豆腐メンタルのとふめんです。(@tohumen090031)
2019年になりました。あけましておめでとうございます
長い正月休みは予定を詰め込んで忙しい人もいると思いますが、ゆったりとした独特の正月ムードの中では何もする気が起きない人もいると思います。
正月は休むためにあるものだ、ひたすら寝ることに専念しよう。最高に贅沢な考え方ですね。
そう、今回は寝だめ特集です。
先の行動による疲れを見越して体力の温存や睡眠の貯金の目的で「寝だめ」をする人がいます。
しかし、いくら体力温存しておいたところで疲れるものは疲れますよね。
「寝だめ」には本当に効果があるのでしょうか、そして、より効率的な寝だめの方法はあるのかを探っていきます。
正月休みは寝だめをして過ごす
人の一日の睡眠時間はおよそ8時間と決まっています。
しかし、思い通りの時間を過ごすことは難しく、忙しい日々が続いていると寝不足に陥ってしまいます。
もし、あらかじめ忙しくなることが分かっているけど、今は少し余裕があるあ状況があるとします。
例えば、
今日は日曜日で仕事が休みだけど、月曜日の明日は1週間のうちで一番のハードな仕事内容でもちろん金曜日まで仕事が続く。
なんてことはよくあります。
先の予定を見越して今のうちに休んで体力を貯金することが出来れば、過剰に疲れることなく1週間を乗り切れる。
なんて考えることがあります。
実際は体力温存のために10時間寝だめをしても、その10時間分を楽に働ける体力はありません。
理由は、人は24時間サイクルの規則的な生活をしているからです。
体内リズムというものがあるので、人はおおよそ決まった食事をして決まった時間に眠くなり決まった時間に起きます。
この活動時間帯は大きく振れることはありません。
このリズムが極端に崩れると体調に異変が起きてしまいます。
▼睡眠時間と死亡率の関連性
睡眠時間は健康状態と大きな関連を持っていて、平均睡眠時間の違いによって死亡率の差が出るという研究結果もあります。
1日の平均睡眠時間量と死亡率の関係
▼5時間以下または9時間以上
死亡率が高い
▼6時間から8時間
死亡率が低い
睡眠時間は短すぎてもダメ、長すぎてもダメなようですね。
しかし、Journal of Sleep Researchの研究によると以下のような説もあるようです。
「平日は睡眠時間が少ないけど、休日には長く寝るタイプ」に該当する人は、死亡率の危険性は上がらないという傾向にある。これは若い人の検証の方がデータの信頼度は高く、年齢が上がるほど関連性は薄くなるようです。
※この研究の設定には不十分な部分もあるため確実に信頼できるデータではありません。
参考
寝だめはやっぱり有効なのか?週末の睡眠時間と死亡率との関連性 – Discovery Channel Japan | ディスカバリーチャンネル
意味のある睡眠と無駄な睡眠
睡眠は身体を休めるための大切な活動ですが、休み方を間違えるとかえって体が重くなる原因となります。その結果、休み明けの生活の変化に対応しきれずに異常なだるさや憂鬱な気分を増幅させます。
無駄に長い睡眠で失敗してしまう例と、体調を悪化させないための正しい睡眠時間の取り方を比較してみます。
▼いわゆる寝だめは逆効果
「疲れてもいないのに前もって寝だめをして体力を蓄えておこう」という方法は
結論から述べると効果がありません。
疲れをとるには脳内も含めて休ませる必要があります。
疲労回復を目的とした睡眠としては、深い眠りについた状態が脳にとっての一番の休息になります。
眠りが特に深くなるのは寝始めてから3時間までの間と言われています。
この3時間に脳内の情報整理や成長ホルモンの分泌が行われて体内の体調を整えようとしています。
浅い眠りのときは体は休めていますが、脳は起きているときに近い状態であり、脳はエネルギーを消費しています。
脳が活動状態ということは疲労回復もあまりできていないということです。
そして皆が恐らく体感していてわかるように、疲れている時の方が眠りは深い傾向にあります。
つまり疲れていないときに行う「寝だめ」は、浅い眠りの時間が長くなるだけで
時間を掛けたほどの疲労回復効果はありませんし、体力が何倍にも増えることもありません。
現実は、沢山寝た割に爽快感が得られず、むしろ体が重たく感じてしまうこともあるのでおすすめは出来ません。
私も現実逃避のために日曜日はひたすら寝て過ごすことが多かったのですが、休日の時間がなくなっていくにつれて気が重くなる一方で良い時間の使い方だとは思えません。
月曜日が憂鬱に感じる秘密はこちらをどうぞ
▼意味のある睡眠は疲れた後にするもの
平日の仕事や用事などで疲労は段々と蓄積されていきます。
その疲労や寝不足が溜まった状態でとる長時間の睡眠にはとても効果があります。
この場合は脳にも負担が掛かっていた状態であり、疲れ切った体内の修復作業に時間が掛かります。
過度に疲れていると感じている時の睡眠時間は、普段の2~3時間長く取れれば十分です。さすがに半日や丸一日寝てしまうとだるくなってしまいます。
寝だめについてのまとめ
▼睡眠時間のベストは6~8時間 ※個人差あり
▼疲れる前の寝だめは効果なし
▼寝不足や疲労を解消するための睡眠が効果あり
▼正月の寝だめは良くない!
ということが言えます。
睡眠には個人差があるので全ての方に当てはまるとは限りません。
折角のお正月を寝すぎて、年明けの気分が悪くならないよう気を付けましょう!
参考にさせていただきました
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ありがとうございました