ハードなダンスをライブで何曲も披露するアイドル業。時には身体中にテーピングを巻いてライブに出ることもある体力勝負の仕事です。スポーツやバレエ経験者が多く、身体能力が高いといわれる日向坂のメンバーでも過酷さを感じさせます。
そんな中、本好きのアイドルとして独自の道を進む宮田愛萌(みやたまなも)。司書の資格を持ち、自宅には数千冊の本があるという噂。『小説現代』の取材やブログなどでいくつもの本の紹介をしております。
今回は、日向坂46・宮田愛萌が今までに薦めてきた本をまとめてみました。
司書資格を持つアイドル
日向坂46には相当な本好きのアイドルが存在します。それが宮田愛萌さんです。
1998年生まれで2期生の宮田さんは、学業とアイドル業の活動を両立、ブログで國學院大學文学部を卒業して司書資格を取得したことを報告しています。
そもそも司書とは?
司書は都道府県や市町村の公共図書館等で図書館資料の選択、発注及び受け入れから、分類、目録作成、貸出業務、読書案内などを行う専門的職員
引用 文部科学省「司書について」
https://www.mext.go.jp/a_menu/shougai/gakugei/shisyo/index.htm
大学で『万葉集』の研究をしていた宮田さんは、ファンの間でも文学オタク、古典オタクとしても有名で周囲を置いてけぼりにするほどの知識の深さ。
自宅には2000冊以上の本を所持していていると発言、読書が趣味で仕事の合間の1~2時間くらいの空き時間で1冊読み終えてしまう驚きの速読スキルも持ち合わせています。
スポーツが得意なメンバーの多い日向坂の中では珍しい文学系アイドルとして活躍を広げており、文芸雑誌の取材や短歌のイベントに出席するなど、独自の路線で活躍しています。
そんな宮田さんは、本の良さを沢山の人に知ってほしいという内容のことを語っており、雑誌の取材やブログにも多くの本を紹介しています。
ここでは、2020年から2022年頃に宮田さんがブログで紹介していた本の一部をまとめて紹介していきます。
タイトル | 著者名 | 出版社 |
おさがしの本は | 門井慶喜 | 光文社 |
千手學園少年探偵團 | 金子ユミ | 光文社 |
ノンバイナリーがわかる本 | エリス・ヤング 著 上田勢子 訳 |
明石書店 |
蜜蜂と遠雷 | 恩田陸 |
幻冬舎 |
リルケ詩集 | ライナー・マリア・リルケ | 新潮社 |
愛じゃなければこれは何 | 斜線堂 有紀 | 集英社 |
おさがしの本は
2021年2月1日のブログにて紹介。日向坂文庫フェアで宮田さんが担当した本です。
図書館のレファレンスカウンター(案内カウンター)が舞台の連作短編集。
千手學園少年探偵團
2021年2月1日のブログにて紹介。日向坂文庫フェアで上村ひなのさんが担当した本ですが、過去に宮田さんも購入済みだったという本。
光文社キャラクター文庫から出版。大正浪漫が感じられる学園ミステリもの。
ノンバイナリーがわかる本
2022年3月26日のブログにて紹介。
『ノンバイナリーがわかる本 heでもsheでもないtheyたちのこと』
ジェンダー(性別)論について綴られた難しめの専門書。「ノンバイナリー」とは自分の性別がはっきりしない思考のことです。
男女二元論にとらわれないジェンダー・アイデンティティについて、日本で刊行される初めての概説書。明石書店公式ツイッターも反応していました。
日向坂46 宮田愛萌さんが『ノンバイナリーがわかる本』をご紹介くださいました!
— 明石書店 (@akashishoten) April 3, 2022
ありがとうございます!
おそれ多くも
ひらがな時代から拝見し、
さくら舞う悲願のライブ達成後のお礼で
まことに恐縮な限りです。
私もハッピーオーラは世界を明るくすると信じています。#日向坂46 #宮田愛萌 https://t.co/3YuBk2E5I4
蜜蜂と遠雷
2020年4月6日のブログにて紹介、2022年2月28日のブログでも単行本の装丁の美しさについて触れています。
直木賞受賞、本屋大賞受賞、映画化と話題性高い作品。ピアノコンクールに挑む少年少女たちの葛藤や成長が描かれた青春小説。
文庫版は上・下巻があります。
リルケ詩集
2022年1月22日のブログにて「リルケ詩集」を読んでいると公言。
「有名どころは読んでおかないと」という理由で詩集にも手を出す学習意欲の高い宮田さん。
リルケは20世紀初頭に活躍したオーストリア出身の詩人。初期の頃から晩年の作品まで揃った「リルケ詩集」と呼べる1冊。
愛じゃないならこれは何
2021年12月30日のブログにて紹介。宮田さんは推薦コメントの依頼を受け、熱量の高い2000字に及ぶコメントをnoteに執筆しました。
恋愛小説が好きではない人にもおすすめしたい恋愛小説とのこと。
ミステリ作家・斜線堂有紀(しゃせんどうゆうき)が書く恋愛小説短編集。結婚するだろうと思っていた相手の裏切り、アイドルとストーカーの関係性、三角関係、様々な恋愛の形が描かれる。
本との出会いはきっかけ
以上、司書資格を持つアイドル、日向坂46の宮田愛萌さんがブログで紹介していた本を紹介しました。
普段読まないジャンルの本でも、知人や有名人がおすすめしていると気になって読んでもようと思うきっかけになりますよね。
読みたい本が決まっていない時は今回紹介した本を参考にしてみてはいかがでしょうか。
参考
本の関連記事はこちら
日向坂46関連記事はこちら
ありがとうございました