何年か前からアイドルに興味を持って今も続いているオタクなのですが、
同じ様にアイドルを推している「オタク」は私以外にも何千何万人と存在します。アイドルに関わらず、タレント、アニメ、VTuber、ジャニーズなどと何かしら推しがいることは若い世代では当然のようです。
ツイッターで共通のアイドルグループが好きなアカウントをチェックすることがあるのですが、同じアイドルの推し方や応援の仕方に違いがあることが分かってきました。
例えば恋愛対象としてみているガチ恋勢、親目線で応援するおじさん達などです。
そこで今回は、アイドルオタクの生態はどのような人たちがいるのか分類してみることにしました。
アイドルオタクのイメージは嫌悪感?
豆腐メンタルのとふめんです。(@tohumen090031)
以前の記事でも私が日向坂46ファンであることを話したことがあるのですが、現実にもネット上にも共通の趣味を持つ友達はいません。それは自分が日向坂好きのオタクだということを周囲に知らせていないからで、オタク友達作りもしていないからです。
周囲にオタクだとバラさない理由をなぜかと自分で考えてみたところ、自分がアイドルオタクにあまり良いイメージを持っていないからだと感じました。つまり自分がアイドルオタクに嫌悪感を持っていて、アイドルオタクを公言することで自分が嫌悪感を抱かれると思っているんですね。
自分が思うオタクのイメージといえば、ファッションや髪形など自分の身だしなみにあまり気を使わない人、清潔感のないイメージが残っており、それは『電車男』が流行った頃の初期オタクのイメージであることは分かっているのですが、今だにそのダサいイメージが抜けないからです。
また自分の趣味やアイドルを優先に考えていて、考え方に偏りがある、他人とのコミュニケーションや配慮に足りない部分があるというイメージも持ってしまっています。
オタク = カッコ悪い?
オタク = 自己中?
これは偏見でもありますが事実の部分もあると思います。
しかしツイッターなどのSNSを見ていると、最近では既婚者のオタクや女性のアイドルオタク、見た目も性格も普通でオタク感のないアイドルファンも沢山存在します。
実際、芸能人やプロスポーツ選手でも多くのアイドルファンが増えています。
オタクという枠組みの中にも様々なタイプがいて、その中の何割かがアイドルに興味ない人から嫌悪感を抱かれるタイプのオタクなのではないかと思います。世間的にイメージの悪いオタクが印象的だからこそ、自分みたいにオタク全般に嫌悪感を抱く人がいるのかもしれません。
私も日向坂ファンを名乗るツイッターなどのSNSを見はじめてから様々な立場、形で応援するオタクがいるのだと感じました。そこで様々なアイドルオタク人種をいくつかに分類して紹介していきたいと思います。
アイドルオタクのタイプを分類してみた
アイドルオタク、通称『ドルヲタ』。
アイドルファンは一般的に男性がハマるもので、可愛いからというのが理由として多いのかもしれません。それは間違いではないのかもしれませんが、同性のアイドルファンもいれば親目線で応援しているファンなど様々なタイプがいるようです。
アイドルの応援の仕方についてまとめてみました。
▼アイドルオタクの種別一覧
2.性癖
3.親目線
4.神推し・全貢献タイプ
5.スポーツ観戦タイプ
6.憧れの存在
7.評論家・プロデューサータイプ
1.ガチ恋勢
これはアイドルにガチで恋をしている、恋愛感情を抱いているタイプのオタクです。アイドルと同年代の中高生・大学生に多い傾向ですがおじさんの年代にもいることはいます。
清楚、清純で顔の良い王道なザ・アイドルを好む人が多く、純粋で真面目な男性がガチ恋勢となりやすいです。アイドルの子は基本、ファンを全面的に受け入れてくれるので彼氏のように振り舞いだす人もいます。
生真面目すぎて世間との感覚がずれていたり冗談と本当の区別がつかなかったりするのもこのタイプです。
例えば芸人によるアイドルへのイジりを本気で捉え、好きな子が傷付けられたのではと思い激怒してSNS上で意見してしまうこともあります。
ちなみにガチ恋勢が好むのは、顔面偏差値の高い正統派アイドル、オタク趣味を持った子や少し影のある控えめな性格の子です。
2.性癖
言ってしまえば性の対象として見てしまっている変態オタクです。グラビアアイドルやセクシー女優を見るのと同じ感覚。多くは説明しませんが、まあそういう人もいるでしょう。
グループ活動やアイドルの人間味にはさほど興味なく、とにかく気になるのは容姿。アイドルを真剣に応援している人から嫌われやすい。
3.親目線タイプ
親目線タイプとは、自分の子供をみるような目線で応援するタイプです。30代以上の比較的高めの年齢層や実際に子供のいる人が当てはまりやすいです。女子オタクでこの分類に入る人もいます。
困難を乗り越えながら成長していく過程や頑張る姿に心を打たれやすい感動屋タイプで、顔や人気順の優劣をあまり気にしないオタクも多いのがこのタイプです。ただ、アイドルのどんな行動にも甘く寛容になりがちで、SNS上で度の超えた持ち上げやフォローが痛いと思われてしまうこともあります。
4.神推し・全貢献タイプ
グループの中の1人を特に推し、その子の力になれることならなんでもしようとするのが神推しタイプ・全貢献タイプです。
特定の推しの子に過剰な愛情を注ぎ、近い距離感で応援、支援してあげたいという特徴があります。
例えば、生写真やグッズはコンプリートしないと気が済まない、ライブの際には会場にメッセージ付きの祝花を贈る、握手会系イベントには欠かさず参加、アプリゲームイベントではいくら課金してでも上位を狙う、などがあげられます。
推しのアイドルに常に認知されていたいという願望もあり、ライブでも握手会系イベントでも積極的に自分をアピールして彼氏や友達のような振る舞いをすることもあります。
熱量が大きい分、捧げた分の見返りがないと逆上する人も存在します。推し活はあくまで自己満であるのに、推しのためを思って努力しているという利己主義の意識が強い人と日常生活で接する際は注意が必要かも知れません。
ちなみに熱しやすく冷めやすいタイプでもあります。
5.スポーツ観戦タイプ
アイドルをスポーツのようにアスリート感覚で応援しているタイプも存在します。
女性アイドル寿命は短命で、見えないところでの苦悩や努力、活動の幅広く多忙なスケジュール、ライブでの熱量の高さなど、スポーツに通ずる共通点が多いと感じるオタクは意外と多いようです。
スポーツ観戦タイプのオタクは「熱くなれるもの」が観たいという感覚がどこかにあるので、感情移入しやすい人、自分自身も何かと闘っている人などが当てはまる傾向があります。
このタイプは個人よりもグループ全体、箱推しとしてアイドルを応援している人が多い特徴もあり、いわゆるオタク感が少ないのはこのタイプかもしれません。
6.憧れの対象
キラキラした存在であるアイドルは憧れを抱かれる存在でもあります。憧れの対象タイプは女子オタクに多い傾向があります。
自分もこんな風に可愛くなりたい、脚光を浴びたい、輝きたいなどの感情がいつの間にか同性のアイドルに夢中になるオタクになります。
中にはアイドルの衣装を手作りしてコスプレしたり、髪形やメイクを真似たりして本人の姿に近づこうとする上級者もいます。ライブ会場にコスプレで参戦する人もいますが、アイドルオタクは基本可愛い子好きなのでナンパの対象になりやすいのも事実。
ちやほやされることが好きなオタクも多く、アイドルに憧れるあまり現実と半現実のアイドルの世界を混同してしまって周囲から痛い人と見られる場合もあります。
7.評論家・アイドルプロデューサータイプ
評論家タイプ、アイドルプロデューサータイプというのは、アイドルとしての生き様をどこか上から客観的に見ているタイプの人です。
「こういう特徴が良い」とか「こうしたらもっと人気が出る」、「こんな活動をした方が良い」など、評価したり議論したりすることが好きなアイドルオタクです。
自分がファン、客である立場を勘違いして握手会などでアイドルに接触し、わざわざ説教する人も存在します。当然、アイドルにもファンにも嫌われる対象です。
頭の良い人や論理的な人に多い傾向で、全てが分かっているかのようにアイデアを出しますがズレていることもあります。このタイプはプライドが高い人も多く、自分の意見が批判されると無茶苦茶な理由で反論してくることもあります。
仕事でもそうですが、得意げに上から目線でアドバイスしてくる人は嫌われます。
8.ライトオタクタイプ
ライトオタクとはオタク度合が軽い人のことです。知識も特別詳しいわけではなく、普通の人よりちょっと知ってる程度の人もいます。
特定のアイドルに特別熱い情熱を注いでいるわけではなく、どちらかというと好き、いくつもの好きなコンテンツがある中の1つが「アイドル」。もしその趣味が奪われたとしても他の楽しみがあるからいいや、くらいの感覚で楽しんでいるタイプです。
お金の掛かるイベントやコンテンツには参加せず、無料で楽しめる範囲で楽しむという人も多いです。趣味と生活のバランス加減をわきまえられる人とも言えます。
見た目もオタク感のない人が多く、周りが引いてしまうような熱量もないので一般人の中に紛れ込んで違和感がありません。
まとめ 実は多様なアイドルオタクの生態
以上、アイドルオタクの生態を分類してみました。
アイドルの見方やオタクの熱量は人によって本当に幅広い差があり、その見方や度合いが過ぎるとオタクではない一般人から嫌悪感を抱かれる対象となりやすいのだと感じます。
アイドルの見方として、恋愛対象などの異性として強く見ている人はその熱の入り具合で嫌悪感を抱かれる場合があります。一方、アイドルを人間性に注目しドキュメンタリー感覚で見る人、グループ全体の活動を応援している人はいわばスポーツを応援しているのと似た感覚があるので極端に嫌われる可能性は低いです。
また特定のアイドルに対して熱量の高い人は、過剰にあるアイドルの良さを熱弁したり、持ち上げたり、度の過ぎたフォローを入れてしまうことがあります。それらが一般人との感覚と離れすぎていると引かれる理由になります。
「オタク」といっても様々な興味の持ち方、応援の仕方があることが今回分かりました。オタクというイメージに嫌悪感を抱いてしまうのは事実ですが、スポーツ観戦タイプやライトオタク層など全員が当てはまるわけではないということも分かりました。
興味が沸いた内容があれば、是非参考にしてみて下さい。
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ありがとうございました