日向坂46の宮田愛萌さんは本好きであり、かなりの読書家とファンの間では有名です。ブログでも様々な本を紹介しています。
國學院大学文学部に在学中は『万葉集』の研究を行っていたという本格的な古典オタクで、司書の資格も取得しています。2期生では初となる個人のインスタグラムも開設し、本の紹介を行っていくようです。
今回は、そんな日向坂46・宮田愛萌さんが2021年春頃のブログで紹介していた本をまとめてみました。
日向坂イチの読書家がおすすめする本・小説
時間があれば一日に数冊の小説を一気読み終えてしまう読書家アイドル、宮田愛萌さん。
速読を特技としていて、速いものでは40~50分で1冊読み終えてしまう実力。自宅の部屋の壁は本棚で囲まれているようで、自他ともに認める本好きです。
宮田さんは以前、アイドルと大学生活を両立、卒業時に國學院大學文学部へ通っていたことをブログで明かしました。特に古典文学に精通しており、大学での研究テーマは「万葉集」だったようです。ブログやメッセージアプリでは本の良さを知ってもらいたいという内容を話していて、司書資格も取得している文学オタクです。
2022年4月28日、誕生日SHOWROOM配信にて、2期生では初となる自身のインスタグラム開設を報告しました。インスタはすでに日向坂でも数人のメンバーが開設して話題となっていますが、モデルをしているおしゃれな日向坂メンバーがファッション系の投稿しています。
宮田愛萌さんは本を紹介していきたいと話しており、他メンバーとは違った魅力のインスタ投稿が観られそうです。
この投稿をInstagramで見る
そんな宮田さんは、公式ブログ内でも最近買った本や読んだ本、気になる本など、数多くの本を紹介しています。
この記事では、2021年4月から6月頃に宮田さんがブログで紹介していた本を紹介していきます。
他の本を紹介している記事はブログの下層部にリンクあります。
タイトル | 著者名 | 出版社 |
雨夜の星たち | 寺地はるな |
徳間書店 |
ひきなみ | 千早茜 | KADOKAWA |
檸檬先生 | 珠川こおり | 講談社 |
しのぶ彼岸花 上絵師 律の似面絵帖 | 知野みさき | 光文社 |
蝶の眠る場所 | 水野梓 | ポプラ社 |
オロチの郷、奥出雲 古事記異聞 | 高田崇史 | 講談社 |
鬼棲む国、出雲 古事記異聞 | 高田崇史 | 講談社 |
スモールワールズ | 一穂ミチ | 講談社 |
透明な夜の香り | 千早茜 | 集英社 |
しつこく わるい食べもの | 千早茜 | ホーム社 |
日向坂46写真集 日向撮 VOL.01 | 日向坂46 | 講談社 |
カバーいらないですよね | 佐久間薫 | 双葉社 |
クローバーナイト | 辻村深月 | 光文社 |
リトルガールズ | 錦見映理子 | 筑摩書房 |
雨夜の星たち
2021年6月29日のブログで紹介。
他人のことを理解できないけれど感情はある。不器用な心の機微が描かれているので考えさせられる作品になったという内容の感想をブログで綴っています。
雨夜の星たち 寺地はるな #読了
— 𝓂𝒾𝓎𝓊@読書垢 (@miyu5585) December 3, 2021
おそらく現実に存在してたら他人からは「生きづらいだろうなぁ」と思われるだろう主人公。でもその言動は潔く心地よくもある。
日本人は忖度や気遣いを大事にするけど本音も大事、そんな風に思わせてくれる1冊でした。 pic.twitter.com/uNDoadV0xJ
ひきなみ
69冊め
— 榊 渓 (サカキ ケイ) (@kei1919xxx) June 10, 2021
千早茜『ひきなみ』
母の愛が薄い、2人の少女の物語です
「お祭りのいけにえ」
人と違う
それだけで差別される
格好の餌食とされた人を囲み
嬲り嘲り囃立てる人々の
なんて醜さよ!
虐げられる女性の
抗う姿が美しい#読了 #千早茜 #ひきなみ pic.twitter.com/7Foijvesfh
2021年6月19日のブログにて紹介。
宮田さんがファンと公言する千早茜さんの小説。ブログを見た本人からサイン入りの本が送られてきたとのこと。いいですねえ。たたかうことが強さではあるが、たたかわず逃げるという選択も教えてくれる作品。
檸檬先生
『檸檬先生』読了。
— じろー@読書アカ (@shin120797) April 28, 2022
共感覚のためイジメられている小学生が、同じく感覚をもつ中学生、「檸檬先生」と出会い、自分の個性に向き合っていくお話。
人とは異なる個性と向き合うこと、受け入れることは大切なことである反面、その難しさも問いかけられた気がした。
#檸檬先生 #読書記録 #ほんタメ pic.twitter.com/joXQSkVSJJ
2021年6月2日のブログにて紹介。
第15回小説現代長編新人賞受賞作。18歳の鮮烈なデビュー作。檸檬先生との出会いによって成長が描かれる青春小説です。
しのぶ彼岸花 上絵師 律の似面絵帖
知野みさきさん『しのぶ彼岸花 上絵師 律の似面絵帖』#読了
— 央♪ (@yo__ir) May 31, 2021
葉茶屋・青陽堂に嫁いだ、上絵師律。若女将と上絵師としての両立に励む中、懐妊の兆が✨なんだか順調!とおもい読んでいましたが・・・。今回も、お上御用達の似面絵の仕事にからむ事件が・・。切ない展開に😢#寝読部 pic.twitter.com/PkHbVfCHBn
2021年5月24日のブログにて紹介。
宮田愛萌さんがこの本の帯コメントを担当しています。しのぶ彼岸花シリーズ7巻目の時代小説。このシリーズがきっかけで時代小説にハマったとのこと。
オロチの郷、奥出雲 古事記異聞
2021年5月18日のブログにて紹介。
小説現代のコーナーで『鬼棲む国、出雲 古事記異聞』を紹介したことをきっかけに作者の高田宗史さんからサイン本をもらったそうです。古事記異聞シリーズであり、民俗学への興味が沸いてくる一冊。
大学院で民俗学を学ぶ橘樹雅は、出雲での調査を終えようとしていた。ところが「出雲の本質は奥出雲にある」という担当教官のひと言で、日程を延長して奥出雲へ向かうことに。素戔嗚尊とは何者なのか?「櫛御気野命」「櫛名田比売」など神の名前に頻出する「櫛」の意味とは? 同日、亀嵩近くで起きていた殺人事件。その本質を雅が見極めるとき、「櫛」の謎も明らかに。敗者の歴史が蘇る!
(C)TAKAFUMI TAKADA/講談社
『オロチの郷、奥出雲 古事記異聞』(高田崇史 講談社文庫)
— 江東うゆう(冨士本昌恵) (@etou_uyu) August 14, 2021
『鬼棲む国、出雲 古事記異聞』の続編。
奥出雲に関係のある神様の謎と、またしても起こる殺人事件。
神話の表すものは、勝者の歴史の狭間にしか残されない、敗者の残酷な歴史を感じさせる。
おそろしい。でも、惹きつけられる。
鬼棲む国、出雲 古事記異聞
2021年5月18日のブログにて紹介。
以前、宮田さんが『小説現代』内のコーナーでおすすめしていた本です。
民俗学研究室に所属する橘樹雅は、指導教官の御子神伶二に研究テーマ・出雲について「殆ど理解できていない」と厳しく指摘される。傷つきながら現地へ旅立った雅は、出雲大社、佐太神社などを巡るうちに『古事記』や『日本書紀』の伝える出雲神話に疑問を持ちはじめる。神話に隠された「敗者の歴史」を描く歴史ミステリー。
(C)TAKAFUMI TAKADA/講談社
スモールワールズ
2022年本屋大賞のすべての順位はこちら。
— 本屋大賞 (@hontai) April 6, 2022
1位『同志少女よ、敵を撃て』逢坂冬馬/早川書房
2位『赤と青とエスキース』青山美智子/PHP研究所
3位『スモールワールズ』一穂ミチ/講談社
4位『正欲』朝井リョウ/新潮社
5位『六人の嘘つきな大学生』浅倉秋成/KADOKAWA
2021年5月4日のブログにて紹介。
帯やポップに惹かれて購入したら期待以上の面白さだったと興奮を伝えていました。短編集とは思えないほど物語の中へ引き込まれていきます。
2022年本屋大賞ノミネート作。
透明な夜の香り
2021年5月4日のブログにて登場。
千早茜さんの大ファンと公言する宮田さん。この本のサイン入りを持っているという話題で登場。
第6回渡辺淳一文学賞を受賞した千早茜さんの『透明な夜の香り』すごくいいですよ。オーダーメードの香りを作る調香師の日々が、家事手伝いに雇われた女性の視点から描かれるのですが、嘘も嗅ぎわける嗅覚は常にこちらの読みを超え、目に見える世界を解体しつつ香りと紐づく感情や記憶を蘇らせる。 pic.twitter.com/YNWUFUuBuw
— 酉島伝法(∴)とりしま (@dempow) April 3, 2021
しつこく、わるい食べもの
2021年5月4日のブログに登場。
千早茜さんサイン入り本を持っていると公言。自身の食への欲望を書き綴ったエッセイ。コロナ禍の影響を受けながらも変にこだわりを持った食生活を紹介しています。
『しつこくわるい食べもの』千早茜 #読了
— ハニハニ@趣味垢 (@haniwa_0000) January 24, 2022
エッセイ
好きな物が似ている人のエッセイは、知らないものが紹介されているとメモしまくってネットショッピングがはかどる。
甘味、お茶好きにはたまらん一冊。 pic.twitter.com/v0GOV2ZDrX
日向撮
#小坂菜緒 さんが自撮りした #わちゃわちゃ動画 です!🤗
— 日向坂46写真集 日向撮 ひなさつ【公式】 (@hinasatsu) April 29, 2021
写真集 #日向撮 絶賛発売中!
アマゾン https://t.co/dUwE86kBHa#日向坂46 #わちゃわちゃ動画 #日向撮 #大阪弁 pic.twitter.com/VhxEXAkq4k
2021年4月27日のブログにて紹介。
632枚にも渡るメンバー同士で撮り合った写真集。楽屋での仲良しな雰囲気やメンバーの前でしか見せないリラックスした表情が詰まった箱推し必見のグループ写真集。
2021年上半期写真集ランキング1位。
カバーいらないですよね
本日紹介する本は「カバーいらないですよね(双葉社)」です。漫画を描きながら現役で書店員をしている作者による、ゆるかわいい絵柄にリアルな書店員の日常が楽しい一冊。自分がポップを作った本はなんだかチラチラ・・なんて、書店員だけでなく販売員なら「わかる・・・!」とにっこりしますよ♪ pic.twitter.com/jwo2reD9ey
— 八戸市 木村書店@「ポップの本(小学館)」発売中🌸 (@kimurasyotenn1) June 16, 2021
2021年4月16日のブログにて紹介。
書店員や本屋好きが思わず笑ってしまうあるあるが詰まったマンガです。ブックカバーを購入した本すべてに付ける人など。店員あるあるから客のあるあるまでの読んでいて楽しい一冊。
クローバーナイト
『クローバーナイト』辻村深月 #読了
— ルゥ (@mzmt_305) April 5, 2021
保活やお受験、お誕生会、実家との確執、不倫疑惑など。
普通の子育てとは?子供の普通の成長とは?子育てをしていると、不安になったり、ママ友との付き合いに疲れたりするけれど、不安や疲れの原因は「誰かと比べる」からなのかな?と思った。 pic.twitter.com/7nBL6d3fVG
2021年4月14日のブログにて紹介。
日向坂文庫フェアでも取り上げられていた一冊で、日向坂の事務所にも置いてあるよううです。
ミステリー系でも有名な直木賞作家、辻村深月さんの小説。
リトルガールズ
リトルガールズ/錦見映理子
— 酒本 煙 (@3xmTWArbUVM1av3) August 28, 2021
今まで読んだ太宰治賞受賞作の中でも分かりやすくて読みやすい。いろんな歳の「少女たち」の群像劇。登場人物たちがそれぞれの「強さ」から出る「醜さ」を持っていて、それが人として「美しい」ということなのだと思える。 pic.twitter.com/YgmQRZP0Wb
2021年4月5日のブログにて紹介。
ラジオで共演した歌人・錦見映理子さんの小説。ラジオ収録時の感想ブログに関連して錦見さんの小説も紹介していました。雰囲気や誰視点で物語が進んでいくのかが面白ポイントとのこと。
文学オタクなアイドルの本紹介ブログ
以上、日向坂46・宮田愛萌さんが2021年4月から6月ごろにかけてブログで紹介されていた本を紹介しました。
ブログに登場してくる本は最近読んだ本や、好きな作家さんのおすすめ本、仕事関係で繋がった人の本など色々な本を紹介しています。
ファンの間では古典オタクとして有名で、時代小説や古典文学も登場率は高いです。今まで知らなかったジャンルを知るきっかけになるかもしれません。
もし興味が沸いた作品があれば参考にしてみてはいかがでしょうか。
参考
宮田愛萌の本紹介 関連記事はこちら
日向坂ドキュメンタリー映画 第2弾
『希望と絶望』
2022年12月21日 発売
8thシングル『月と星が躍るMidnight』
齊藤京子 初センター
2022年10月26日発売
ありがとうございました