ストレス解消やリラックスになる様々な癒しグッズがあります。
食事や睡眠、お酒や娯楽、ペットなどが癒しに繋がる定番ですが、「観葉植物」もまた癒し効果のあるアイテムの1つです。
観葉植物は、空気を綺麗にする作用があったり、デスクワークで疲れた目を癒してくれる役割があったりと、部屋に置いておくだけでリラックス効果に繋がるメリットがあります。
しかし、猫などのペットを飼っている場合、インテリアとして観葉植物を置いておくには注意が必要です。
観葉植物の中には犬や猫にとって有毒な成分を含んでいる種類もあります。
ペットが部屋をうろうろしている時に、植物にいたずらしたり齧ったりすることも考えられます。もしその観葉植物が動物にとって有毒だった場合、最悪死の危険性もあります。
ペットを飼っていて観葉植物を置きたい場合、予想外の事故が起こる可能性があるので、ペットにとって安全な植物、危険な植物を知っておく必要があります。
そこで今回は、観葉植物を部屋に置く時の注意点、猫にとって有毒な植物と猫に安全な観葉植物の種類を紹介していきます。
観葉植物が部屋にあるメリット
豆腐メンタルのとふめんです。(@tohumen090031)
癒しグッズにもいろいろありますが、観葉植物も言ってしまえば癒しグッズです。
ご存知の方も多いかもしれませんが、部屋の中に植物を置くメリットは色々あり、癒しやリラックスに繋がる効果が大きいです。
家で育てられる観葉植物には種類が沢山あります。見た目もいろいろなのでインテリアとして好みの種類がきっと見つかりますし、水やりや温度管理が簡単な初心者向けの種類など育てやすさで探すことも出来るので、意外と楽しみ方の幅があるのも魅力です。
▼他の癒しグッズについて探している方はこちらもどうぞ
緑色は人をリラックスさせると言われている色なので、観葉植物は色の観点でも癒しを与えてくれます。
自分に合う観葉植物の選び方
観葉植物といっても見た目や大きさ、育てやすさなど、沢山の種類があるので、どれを選べばよいか迷ってしまうことがありますよね。
見た目の印象で気に入ったものがあればそれが一番ですが、なかなか決められないという場合もあると思います。
そんなときは自分の生活スタイルに合うかどうかで探していくことがポイントです。
部屋の印象を変えたいならサイズ感やデザイン、水やりが面倒なら管理のしやすさ、風水や運気を気にする方なら置きたい場所、ペットがいるなら動物への安全性などをイメージして考えていくと、自分に合った観葉植物が見つけやすくなります。
▼自分に合った観葉植物の探し方
・水やりの頻度はどれくらいか
・乾燥に強い品種かどうか
・害虫のつきやすい品種かどうか
・日陰でも生育できる品種なのか
・生育温度はどれくらいか
どこに置くかを考えるとサイズや形を絞りやすくなります。
・床置きの大型サイズ
・出窓や棚に向いた中型、小型サイズ
・吊るすタイプ
・~1000円 小型
・1000円~10000円 中型・大型
・10000円~ 大型
品種によって運気がアップすると言われているものもあります。
・金運
・仕事運
・恋愛運
植物によっては動物に有害な物質を含む品種もあります。
いたずらしたり食べてしまうこともあるのでペット買っている方は安全性も考慮することをお勧めします。
猫がいる家に観葉植物を置く時の注意点
観葉植物を部屋に置くことによるデメリットというのはあまりないのですが、犬や猫などのペットを飼っている場合、そのペットと植物との相性の問題が出てきます。
例えば、部屋で放し飼いの猫は観葉植物を見つけていたずらしたり、食べてしまうことがあります。観葉植物には人にとって無害でも犬にとって有毒、猫にとって有毒、あるいは両方に有毒の植物があります。
植物によっては麻痺や痙攣、死の危険性もあるので知らなかったでは済まない問題になります。
置き場所にも注意が必要です。不安定な場所に観葉植物が置いてあると、猫が葉にじゃれたり飛びついたときに鉢ごと倒してしまう可能性も考えられます。
また、受け皿の管理にも気を付ける必要があります。植物に水をあげると下の受け皿に水が溜まります。
皿に水が溜まっていると猫は飲み水と勘違いして飲んでしまうことがあります。しかし、受け皿の水は不衛生なのでカビや雑菌が繁殖している可能性があるので間違って飲んでしまうと体調を壊す原因になります。
▼観葉植物を部屋に置く時の注意点
◆植物は不安定な場所に置かない
◆受け皿の水は捨て、こまめに掃除する
猫に有毒な観葉植物
もしペットを飼っている場合は、ペットにとって有害性があるかどうかを確認して選ぶ必要があります。
猫にとって有害な成分を含む植物、猫にとって有害な成分を含む植物などがそれぞれあります。
置き場所に気を付けていたとしても何かのきっかけでいたずらしてしまうことも考えられるのでペットとの相性は確認しておくことをおすすめします。
庭の花壇や野菜、散歩中に咲いている花を誤って食べてしまうこともあります。皮膚に触れたり口の中へ入れてしまったときに、植物によって様々な症状が表れる可能性があります。
▼猫に有害な植物・花
・過呼吸、麻痺、痙攣
◆アロエ
・下痢
◆アサガオ
・下痢、嘔吐、血圧低下、幻覚
◆カーネーション
・皮膚炎、胃腸障害
◆ユリ
・腎臓障害、腎不全
◆バラ
・呼吸困難
◆チューリップ
・下痢、嘔吐、痙攣、腎不全
◆スズラン
・下痢、嘔吐、溶血、心不全
◆スイセン
・下痢、嘔吐、血圧低下、心不全
◆シクラメン
・嘔吐、下痢、胃腸炎
◆ヒガンバナ(彼岸花)
・下痢、嘔吐、麻痺
◆ポインセチア
・下痢、嘔吐、皮膚炎
◆ベゴニア
・嘔吐、下痢、皮膚炎、痙攣
◆ネギ類
・貧血、血尿、呼吸困難、痙攣など
◆キク
・皮膚炎、嘔吐、下痢、肝臓障害
▼猫に有害な観葉植物の一例
・皮膚炎、腫れ
◆ベンジャミン
・中毒、細胞損傷
◆ポインセチア
・皮膚炎、嘔吐、発熱
◆アイビー
・下痢、嘔吐、腹痛
◆ディフェンバキア
・皮膚炎
◆ドラセナマッサンゲアナ(幸福の木)
・嘔吐、下痢、麻痺
◆ヒイラギ
・嘔吐、胃痛
◆カラジウム
・口腔炎、嘔吐
◆スパティフィラム
・口腔炎、嘔吐
◆セラーム(セローム)
・呼吸困難、皮膚炎、嘔吐
◆モンステラ
・皮膚炎、腫れ
観葉植物を置こうと考えている方は、人気の観葉植物の中でも猫との相性が悪い植物があるということを覚えておいた方がよさそうです。
猫は毛玉を吐く目的で草を食べる習性があります。
他にも、葉っぱの揺れが狩猟本能を刺激して食べたり齧ったり、植物に触れた後に毛づくろいをして有毒成分が体内に入るなどの可能性があるので注意してください。
猫を飼っている人で観葉植物を置きたい人の対策
お家で猫を飼っていてもインテリアや癒し目的で部屋に観葉植物を置きたいという方は多いと思います。
しかし、猫はいたずら心で葉っぱを齧ってしまうことがあります。
それがもし猫にとって有害な植物だったとしたらペットを危険にさらすことになってしまいます。
猫がいるけど観葉植物を置きたいという方はどのような対策をとればよいのでしょうか。
1.観葉植物のガードを作る
観葉植物の鉢を置いておくと、葉っぱではなく土に興味を示すをネコちゃんもいます。
土をいたずらされたりするとネコちゃんも部屋も汚れてしまいますし、土の中には肥料や虫よけの薬が入っている場合もあるので誤食してしまうと危険にさらす可能性もあります。
そこで鉢に被せる蓋「プランツテーブル」がおすすめです。
鉢の大きさに合ったプランツテーブルを置くだけで土が隠れ、いたずらされる心配が減ります。
そして鉢自体がおしゃれなテーブルにも変わるので一石二鳥です。
葉や茎のガードにはならないので、基本的に猫と相性の悪い植物は避けた方が良いです。
2.ついたてゲート
好奇心旺盛なニャンちゃんだとどうしても観葉植物に近づいていたずらしてしまうこともあります。
そんな時は物理的に植物に近づけさせないようにする「ついたてゲート」で対策する方法もおすすめです。
観葉植物を柵(ケージ)で囲うことでニャンちゃんが近づいても触れさせないように出来ます。
木製のケージを用意すればインテリアとして浮くこともなく部屋に馴染みます。
3.フェイクグリーンを置く
ペットがいるけどどうしても部屋に緑が欲しいという方はフェイクグリーン(造花)を置くことも一つの方法です。
フェイクグリーンであれば猫に有毒という心配もなく、プランツテーブルやついたてゲートよりも安全性は高いです。
しかし、花が咲いたり成長することはないので育てる楽しみは感じられません。
猫ちゃんの安全が第一で景観目的で良いならフェイクグリーンがおすすめです。
4.木酢液をかける
本来の木酢液の使い方は病害虫予防のために植物や土にかけるものです。
木酢液は酢っかい臭いが特徴的で猫などの動物も嫌う臭いなので、観葉植物にかけることで猫よけ対策として使うことが出来ます。
適性な濃度で使用すれば猫にも安全です。
5.猫にとって無害な観葉植物を選ぶ
フェイクグリーンか猫に無害な観葉植物を選ぶことが安全性は高いと思われます。猫に無害な植物ならば、もし間違って誤食してしまっても体調を壊す心配も少ないです。
ついたてゲートやペット避け用のガードを作っても万が一ということもあるので、観葉植物を置く時はペットにとって安全な種類を選ぶことが大切ではないかと思います。
それでは猫にとって安全な観葉植物にはどのような種類があるのでしょうか。
猫に安全な観葉植物の品種
観葉植物として人気があったり定番の品種は、比較的管理が簡単で育てやすいという特徴があります。
猫に安全かつ、小まめな管理が苦手な方や初心者の方でも育てられる品種をいくつか紹介します。
1.サンセベリア
アフリカに生息する植物で、肉厚な葉が特徴的です。
乾燥に強いので初心者でも育てやすいです。
空気清浄作用があると言われる植物としても有名です。
2.オリヅルラン
長くまっすぐな葉が特徴的なキジカクシ科の植物で、猫に安全な植物です。
空気清浄効果が高いと言われるので観葉植物として人気です。
比較的寒さに強いので育てやすい品種です。
3.パキラ
パキラは乾燥に強く害虫対策も少ない初心者の方でも管理しやすい観葉植物です。
日陰でも育ちやすい品種で乾燥にも強く、水やりは少ない方が良いです。
4.ペペロミア
コショウ科の植物と聞くと一見刺激がありそうですが、猫には無害な植物です。
小柄で肉厚な葉っぱの見た目が可愛くインテリア向きな観葉植物です。
5.アレカヤシ
濃い緑で細長い葉の形が特徴的なヤシ科のアレカヤシ。南国チックな見た目の観葉植物でインテリアとして人気です。
土が乾燥すると枯れやすいので小まめな水やりが必要な品種ですが、比較的育てやすくて人気があります。
ヤシ類は葉からの水分で湿度調節してくれる働きもあります。
6.ガジュマル
ガジュマルは熱帯などの温かい地域に分布する植物で比較的育てやすい観葉植物として人気です。
気根と呼ばれる太い根っこが特徴的です。
7.エバーフレッシュ
昼に葉を開き、夜は葉を閉じる特徴のある観葉植物です。
東南アジアなどの熱帯に生息する植物なので寒さには弱いです。
以上、猫を飼っている方におすすめ、猫に安全な観葉植物や猫に有毒な植物の種類などについて紹介しました。
観葉植物はフィトンチッドによるリラックス効果や視覚的な癒し効果も期待できる癒しアイテムですが、種類によっては動物に有毒な成分を含む植物もあります。
また、猫は揺れるものに興味を示すので植物の葉を食べてしまうこともあります。猫に安全でもインテリアとして置いた植物の葉がボロボロになってしまうこともあります。
観葉植物を選ぶ際は、猫との相性や置き場所の配慮にも注意が必要です。
▼猫を飼っている場合の注意点
◆不安定な場所に植物を置かない
◆届く所にあると葉が食べられる可能性あり
◆受け皿に水を溜めない
猫を飼われている方で観葉植物に興味を持った方は是非、参考にしてみて下さい。
参考
癒し対策関連記事はこちら
観葉植物関連記事はこちら
ありがとうございました