なにかと忙しくなる師走の季節。
退職をした職場、あるいはもうすぐ退職をする予定の職場の人達に年賀状を出さなきゃいけません。
出来るだけ円満退職を迎えたいので、去り際を美しく、年賀状の挨拶もスマートに済ませたいと思っている方もいるのではないでしょうか。
今回は、お世話になった相手に感謝を伝えることのできる年賀状の一文を紹介していきます。
年賀状の必要性
豆腐メンタルのとふめんです。(@tohumen090031)
今のご時世では年賀状の必要性は段々と薄れつつあり、年賀状を出さない人も昔から比べると増えています。
友人同士、親戚同士でもSNSやメールによるメッセージのやり取りで済ますことが当たり前になり、中には半強制的な年賀状挨の習慣を職場内で禁止するところもあるほどです。
年賀状の必要性には賛否ありますが、とふめん(私)は毎年送っています。
理由は年賀状だからこそ伝わる言葉の温かみがあると思っているからです。
手書きで年賀状を書く理由
1.印刷よりもメッセージ性を強く伝えるため
2.手紙をもらうと嬉しいから
私が年賀状を手書きで書く理由は2つあります。
年賀状の宛名もデザインも印刷が当たり前になっていますが、それでも手書きで書いている方もまだまだ見かけますよね。
見て感じる方もいると思いますが、手書きにすると印刷では作れない「味」を引き出します。
中にはプリンターなどの機械が苦手だからという方、字を書くことが好きだったり、字の練習するためなど、手書きで頑張っている理由はそれぞれあると思いますが、手書きにはメッセージ性を強く伝えることができるというメリットがあります。
年賀状を手書きにするもう1つの理由は自分がコメント付きの年賀状を貰うと嬉しいからです。
例えば、印刷された丁寧な言葉の挨拶文と汚い手書きで自分宛てに書かれたコメントで、つい視線が動くのは手書きの方です。
手書きのコメント付きは自分宛に書いてくれたと想像も出来て嬉しさも大きいです。
普段の生活でもSNSやメールのやり取りがほとんどだと思いますが、たまに手紙が届くと嬉しいですよね。
手書きの文章は、電子機器では出せない不思議な魅力があります。
退職時、年賀状コメントの難しさ
年齢が上がってくるにつれて、人間関係も広がっていきます。
年賀状の枚数が数百枚と山のように増えてくると一枚一枚丁寧にコメントなんて書いていられないとは思います。
だから自分が辛くなるまで時間を費やしてコメントを添えるべきだとは思っていません。
年賀状は義務ではなく自分の意思で書くかきめることです。
他のもっと大事なことをおざなりにしてしまう程の義務もないので、自分の首を絞めない程度の気持ちのときに書くのが良いでしょう。
しかし、ここまで散々と手書きコメント添えの良さを語っておいて問題が一つ。
コメントを考えるって難しい。
年賀状は親戚、友人、仕事仲間、取引先など様々な形の人間関係の相手へ送ります。
年齢や立場上の上下関係も、親しさの度合いもバラバラなので、ワンパターンな定型文を送ると不適切な文章になる場合もあります。
さらに難しいのは、現在の自分の状況が変わる場合。
例えば、今年一杯(12月31日付)で退職をする状況です。
そんな人が職場の方に「今年も宜しくお願いします」の定型文なんて使うと
年明け「お前辞めたんじゃないの?」と思われてしまいます。
そんなことにならないために、自分の現状にあった文章を考えなくてはなりません。
そして自主都合退社するにしても、お世話になった人には感謝と謝罪の気持ちを伝えたい、例年以上に年賀状に時間を費やしてでも最後にしっかりと挨拶をして一区切りしたい。と思うわけです。
年賀状一言コメントを考えるときのポイント
年賀状は、新年を祝うおめでたい挨拶ですのでその明るい雰囲気に適した書き方をするのがマナーと言われています。なので退職するにしても、年明けから暗い思いをさせるようなネガティブイメージなコメントは控えた方がよいです。
年賀状で書いてはいけないNGコメント例
年賀状は明るい挨拶を添えることが基本です。
新年に暗い印象を与える内容はNGなので気を付けなければなりません。
1.苦労や悩みなどのネガティブコメント
気持ちを一新して新しい年を迎えるというのに、自分の苦労や悩みなどを打ち明ける内容はよくありません。
受け取った相手はせっかくのおめでたい正月気分が沈んでしまいます。
▼NGなコメント例
『仕事が辛いです』
『恋人が居なくて寂しいです』
『嫁が僕の存在を居ないもの扱いします』
上記のような相手を心配させるコメントはNGです。
もし書きたい場合は、そんな冗談も受け入れてもらえる間柄の人までに留めておきましょう。
年賀状に書く挨拶文は一般的にポジティブな話題です。
2.不満や愚痴
年賀状に他人の悪口や愚痴の内容のコメントを書くのは悪い印象を与えます。
▼NGなコメント例
『社内の◯◯さんの態度が嫌い』
『最近、こんな夫婦喧嘩をしました』
年賀状で不満や愚痴を書いても相手は返事をすることができません。
一方通行で終わり、相手は共感しても気分が悪くなるだけのでやめましょう。
不満や愚痴を伝えたい場合は直接語り合えるときにしましょう。
3.相手の気持ちを無視した自己中コメント
年賀状で書いてはいけないNGコメントの3つ目は、反応に困る自己中なコメントです。
年賀状のコメントで、久しい人には手紙のように近況報告を書く。ということもあります。
しかし、あまりにも相手に関係のない話題や一方的な自慢話などを載せられると
「だから?」となります。
▼NGなコメント例
『食べても太らないので正月はおもちを10個食べます』
相手の趣味がゲームでもないのにゲームの話題、謎の私太らないんです自慢など、相手にとってどうでも良すぎる話題は受け取り手も面白くありません。
年賀状に子供やペットの写真を載せる写真はよくありますが、実はこれも賛否両論です。
可愛さを伝えたいと思っての年賀状のつもりかもしれませんが、良く思わない人もいるということも頭に留めといた方が良いかもしれません。
子供が出来なくて悩んでいる知人がいた場合、可愛い赤ちゃんの写真を載せた
幸せな年賀状はあまり見たいものではないかもしれません。
相手によっては配慮に欠ける人だと思われるかもしれません。
わざわざ別の年賀状を用意する手間も必要なのか、と思うところもありますが。
気遣いは難しいですね。
書くと喜ばれるコメント
それではどんな年賀状コメントを書くと印象が良いのでしょうか。
特に退職する場合には、なるべく去り際は美しくしたいものです。
1.感謝の気持ちを添える
感謝されて不快に思う人はほとんどいないでしょう。
接点が薄かった関係だとしても、礼儀として一言感謝を添えると綺麗な文章に収まりやすいです。
『昨年は大変お世話になり、ありがとうございました』
出来れば具体的なエピソードを挙げて、どんなことに感謝しているのか書いた方が気持ちは伝わりやすいと思います。
2.応援、激励コメント
退職等で自分が去る場合に、残された相手に励ましのメッセージを添えるパターンです。
これは定年退職や転勤のような状況に当たる人が、部下や同僚に使えるコメントだと思ってください。
応援や励ましのメッセージを添えるのは、自己都合退社した方にはあまりおすすめできない方法です。
自主退社をして仕事の負担を増やす身であるのに、
『大変だろうけど、後は頑張って下さい』のような書き方は自分勝手な奴だという印象を与えるので使い方は気を付けましょう。
3.お世話になった思い出を添える
思い出話が一番相手の心を打つのではないかと個人的には思います。
出来れば定型文ではなくて、その人との具体的な出来事を思い出させるようなコメントを書くとメッセージ性が強く伝わると思います。
これを書いて良いのかは疑問なところですが
私は、自主退社で身分も下の方であり、職場に迷惑をかけるので謝罪のコメントを入れました。
もしかすると重く受け止められる可能性もあるのでおすすめはしません。
手紙の心を動かす破壊力
ラインやメールですぐさまメッセージを伝えられる便利な現在。
見慣れている機械的な文字列は感情が読み取りデメリットがあります。
一方で、個性や癖の出る手書きの文字は心の奥に訴えかける力があります。
職場を離れ、今後もう会うことがない人もいると思います。
そんな相手に最後に気持ちを伝える手紙を書くつもりで
年賀状にメッセージを込めるのも良いのではないでしょうか。
結局は自己満足ですけどね。
今回は、円満退職したい人が使いたい気持ちを伝える年賀状のコメントを紹介いたしました。
大抵の人は使い機会はなかなかないとは思いますが、今後使う場面があるかも知れないのでいざというときに参考にしてみてください。
参考はこちら
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ありがとうございました