森林浴はリラックス効果が高い、ということは皆さんも知っていると思います。
自然の中で感じる音や匂いは、心を癒す効果があると言われています。
その秘密は、マイナスイオンやフィトンチッドといわれる化学物質が関係しています。
自然に囲まれた公園を散歩すると、やストレス軽減に繋がり、「うつ予防」などのメンタルヘルス対策にもおすすめです。
今回は森林浴のメリットや、フィトンチッドなどを紹介します。
心が癒される森林浴

こんにちは、水島とうふです。(@tohumen090031)
森林浴は身体に良いと聞きますよね。具体的にはよく知らなくても、木々の音や鳥のさえずりを聞きながら木陰を散歩するのは気持ちいいです。
メンタルカウンセリングには『自然療法』というものがあるように、リフレッシュ効果やストレス軽減、うつ予防などのメンタルヘルスケアにも多くのメリットがあります。
自然に囲まれた森林は、澄んだ空気や植物の匂い、風の音や鳥や虫の鳴き声、木漏れ日などが感じられることで心の癒しに繋がります。
その理由は森林の中に発生している「マイナスイオン」や「フィトンチッド」によるものです。
フィトンチッドの効果と特徴

森林浴のリラックス効果にはフィトンチッドというものが大きく関係しています。森林浴で得られるフィトンチッドやマイナスイオンの効能を利用した芳香剤も最近増えてきています。なぜフィトンチッドが注目されているのでしょうか。
森の香り フィトンチッドとは?
フィトンチッドは、樹木が放出する揮発性の化学物質で、主に抗菌・防虫・防腐・脱臭・消臭作用を持っています。森の中で感じる爽やかな香りは、まさにこのフィトンチッドの成分によるものです。
フィトンチッドは植物の腐敗臭や動物の死骸の悪臭も防ぐことができ、爽快感のある森林の匂いを作り出します。リラックス効果の高い香りなので芳香剤としても使われています。
リラックス効果(ストレス軽減)
フィトンチッドには副交感神経を活性化させる作用があり、リラックスしやすくなります。 森林浴をすると、心拍数や血圧が安定し、ストレスホルモン(コルチゾール)が減少すると言われています。
免疫力向上
フィトンチッドは、NK(ナチュラルキラー)細胞の活性を高める効果があるとされ、病気予防や健康維持に役立ちます。
快眠効果
自然の香りとリラックス効果で、睡眠の質が向上すると報告されています。 森林浴をした日には、入眠がスムーズになりやすいと言われます。
集中力アップ
森の空気を吸うことで、脳の疲労が軽減し、作業効率や記憶力が向上する可能性があります。 仕事や勉強の合間に森林浴を取り入れるのもおすすめです。
森林浴の良さと実践方法
🌲 30分〜1時間の森林浴で十分なリフレッシュ効果が期待できます。
🌲 スマホを見ずに、自然の音や香りを楽しむ。 深呼吸を意識しながら歩く。 可能なら朝〜昼の時間帯がおすすめです。(日光浴効果も同時に得られます)
参考にさせていただきました
森林浴にストレス解消効果があるのはなぜ?

森林浴がストレス解消にも繋がると言われています。
ストレスは怒りやイライラが起こる興奮状態の時、身体では交感神経が活発に働いている状態です。反対に森林浴をしている時のリラックス状態にあるときは副交感神経が働いています。
「メラトニン」と「コルチゾール」
森林浴をすると、木々の香りや陽の光などのさまざまな自然の力に囲まれて幸せホルモン「メラトニン」が増加します。
メラトニンが増加すると不安やイライラが抑えられます。
一方でうつ病や不安、イライラを起こす原因であるストレスホルモン「コルチゾール」の分泌は抑制されます。
つまり森林浴は、精神的に良い影響を与える幸せホルモンの分泌を促し、悪い影響を与えるストレスホルモンの分泌を減らしてくれる働きがあります。ストレスホルモン「コルチゾール」を溜めないようにすることがうつ予防、セルフメンタルケアの対策にも繋がります。
副交感神経が優位の状態を多くすることで、ストレス対策に繋がり精神面のバランスを良く保つことができます。
副交感神経が優位に働いているときはいつ?
まとめ 森林浴には魅力がたくさん
以上、森林浴が心を癒す理由やフィトンチッドの効果について紹介しました。
自然が持つ力にはいくつもの大きなメリットがあります。
フィトンチッドの効果を活用した森林浴は、ストレス解消・免疫力向上・快眠・集中力アップなど、多くのメリットがあります。忙しい日常の中でも、週末に自然に触れる時間を作るだけで、心身の健康に良い影響を与えてくれます。
日々の疲れやストレスで心が負担を抱えていると感じたら、気軽に森林浴を楽しんでみてください。
参考
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ありがとうございました



