複数人のグループで会話をしていると必ずと言ってよいほどよく話す人と全然話さない人に分かれます。
グループで話している会話を気にして見るとよくわかりますが、全員の発言量がバランスよく同じ、ということの方が珍しいかと思います。
その会話量の多い人少ない人の違いはどのようにして生まれるのでしょう。
今回は口数の少ない人に関して、性格にどのような特徴があるのかや会話の場面でどんなことを考えているのかに注目してみました。
▼この記事を読んでもらいたい人
◆口数が少ない事を気にしている人
◆他人に好かれてないと感じている
◆異性にモテない
◆会話が苦手
◆グループ内の会話に入り込めない
◆自分の意見が言えない
◆自分の発言が恥ずかしい
◆嫌われないように生きている
◆周囲の目が気になる
◆他人の反応が気になる
▼この記事を読んで参考になること
◆口数が少ない人の特徴が分かる
◆会話の苦手克服に役立つ
◆自分の性格に対してポジティブな考え方ができるようになる
◆行動・発言に対して意識が変わる
大人しい人はなぜ口数が少ないのか
豆腐メンタルのとふめんです。(@tohumen090031)
会話で口数の少ない人の理由として、会話が好きじゃないか苦手のどちらかに分かれます。
その中で「会話が好きではない」というのは、人間関係の問題、話題の興味の問題、気分的な面倒くささなどが含まれます。
口数が少ない人の具体的な理由は以下の内容です。
▼口数が少ない人の心理
1.頭の中で声に出すべきことを厳選しているため少なくなる
2.会話に苦手意識を持っていて話すことに恥ずかしさを感じている
3.感受性が鈍くて人よりも考える量が少ない
4.他人や話題に興味が薄い
5.嫌われたくないので迂闊に発言が出来なくなる
6.自信がなくて自分発信の話が少ない
1.頭の中で何を話すべきかを選ぶ人
他人に伝える必要のある事なのかを頭の中で一度考えてから会話として口に出す人は、口数が少ないと思われることがあります。
意味のない会話はしたくない合理的な人や、無意味な発言をしたいと思われたくないプライドの高い人、相手に必要な情報だけを整理して分かりやすく伝えられる頭の回転が早い人は、考えている内容は多いものの本当に必要なことのみ取り出すので発言が少なくなります。
逆に頭の中で考えていることが全て漏れ出ているような話し方をする人もいます。
感情も伝わりやすく分かりやすい性格をしているという特徴があります。
会話苦手な人からすると、思考が全て声に出てしまっている人は言葉の生産量は半端なくて凄いとは思うけど、不思議と知的には見えないイメージがありますよね。
誰かに話すわけでもなく独り言がやたら多い人もいますが、集中力が高くて自分のゾーンに入り込める人、または他人を気にしない性格です。
2.会話が苦手/発言することが恥ずかしい
こう発言したら他人に変な人だと思われないかをいちいち気にしてしまう人。
他人の反応が気になり過ぎて頭の中で考えた事を発言する前に全て打ち消してしまいます。
苦手意識が強いと焦ってしまって頭で会話の内容が整理できなくなり、そのせいで相手に伝わりにくくなって微妙な反応を頂戴します。
すると次もビビッてまた焦る。声がどもる。声のトーンが暗くなる。余計に伝わりにくくなる。
そしてトラウマが完成します。
3.感受性が鈍い
感受性豊かな人は何気ない日常であらゆることに気が付いて疑問や感想が出てきます。
「あれ?」と感じる刺激が多く脳に入り、考えていることが会話として出てくる。
日常が当たり前のことだと特に何も感じないで過ごしていると違和感を感じることも少なく、考えることも少なくなります。
他人より気付きが少なく、思考量も少なくなるので比例して会話中の発言量も減ってしまいます。
何も考えていないので口数が少ないというパターンです。
4.興味が薄い
興味や関心が少ない事には、積極的に発言しようと思うモチベーションが低くなります。
例えそれが自分の知らないことであっても、知りたいと思わない、必要のないと感じることは「まあいいや。」で済まされます。
わざわざその話題を広げることや質問することが面倒になり、発言量が減ります。
5.嫌われたくない
自分の発言をどう受け取られるかをとても気にする性格は、口下手になりやすい傾向があります。
こう発言をしたら嫌な奴だと思われないかといちいち考えてしまうタイプです。
「2.会話が苦手」の内容と同じように、他人を気にしすぎる傾向が強すぎると頭の中では思い浮かんでも不安が強くなって口に出して言えなくなります。
あるいは面倒な人だと思われたくなくて、良い人を演じすぎて何でも許容してしまう人。
「嫌なことを嫌と言えない人」「意見が違っても違うと言えない人」も同類です。
このタイプの人は頭の中で浮かんだ否定的な考えを変換して肯定に切り替えているため、本当に言いたいことが言えなくなり、発言が薄っぺらくなります。
結果的に頭の中の考えと相手の意見が違う場合は黙り込んでしまうこともあり、発言が少ないと思われることがあります。
相手にも変に気を使わせてしまう状態も起こりやすくなります。
相手に関して感じたことずけずけという人もどうかと思いますが、考え過ぎて何も言わないのも相手には不自然と感じ取られるもので、面白くないと感じさせることもあります。
「嫌われたくない」の姿勢が強すぎると不思議と人間性の魅力が薄れます。
相手に合わせるだけの薄っぺらい発言は、嫌われることは少なくなるかもしれませんが好かれることも少ないと思われます。
「好かれたい」という気持ちがあるなら、誰からも好かれようとする八方美人な姿勢はやめて積極的に発言していく方が案外うまくいきます。
6.自分発信の話が少ない
口数が少ない人には自己肯定感の低い人も多いと考えられます。
自分の発言に自信が持てないため、自分の話に誰も興味ない。
自分の話をどう思って聞いているのかが心配になり、自分に関する話をすることが恐くなります。
注目される状況に弱く、テンパってしまうこともあります。
相手を楽しませなきゃいけないという義務感に駆られて自らハードルを上げてしまいます。
7.コミュニケーションを拒否している
大人しい人の心理として、意図的に口数を減らしている場合があります。
理由は相手と深く関わる気がないということが考えられます。
相手を嫌っていてなるべく距離を置きたいのか、話す必要性がないと感じているのか、全く興味がないのか、詳しい理由は閉ざしている心を開かないと分からないでしょう。
もし自分が苦手な人とのコミュニケーションも上手くなりたいと感じているなら、自分が閉ざしている心を開く努力が必要になります。
克服方法は自分の感情に素直になること
アイドルに全財産注ぎ込んで全力で楽しんでいるオタクが羨ましい。
周囲の迷惑を気にせず自由に騒ぎまわる不良が羨ましい。
自分も同じようにオタクや不良になりたいという意味ではなくて、好きなことやりたいことをしている自由さが羨ましく見えるという意味です。
周囲からどう思われようと、何を言われようと、オタクも不良も自分の感情に正直に生きている。自分は色々なことから耐えて不自由に生きているのに。
ところで自分はいったい、何に耐えているのでしょうか。
本来、自分のやりたいことに関して他人が口出しされても気にする必要はありません。
他人に迷惑を掛けない範囲であれば、自分のやりたいことを抑える理由はどこにもないはずです。
つまり、自分のやりたいことを一番制御しているのは自分です。
私自身さえ自分を認めてしまえば感情に素直に行動できるようになります。
これは会話に関しても共通して言えることです。
相手に迷惑かけたり傷つけるようなことさえ気をつければ、何を発言しても基本的に良いも悪いもないです。
面白くなかろうが、上手く話せずに終わろうが、変な奴だと思われようが、キモいと言われようが、自分の発言には何の問題もありません。
口下手で口数が少ない理由は、口下手な自分を認めていない自分がいるからです。
口数の少ない事をコンプレックスに感じている人は慎重で客観的視野があるから、「自分の発言はこう思われそう」という不安が浮かび、口が重くなってしまうのだと思います。
人から否定される、バカにされる、変な奴だと思われる、引かれる、嫌われる、どう思われるかは発言してみないと分かりませんが、どんな結果になったとしても自分が許せさえすれば大した影響はないのです。
会話が苦手で口数が少ないという悩みの根本は自分の意識にありました。
▼口数が少ないことをコンプレックスに思っている人が覚えておくべき1つのこと
自分の性格や行動や発言を否定しているのは自分。
だから
大切なことは自分で自分を認めてあげること
以上、口数が少ない人の性格や原因について紹介しました。
興味の沸いた方は、会話に関して苦手意識を持っている人や発言ができないということなどで悩んでいる人は参考にしてみてください。
会話コンプレックス関連記事はこちら
ありがとうございました