体質や遺伝が関係していることもあり、より一層気を使う必要がありますが、食生活やスキンケア方法など改善できる要因でオイリー肌体質となっている場合も考えられます。
ニキビの原因となる食べ物
ニキビを予防するために食生活で何を気を付けるのかというと、ニキビの原因となりやすい食材を食べ過ぎないようにすることです。加齢とともに代謝能力は低下していくので、10代、20代と同じような食事をしていると皮脂が分泌しやすい肌質に変わっていきます。
▼ニキビが出来やすくなる食べ物、飲み物
① 高GI食品(血糖値を急上昇させる食品) 
白米、うどん、パスタ、菓子パンなど
② 砂糖・甘いもの 
ケーキ、クッキー、チョコレート、アイス、ジュースなど
③ 乳製品(乳製品に含まれるホルモンがニキビの原因になる可能性がある)
無脂肪乳、低脂肪乳、牛乳、チーズ
④ 脂質・添加物の多い食べ物・揚げ物 
フライドチキン、唐揚げ、フライドポテト、カップラーメン、スナック菓子、ソーセージ、ハム、ベーコン、バター、生クリーム、お菓子、アルコール類など
反対に肌に良いとされる食べ物はこちら
▼肌に良い食べ物
ニンジン、ほうれん草、かぼちゃ
②ビタミンB群
レバー、納豆、卵、玄米
③ビタミンC
柑橘類、ブロッコリー、キウイ
④亜鉛
牡蠣、赤身肉、大豆製品
⑤食物繊維
野菜、果物、海藻、豆類
▼ピーナッツやチョコレートはニキビが出来る?

ニキビの原因となりやすい食べ物にピーナッツをよく聞きます。一見、ピーナッツは植物性脂質なのであまり肌に悪そうな感じはしませんが、どうしてピーナッツでニキビができてしまうのでしょうか。
実はピーナッツそのものにニキビの原因はありません。原因はピーナッツを加工、調理されるときに使用される大量のバターや油のようです。チョコレートも同じように、加工されるときの大量の砂糖がニキビに関係しているようです。
ジヒドロテストステロンとニキビの関係
男性ホルモンの一つ(ジヒドロテストステロン)には皮脂腺の分泌を活性化する役割があります。この男性ホルモンはニキビ増加や薄毛にも繋がる原因になります。
男性ホルモンには良いホルモンの「テストステロン」と、多すぎると体質悪化の原因となる悪いホルモン「ジヒドロテストステロン」が存在します。ジヒドロテストステロンの分泌が少なくすることができればニキビ予防にもなります。
男性向け基本のスキンケア

1.洗顔(朝晩2回)
皮脂や汚れをきちんと落とすことで、毛穴詰まりやニキビを予防できます。 ゴシゴシ洗わず、泡で優しく洗うことがポイント。 熱すぎるお湯はNG、ぬるま湯ですすぎましょう。
おすすめ洗顔料:
【オルビス ミスター フェイシャルクレンザー】
泡立ち良く男性の皮脂に対応。シンプルで使いやすい。
【バルクオム ザ フェイスウォッシュ】
保湿成分も豊富で洗いすぎを防げる。
2.化粧水(洗顔後すぐ)
化粧水は肌を保湿して、皮脂の過剰分泌やニキビを抑える働きがあります。洗顔後すぐに使用することが重要。
おすすめ化粧水:
【無印良品 化粧水・敏感肌用 高保湿タイプ】
無印の化粧水はシンプルで肌に優しく、コスパも◎
【キュレル 潤浸保湿化粧水】
キュレルは肌が荒れやすい人にぴったりな敏感肌にも対応化粧水。
3.乳液 or 保湿ジェル
乳液や保湿ジェルは化粧水の後に使用します。
水分を逃がさず、肌をしっとりとキープする役割。乳液のべとべと感が苦手な人は保湿ジェルがおすすめ。
おすすめ乳液・ジェル
【オルビス ミスター スキンジェルローション】
化粧水+乳液が一体型
時短にもなるオールインワン型。
【Curel(キュレル) 潤浸保湿フェイスクリーム】
乾燥肌〜普通肌におすすめ。
4.UV対策(外出する日)
紫外線は肌のバリア機能を低下させて、ニキビの悪化やシミの原因になります。外にいることが多い人には必需品。
おすすめ日焼け止め:
【ビオレUV アクアリッチ ウォータリーエッセンス】
軽いつけ心地で白浮きしにくい。
【NULL 日焼け止め メンズ用】
男性の肌に合わせた設計でベタつきにくい。汗かきの人におすすめ。
ニキビがひどい場合の追加ケア
ニキビがどうしても出てしまう人は、治療薬も常備しておくと良いでしょう。
市販薬(外用薬)おすすめ:
【クレアラシル治療薬クリーム】
【ペアアクネクリームW】
ただし、赤み・腫れ・繰り返すニキビが多いなら皮膚科での診察がおすすめです。
枕カバー・バスタオルはこまめに洗濯 
髭剃り後もしっかり保湿 
甘いもの・脂っこい食事を控えめに 
寝不足・ストレスをできる範囲で改善
男が女性用化粧品を使うのはアリ?

まず、男性と女性の肌質は違います。男性用化粧品は男性の肌に合っている含有物が多く含まれています。男性が女性用化粧品を使っても問題はないですが、男女兼用かメンズ用を使用するのが効果的でしょう。
ちなみに男性は、女性の3倍の皮脂が分泌されるといわれています。化粧品によっては、男の余分な皮脂を落としきることが出来ずにテカテカ、ベトベト感が残ることがあり満足した効果が得られない場合があります。
まとめ
以上、30代男性のニキビができる原因と対策について紹介しました。
30代からのニキビ対策は、清潔感を意識するほかにも、自分の生活を見直す良い機会でもあり一石二鳥です。
▼ニキビ対策でできること
・皮膚科に相談(自己流ケアで悪化することも)
・保湿と洗顔を丁寧に
・睡眠、食事、ストレス管理の見直し
・髭剃り・整髪料の見直し(肌への刺激が原因になっている場合もある)
まずは正しいスキンケアの方法を知ること、そして日々の生活習慣を見直していくことで、ニキビ対策にも繋がってくるでしょう。
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ありがとうございました



