飲食店の取材をしたい。
と、最近考えている。
週に数回、カフェやレストランで外食して美味しい料理を楽しみながらブログやインスタに載せている。それでも満喫はしているのだが、ただ感想を書き続けるよりも、お店の人と会話をした方が、お店の魅力や店主の思いをより深く知れると思った。
ただそこには一つの壁を乗り越えないといけない。
飲食店は食事するために行く所だ。ただの一般人が、食事を食べに行くのではなく「お話を聞かせて下さい」と伺って相手してくれるのだろうか。もちろん店員と会話しながら食事をするという常連の楽しみ方もあるが、それとは少し訳が違う。
水島とうふは取材に関して全くの素人だ。
どこかの出版社に勤めていたわけでもないし、グルメ系雑誌の制作に携わった経験があるわけでもない。どんな準備をして、どんなアポ取りをして、どんな質問をするべきなのか、何もわからない。
最近のグルメ系インスタグラマーの投稿は、素人とプロとの区別がつかないほどレベルが高い。店の外観から始まり、できたての料理の湯気まできれいに映す。「撮ることに夢中で料理を食べること忘れてない?」とさえ思う。それくらい完成度が高い。
グルメ系インスタに出てくるプロと一般人の境目のような人たちは、どのように取材・撮影しているのか気になる。きちんと店の撮影許可をもらっているのか、それとも普通の客の一人として勝手に撮っているだけなのか。そういうことも飲食店一つずつ回って聞き取りしてみたい。
何が正解かも分からないけれど、一応『おびひろぐ』という地域ブログを発信している身としては、グルメ系取材の経験は積みたい。取材をして、自分の言葉や表現力で飲食店の魅力をブログやインスタグラムで発信したい。
帯広市は入れ替わりの激しい街。新しいカフェなどの飲食店が次々とオープンする一方で、静かに閉店していく店も多い厳しい世界。見る方だけではなく、飲食店の方にも宣伝効果となって喜んでもらえるような投稿を広めていきたい。
ブログを発信しつつ、帯広の飲食店に貢献したい。
そんな野望と裏腹にネガティブな自分との葛藤もある。
真面目に学校教育を受けた賜物(皮肉)
『オードリーのオールナイトニッポン』の中で若林は、春日のことを「日本教育の最高傑作」と表現したことがある。
これは春日が、言われたことを一生懸命やるからである。
指示されたことを何の疑問も思わずに指示通りに遂行する。人を扱う立場からしてみると、そんな従順で優等生な部下はありがたい。だから台本という「型」があるテレビ番組にとって春日は使いやすく、年間の番組出演本数ランキングで1位を取るほど需要がある。
しかしこれはもちろん相方・若林の皮肉であって、逆にいえば言われたことしかできないのである。
例えば、漫才のネタ作りやオチまで組み立てたエピソードトークをするような、自分から何かを生み出すことが春日は苦手だ。教わったことを教わったように模範すれば高得点を取れるのが日本の学校教育であり、その大成功例が春日なのだ。「この通りにやって下さい」が得意で、期待通りに実行する。
ラジオを聴いていて、面白さと同時に少し傷つく。いわゆる学校では優等生キャラだった水島とうふは春日と同じで、教えられたことじゃないとうまく動けない。自分のゴール地点をどこに作ったら良いのかが分からない。だからどうすれば良いのか、何をしたら良いのかも分からなくなる。
学校で勉強のできる優等生が、必ずしも仕事ができるとは限らない。
ホリエモンの正論
最近、YouTubeの動画広告などに登場してくるホリエモンが、とても真っ当なことを言い始めて不意に平手打ちされたような気分になる。
動画広告はある社会人とホリエモンの面談スタイルの内容だ。仕事の悩みを打ち明ける相談者に対してホリエモンは、「行動すればいいじゃん」といとも簡単そうに言い放つ。
相談者が頭で抱えているであろう様々な不安や悩みに対して、色々な感情をすっ飛ばして一言で片づける。「それができるならやっている」と口答えしようものなら、それ以上の正論を威圧して浴びせられそうだった。
とりあえず行動すればいい。ダメだったら対策を考えてまた行動すればいい。
言い訳は逃げだ。
どこまでも正論を真正面からぶつけてくる。
人には個性や性格があって、繊細な人もいて、なかなか勇気を出せない人もいるし、失敗したら他人以上に傷つきやすい人もいる、トラウマがある人もいる。そんな人それぞれの難しい事情があって行動ができないのに、結局行動することが成功へ導く。
正しい。ど正論。
YouTubeを観るのが嫌になった。早くスキップのボタン出てくれ。
正解を探したくてチャットGPTに質問した
未知のことをやってみたい気持ちはあるのに、勇気が出ない。新しい仕事を覚えるときもそう、未経験の小さな作業一つ一つに大きな勇気がいる。
見えない世界には恐怖がつきものだ。
恐怖心の本質は「間違えたくない」
新しく挑戦することは、それが正しいのか間違っているのかすら分からない。間違えたくない、と思うほど恐怖心は大きくなる。
記者でも雑誌編集者でもない、ただ好きに文章を書いている水島とうふが飲食店へ出向いて取材をする。誰が見てくれているかも分からない個人ブログと個人インスタのために。
不安を少しでも取り除きたくて、チャットGPTに尋ねてしまう。
『その辺の素人ブロガーが飲食店の取材をしてみても良いと思いますか?』
返答は
『もちろん大丈夫です!』
肯定してくれた。嬉しい。
ご丁寧に取材のマナーから失礼に当たらないための注意点まで教えてくれた。
とても仕事ができるチャットGPT先生。
一旦、外に正解かどうかを投げてみないと怖くて進めない。自分の意思だけで決められないダサさは否めない。しかし、悩んで諦めるよりは良いことだと正当化して少しずつ進んでいく。
でも、誰かに答えを求めると、自分の逃げ道がなくなっていくことも薄々気付いている。臆病者で失敗したくない繊細人間なりのやり方で、地道に準備を進めている。
飲食店の皆さん、お店に挙動不審なやつが取材に来ても気味悪がらないでください。
店や料理の魅力を聞きたいだけですので。



