地元民にしか知られていない帯広もう一つの隠れグルメ、それが『中華ちらし』
料亭のまかないから広まったそのメニューは、インデアンカレーにも豚丼にも劣らない美味さ帯広グルメなのです。
中華丼のあんなしバージョンともいわれる中華ちらし、一体どのような料理でどこで食べることができるのでしょうか。
今回は帯広の隠れ名物グルメ『中華ちらし』をついて紹介します。
『中華ちらし』は帯広の隠れ名物グルメ?
豆腐メンタルのとふめんです。(@tohumen090031)
おいしい名物グルメが沢山あることで知られている十勝の帯広
有名な名物グルメといえば豚丼、インデアンカレーです。その他、農業や酪農が盛んなので新鮮な野菜、スイーツなども美味しくて帯広グルメはたびたび話題になります。
そんな数多くのグルメがある中で、あまり広くは知られていないB級グルメ的な名物も帯広には存在します。それが『中華ちらし』です。
中華ちらしとは
『中華ちらし』はあまり聞き慣れない方も多いと思います。
名前から想像だと「ちらし寿司の中華版?」とも思ってしまいそうで、あまりイメージは付きませんよね。一体どんな料理なのでしょうか。
中華ちらしとは野菜や肉、海鮮、いり卵などの具材を加え醤油ベースで味付けしてご飯に乗っけた丼物系のメニューです。
チャーハンともまた違う、初見ではなんだか不思議な思える食べ物ですが、ご飯が進む味付けで一度食べるとハマってしまうこと間違いなしです。
中華丼との違い
中華ちらしは中華丼のあんかけ無しバージョンと例えられることがありますが、言われてみるとそんな感じなような少し違うような……という微妙なところ。
帯広発祥のグルメと言われる『中華ちらし』は昔、割烹料理屋のまかない飯として出されていたのが始まりと言われています。
具材や味付けには細かいきまりは特にありません。具材の定番は白菜、キクラゲ、豚肉、卵など中華料理でよく使うものです。その他にももやしやネギ、たけのこ、エビやイカなどの海鮮を入れるところなど店によって様々です。
基本的に醤油や砂糖で味付けされるものがオリジナルですが、中華系調味料の風味を感じるものや甘辛く味付けされているものなどバリエーションがあるようです。
中華ちらしは帯広のラーメン屋で食べられる?
そんな帯広の隠れご当地グルメである中華ちらしですが、どこで食べられるのか紹介します。
ローカルフードとして地元では有名になった中華ちらしは、主に中華料理屋で提供されています。らーめん屋では扱っていない店の方が多いようです。
帯広市内のラーメン屋や中華料理屋ならどこでも食べられるというわけではないので中華ちらし目的で行く場合は扱っている店をチェックしておく必要がありそうです。
ちなみに元祖中華ちらしを食べられる店は『あじ福 東店』です。かつては中華ちらしの生みの親が働いていましたが現在は娘さんがその味を引き継いでいます。
中華ちらしが美味しい店を紹介
続いては「中華ちらしを食べに行くならここ!」と話題になる中華ちらしが美味しい店を紹介します。
▼中華ちらしが食べられる主な店
1.上海
2.あじ福 東店・みなみ野店
3.春香楼
4.東海楼
5.美珍楼
6.えんきょう
7.北海道十勝料理 えん
8.かが屋 手造り中華とお惣菜の店
1.上海
大通り南24丁目から少し西にはずれた明星通りにある「中華・ラーメン 上海」
中華料理・朝鮮料理を豊富に扱う店でラーメン、チャーハン、一品料理など迷うほどの品数があります。長く続く店でファンも多く、地元民に人気高い店です。
上海の店主が作る中華ちらしは元祖に近いと語る人もいます。
▼営業時間
11:30~15:00
17:30~20:30
※営業時間は変更になる可能性があります。
▼定休日
なし
▼アクセス
帯広市西1条南24丁目4ー1
2.あじ福 東店/みなみ野店
中華ちらしの元祖が食べることのできるあじ福は現在2店舗あります。
元祖はすでに他界していますが現在、息子が「みなみ野店」、娘が「東店」を経営してその味を引き継いでいます。
中華ちらしの元祖ということもあり、中華ちらし目当てに訪れる人が多いです。
帯広 あじ福 の
— 三拍子 高倉陵 (@takakuraRyo) August 29, 2023
「元祖中華ちらし」
これが旨すぎるのよ。
東京の町中華でもメニューに入れて欲しい。
帯広グルメ、これにてフィニッシュ。 pic.twitter.com/JL8j61qb2V
▼店舗情報(みなみ野店)
▼営業時間
11:00~14:00
18:00~20:00
※営業時間は変更になる可能性があります。
▼定休日
月曜日
木曜日
▼アクセス
帯広市南の森東2丁目12-19
▼店舗情報(東店)
▼営業時間
11:00~14:00
※営業時間は変更になる可能性があります。
▼定休日
日曜日
土曜日
▼アクセス
帯広市東4条南7丁目2
東店は土・日定休日、昼営業のみなので注意。
3.春香楼
緑ヶ丘公園の少し北側にある中華料理屋『春香楼』
昼営業のみのためランチ時にはいつも混雑します。老舗感ある店です。
オイスターソースで味付けされているのが春香楼の中華ちらしの特徴。
チンジャオロースのように細切りされた豚肉、ピーマンのほか、もやしや大きなきくらげも入っています。
評判もありリピーターも多いようです。テイクアウトも可能。
安くて旨い町中華の老舗【春香楼】さんで中華ちらし
— こりん🍽 (@BEjjRFPzKj7CuOi) March 14, 2023
子供の頃から中華ちらし食べてたから、これが帯広の名物だと知ったときはびっくりだよね(σ•̀ᴗ•́)σいつ食べても美味しいし、これで650円はコスパ最高よね👍 pic.twitter.com/DczD2pgIwX
▼営業時間
11:00~15:00
※営業時間は変更になる可能性があります。
▼定休日
水曜日
▼アクセス
帯広市西10条南17丁目1-1
4.東海樓
帯広駅近く、高架橋下にある中華台湾料理屋『東海樓』
お得な中華ランチバイキングでも人気の店です。
東海樓は中華ちらしではなく『台湾式チラシ飯』なのですが、中華ちらしにあんかけが掛かったものです。これはこれで東海樓でしか食べることのできないメニューで好む人も多いです。
具材はニラ、細切り豚肉、たけのこ、いり卵です。
▼店舗情報
▼営業時間
11:30~14:00
17:00~21:00
※営業時間は変更になる可能性があります。
▼定休日
月曜日
▼アクセス
帯広市西7条南9丁目51
5.美珍楼
弥生新道にリニューアルオープンした美珍楼。駐車場も広くなり足を運びやすくなりました。土日は予約が必要なほど混雑しています。
西家で人気だったランチバイキングは移転後では行われていないようで、ランチコースメニューになっているようです。音更店ではランチバイキングをやっているようです。
帯広神社近くのカフェグリーンでまったりした後、美珍楼で中華ちらしを食べてきました。移転直後とあって美珍楼は激混みでした。#旅するジンくん#旅するカンくん pic.twitter.com/mZhTHfDlql
— East愛-D@羊飼いしゃん (@East41D) November 3, 2023
▼店舗情報
▼営業時間
11:00~14:30
17:00~21:30
※営業時間は変更になる可能性があります。
▼定休日
月曜日
火曜日
▼アクセス
帯広市西18条南4丁目2-10
6.えんきょう
大通りから少し東側、十勝毎日新聞社と同じ通り沿いにある中華料理屋。
帯広の町中華という感じの老舗感のある店、全体的に価格が安くサラメシを求めてくる人も多いようです。
ランチはエビチリ定食が人気とのこと。
▼店舗情報
▼営業時間
11:00~15:00
※営業時間は変更になる可能性があります。
▼定休日
日曜日
月曜日
▼アクセス
帯広市東1条南7丁目2
7.北海道十勝料理 えん
無国籍料理屋として様々なメニューを提供する定食居酒屋。街の中心部にあるので旅行や出張でホテル利用の方は通いやすい店。
焼肉定食、焼き魚、中華丼から麻婆豆腐までジャンルにこだわらず扱うなんでも居酒屋。
カツ2枚がバターライスに盛られたエスカロップが大重量で人気とのこと。
どれも美味しいと口コミが多く、中華ちらしももちろん美味しい。
🐴ばんば盛り3/1~3/21①🐴「えん」
— とんたん (@tontan_tonxton) March 1, 2023
最初はみんなご存知の大盛り店「えん」さん!🍚
今年は帯広のご当地グルメ「中華ちらし🍚」がばんば盛りに!?🤩
いろんな具材を楽しめちゃう素敵なメニューだ㌧🐷✨
⚠️ただし腹ペコの状態で挑むべし⚠️#ばんえい記念 #ばんば盛り #えん #中華ちらし pic.twitter.com/doDUTlfFxE
▼店舗情報
▼営業時間
12:00~14:00
18:00~21:30
※土曜日は夜営業のみ
※営業時間は変更になる可能性があります。
▼定休日
日曜日
▼アクセス
帯広市西1条南11丁目5-4
8.かが屋 手造り中華とお惣菜の店
お惣菜やお弁当を扱う中華料理店『かが屋』
大通り26丁目から少し東に入ったところにあります。
以前は藤丸デパートの地下にあった『大衆中華料理 かが屋』さんです。
テイクアウトや家でゆっくりと食べたいという方はこちらもおすすめです。イートインスペースもあります。
かが屋でテイクアウト。「迷った時には二つとも」というのが先人の智慧。先人の胃はでかかったんでしょうなぁ。お腹いっぱい。ごちそうさまでした。たいへん美味しゅうございました。#かが屋 #中華ちらし#あんかけ焼きそば #テイクアウト #テイクアウトグルメ #町中華 pic.twitter.com/xnaUICRuvS
— 山茶花六十郎 (@50rou) February 2, 2022
▼店舗情報
▼営業時間
11:00~14:30
17:00~19:00
※営業時間は変更になる可能性があります。
▼定休日
月曜日
▼アクセス
帯広市西1条南26丁目19-2 サンコーポ26 1階
帯広のローカルフード「中華ちらし」は町中華へ行こう
以上、帯広のローカルフードでもある隠れグルメ『中華ちらし』を食べられる店についていくつか紹介しました。
名物グルメが多く、隠れてしまう中華ちらしも一度食べるとやめられなくなる美味しさで、食べてみる価値は十分にあります。
大きな中華料理屋や品数が豊富な老舗では扱っていることが多いですが、ラーメン屋などでは扱ってる店と扱っていない店があります。
もし帯広の隠れ名物グルメ『中華ちらし』を探したい場合は本記事を参考にしてみてください。
帯広グルメ関連はこちら
ありがとうございました