いつも仲良し恋人同士でも気持ちが伝わっていないということはよくありますよね。
好きの気持ちが伝わっていないと、彼女は心の中で不安に思っているかもしれません。
例えば彼女から突然こんなことを聞かれたとき、すぐ答えられますか?
「私のこと好き?」
「私のどこが好き?」
この質問ドキッとしますよね。この質問への答え方次第で関係は良い方向にも悪い方法にも傾きます。
伝える側のニュアンスと受け取り側の理解が噛み合わないとトラブルにもなり得ます。
こういう場合、なんと答えるのが正解なのでしょうか。
今回は、恋愛や人間関係の心理をもとに、「私のどこが好き?」の質問への答え方を紹介していきます。
「私のどこが好き?」と聞いてくる彼女は安心感が欲しい
豆腐メンタルのとふめんです。(@tohumen090031)
「私はこの人から好かれている。」と感じると安心感が得られますよね。特に好きな人には、自分のことも好きだと思ってもらいたいです。
自分に自信のない人は、「自分のこと好きじゃないのかも」「私嫌われているかも」のようなネガティブな感情で不安になってしまうこともあります。
そんな性格の人は不安な気持ちの表れから「私のどこが好きなの?」のような質問をしてくることがあります。
彼女なのに「私のどこが好きなの?」という質問をされた場合は、彼女が不安に感じている心理の表れです。なにか安心させてあげる返事をしてあげると喜んでくれます。
プラスのストロークで「無条件の愛」を伝えられる人は強い
心理学では相手に伝えるメッセージのことを「ストローク」と呼びます。
ストロークには「褒める」「微笑む」のような好印象を与えるプラスのストロークと、
「けなす」「怒る」のような不快な印象を与えるマイナスのストロークがあります。
これは交流分析という人間関係の心理カウンセリングを行う際にも、大切な判断情報として扱われる心理行動です。
ストローク | 表現、行動 |
プラス | 褒める、微笑む、うなずく、手を繋ぐ、抱きしめる |
マイナス | けなす、怒る、殴る、ぶつかる、睨む |
好意を伝えるときには、「あなたの〇〇な所が好き」という相手の具体的な部分だけを褒めるのではなく、「あなたのすべてが好き」という存在そのものを認めてあげる表現をすると喜ばれます。
相手の存在を受け入れる表現を「プラスの無条件ストローク」と言いますが、いろんな人から好かれるタイプの人はこの伝え方が自然と出来ている方も多いです。
存在そのものを受け入れてもらえたと感じた相手は、大きな安心感や愛情を持ってくれるようになります。
印象が変わるニュアンスに注意
自分はそんなつもりで言っていないのに、違う解釈をされてしまうことがあります。伝え方の表現は難しく、同じ言葉の意味でも受け取られる印象は大きく変わります。
相手に誤解を与えない伝え方とはどんな表現なのでしょうか。
1.相手に好かれやすい伝え方
好かれる人が該当するパターンです。
相手に安心感を与えることができます。
無条件のプラス
「何があっても君の味方だ」
「貴方なら大丈夫」
2.相手の存在を全否定するニュアンス
部分的特徴ではなく相手の存在を否定するような表現は、人間関係を壊しにいっているようなものです。言ったことある言葉があれば、無意識に人を傷つけている可能性があります。
無条件のマイナス
「あなたは最低です」
「まじこの人無理なんだけど」
「なんかわかんないけど腹が立つ」
3.マイナスに受け取られることもある愛情表現
例えば「〇〇な所が好き」のような具体性のある伝え方は、一見良さそうに見えますが、受け取り側の性格によっては悪い意味で捉える可能性もあります。
部分的な長所を褒められた相手は、もしその長所に自信がなくなったときに「好かれている所を失った私は…」と不安に駆られるようになります。
具体的な特徴を褒める方法は、受け取り側によっては素直に受け取ってくれないことがあるので注意しなければなりません。
条件付きのプラス
「仕事に一生懸命なあなたは素敵」
→ 仕事を辞めたら私の魅力はなくなるのではないか
「スリムな体型のお前が好き」
→ 太ったら嫌われるかも
4.悪印象にならない指摘のニュアンス
好きな人相手でもケンカをしてしまうことはあります。
不満を伝えたり怒ったりすることは、不快に感じさせるストロークですが、意図をしっかりと伝えることが出来れば信頼を壊さずに人間関係を築いていくことが出来ます。
条件付きのマイナス
「人の目を見て会話をしないと失礼に思われるよ」
ニュアンスによって今後の相手の考え方や行動までもが大きく左右する可能性があります。
これは好意を持つ人への戦略として、あるいは嫌いな人を避けるアプローチ
指導者が教育するための手法などあらゆる場面で活かせる技術だと思います。
「私のどこが好き?」の正解
恋人同士でよくある(?)
「私のどこが好きなの?」という質問。
恋人が愛する気持ちを確かめたい、自分の不安を拭うために出てくると思われますが、答える側としては非常に答えに困る質問です。
こんな質問をしたところで、結果的に自分の満足のいく返事を恋人はしてくれません。
なぜかというと、自分の質問の仕方が悪いからです。
「私のどこが好きなの?」って結構ずるい質問なんですよね。
なぜかというと、自ら「どこが?」と条件を絞って聞いているのに一部だけ答えると怒られます。
自分で限定的な質問をしたにもかかわらず
「それだけ?」
「他の特徴は悪いってこと?」
と自己嫌悪に陥ってしまいます。
「私のどこが好きなの?」への返答の仕方は難しく、答え方次第で真逆の捉え方をされてしまう危険があります。
「私のどこが好きなの?」への回答パターン
A1.「〇〇なところが好き」(限定的)
→ その部分しか好きじゃないのね。BAD
A2.全部が好きです
→ 嬉しい! GOOD!
A3.好きな所が多すぎて答えきれない
→ うふふ。 GREAT!
A1の答えは否定的な受け取られ方をされるかもしれないので注意。
A2の答えは「全体的な好意」を伝えているのでOK。しかし、相手によっては具体的な点は出てこないのね。と不機嫌になってしまうタイプもいるので注意。
A3も「全体的な好意」を伝えています。さらに多すぎるから答えきれないというフォローによってニュアンスを誤解される心配が減るので一番問題が起こらない答え方かなと思います。
ちなみ最悪の返事一番は「分からない」と答えることです。
沢山あるけど分からない、質問が面倒くさくて分からないと理由を付け加えた答え方なら問題ないです。ただ「分からない」の一言で返事してしまうと、受け取り手によっては「自分の存在を全否定された」と受け取る可能性があります。
返事をした側は悪気がなくとも、質問した方はショックや自分のことを好きではないかもしれないという不信感から関係性が悪化し、破局の一途。という結末もあり得ます。
別れ話になったら一発逆転を狙うしかない
感情のすれ違いで別れ話に発展してしまった場合、「もう駄目だ」と思わずに冷静に立場を見極めることで一発逆転を狙えるかもしれません。極限の状況に追い込まれたときは賭けに出るしかありません。
追えば逃げる心理
人は自由を奪われるのが嫌いな生き物です。
ケンカなどが原因で別れ話になった時に、一方が「別れたくない」と切り出したとき、もう一方は相手の望む「別れてはいけない」という考えが巡ります。
しかし、この時点で懇願された方は優位性が生まれ心の余裕が出来ます。
この返答1択しかないという不自由な状況が嫌で、反発心が沸いてくるのです。
すると相手が望む逆の答え「別れたい」が一層強くなってしまい、別れる方向に繋がりやすくなることがあります。
逃げれば追う心理
お願いの逆を答えたくなる心理は逆パターンでも起こります。
別れるピンチを切り抜けるにはこの心理を利用すると成功率が上がります。
別れ話を切り出されたら動揺や焦りは隠しつつ、
「そうだね、別れよう。」と肯定します。
すると、あまりにもあっさりした態度が相手の判断を動揺させます。
そして別れを切り出したはずが、「引き止めたい」という思いが出始めます。
ここで別れを受け入れた方が優位に立って形勢逆転という状況に持ち込める可能性があります。
結果的に別れたとしても、相手は複雑な気持ちを残したまま別れてしまいます。
後日、フッた方から復縁を迫られるという期待もあり得ます。
※全てがこの通りになる訳はないので可能性の話として見てください
以上、恋愛に関する伝え方に焦点を当てて紹介しました。
表現が少し違っていたり足りなかったりするだけで
相手の意図した考えと異なる難しさ。
そんな人間の繊細な一部分を紹介してみました。
こちらを参考にさせていただきました。
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ありがとうございました