だんだん寒くなる秋頃。
鼻や喉の調子が悪くなることはありませんか。
でもそれは風邪の症状とは少し違う感じがして、アレルギー性のムズムズ感や息苦しさに近い症状です。
これはシラカバなどの花粉アレルギー性鼻炎を持っている人が起こりやすい症状ですが、だんだん寒くなる北海道で秋に花粉が飛ぶというのはあまり考えにくいですよね。
秋頃に花粉のようなアレルギー症状が表れるのは、もしかするとリンゴや桃、サクランボといった果物が原因かもしれません。
そこで今回は、秋に起こるアレルギー性鼻炎症状と秋の果物との関係性、対策について紹介していきたいと思います。
秋なのに花粉アレルギー症状が
冬景色へと変わり始める秋の季節、特に北海道は雪が降る前だというのに花粉症のようなアレルギー症状が発症した経験ありませんか。
くしゃみや鼻水が止まらなくなったり、喉が痛み出したり痒みが出たりという症状です。しかし、風邪のような熱っぽさやだるさは感じられません。
アレルギー持ちを自覚している人には、これはアレルギー性の不調だとどことなく分かるはずです。
へっくしょーい
私も花粉アレルギー持ちですが、秋なのに鼻炎症状が出て不思議でした。熱を測っても平熱。もしかすると秋にも多少の花粉が舞うことがあるのかもしれないと思っていました。
そこで帯広市の花粉情報について調べてみました。
秋にシラカバ花粉は飛散しない
十勝総合振興局の情報によると、シラカバ、ハンノキ花粉の時期は4月から6月。
初夏の頃には終了します。
寒くなり始める10月、11月にシラカバ花粉もハンノキ花粉も飛散しません。
それなのに花粉のようなアレルギー症状が出るというのはおかしいですよね。
この原因は一体なんなのでしょうか。
参考
原因は秋の果物?
食欲の秋とも言われるこの季節、実は果物の中には食べることで花粉と同じようなのアレルギー症状を発症する種類があります。
様々な果物が収穫の時期を迎えますが、バラ科の果物はシラカバ、ハンノキ花粉アレルギー持ちの人に反応しやすいと言われています。理由はバラ科果物のアレルゲンがシラカバやハンノキの構造と似ているからです。
これらアレルゲンとなる果物を知らずに食べてしまうと喉のかゆみや腫れなどの口腔アレルギーが起こる場合があります。幼い子や若い人はじんましんや咳が出ることもあります。
シラカバ花粉アレルギー、ハンノキ花粉アレルギー持ちの人が症状を発症しやすい果物についてまとめました。
シラカバ・ハンノキに反応する果物
カバノキ科(シラカバ・ハンノキ)アレルギー持ちの人は一般的にバラ科の果物が反応しやすいと言われています。
梅、人参、大豆、セロリなどもアレルギー反応を示すことがあります。
秋のシラカバ花粉アレルギー対策とは
様々な果物を食べる機会の増える秋ですが、シラカバなどの花粉アレルギーを持つ人は特に気を付けなければなりません。
アレルギーを発症させないためにできる対策は、一体どのようなことがあるのでしょうか。
◆アレルギーとなる食べ物を避ける
◆加工して食べる
◆アレルギー抵抗力を高めるサプリ
◆病院に通う
1.アレルギー反応するものを食べない
アレルギーを発症させない最善の方法は、アレルゲンとなる食べ物を食べないことです。
原因となりやすいリンゴやサクランボなどの果物はなるべく避けましょう。お菓子やスイーツでもアレルギーの原因となる原料が含まれている場合があります。商品の表示されている原料に注目していくことでアレルギーを防ぐことに繋がります。
2.加工して食べる
アレルギーを発症させない対策として、アレルギーの原因となる食べ物を熱処理などの加工をして食べる方法があります。
例えばリンゴなどの果物は加熱などの手を加えるとアレルゲンの構造が破壊され、アレルギー反応を起こさずに食べることができます。
リンゴを食べると喉が腫れたり痒くなったりしてしまう人は、焼きリンゴやジャムの状態で食べるとアレルギーが発症しにくくなります。
※症状の表れ方には個人差があります。
3.アレルギー抵抗力を付けるサプリ
身体の中から強くしてアレルギーに対する抵抗力をつけるという方法もあります。
免疫力向上目的や菌の力を利用したサプリメントも存在し、花粉症対策となる種類のサプリメントも存在します。
薬とは異なり、アレルギー症状を完全に抑える効果はないのでサプリメントの性質を理解した上での使用をおすすめします。
4.病院に通う
具体的な対策が分からない、アレルギーの原因の詳細が分からない場合は一度病院に行ってみた方が早い場合もあります。
アレルギー科・耳鼻咽喉科などのアレルギーを専門としている病院で診てもらう、対策を相談することが確実でしょう。
帯広市内で探せる病院を紹介します。
帯広のアレルギー科病院
花粉やアレルギー症状はどの病院で診てもらうべきなのか分からないこともあると思います。そもそも自分がアレルギー持ちか分からない場合もあるので、気になる方はまず病院で調べてもらった方が今後の自己管理をしやすくなります。
大人の場合、花粉アレルギーは鼻や喉に症状が表れることが多いので、アレルギー科や耳鼻咽喉科を専門にしている病院を探すことをおすすめします。
◆アレルギー科
◆十勝ヘルスケアクリニック
▼住所
柏林台中町1丁目1-1
◆たかはし内科・呼吸器科内科クリニック
▼住所
帯広市西三条南4丁目14三条メディカルセンタービル3F
◆たけざわ耳鼻咽喉科
▼住所
帯広市西十九条南3丁目35-4
◆帯広耳鼻咽喉科
▼住所
帯広市西一条南12丁目10
◆いしかわ耳鼻咽喉科クリニック
▼住所
帯広市西五条南24丁目18
◆耳鼻咽喉科
◆北斗クリニック
▼住所
帯広市稲田町基線9-1
◆帯広協会病院
▼住所
帯広市東五条南9丁目2
◆北斗病院
▼住所
帯広市稲田町基線7-5
◆JA北海道厚生連帯広厚生病院
▼住所
帯広市西十四条南10丁目1
◆はんがい耳鼻咽喉科クリニック
▼住所
帯広市西十六条南1丁目18-2
◆自由が丘みくに耳鼻咽喉科
▼住所
帯広市自由が丘1丁目1-11
参考
まとめ
以上、秋に発症する花粉アレルギーの原因と対策について紹介しました。
花粉アレルギーを持つ人が秋になると調子が悪くなるのは、もしかすると旬な秋の果物が原因の可能性があります。シラカバ・ハンノキなどのアレルギーは、バラ科果物のリンゴやモモ、サクランボなどを食べると喉の腫れやかゆみなどの症状を発症することがあります。
アレルギーを発症させない対策としては原因となる食べ物を食べないように気を付けること、熱処理を加えるなどしてアレルゲンを壊して食べるという方法などがあります。
具体的な対策や自分の症状が不明な場合は、アレルギー科専門の病院にまず通ってみることが良いと思います。
心当たりのある方、気になった方は是非参考にしてみて下さい。
参考
果物アレルギー・野菜アレルギー|花粉症・アレルギー性鼻炎|大阪市北区の天神橋みやたけクリニック
もうひとつの春花粉症 ~ハンノキ花粉症~ | 西宮のわしお耳鼻咽喉科
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ありがとうございました