北海道産豆腐メンタルの奮闘記

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転職で悩んでいた頃、文章を書くとで楽になることを知る。帯広観光情報、仕事・恋愛・劣等感から起こる人間関係の悩み、考え方や人の心理について書いています。SE1年目

無力感とニートの逃避行動の深い関係、【学習心理学】パブロフの犬の条件や反射

豆腐メンタルのとふめんです。

 

動物はある条件の場合にどう行動すれば怒られる、褒められるのか

分かっています。

それは、今までの経験によってどのよう結果になったのかを学習して

脳が記憶する力があるからです。

 

お金が貰えるから仕事をする、餌が貰えるから動物は芸が出来る。

逆に、成果を得られないことには努力しなくなることも学習の1つです。

 

今回は動物の行動をひも解く「学習心理学」の秘密ついて学んでいきます。

 

 

 

 

本能と反射 行動

本能

人や動物には誰もが教えなくても行うことのできる行動があります。

同じ種類の動物が全て似た行動をとること本能によるものです。

「食欲」「性欲」「睡眠欲」も本能からくるものです。

 

反射

また、瞬きややけどの刺激のようなことから身を守る無意識的な行動

これは反射と呼ばれる反応です。

 

これらは誰かの教えによって身に付くことではなく

人間なら誰でもできる行動です。 

 

 

では、心理学の研究から、学習とは

どのようなことなのか紹介していきます。

  

レスポンデント条件付け(パブロフの犬)

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ロシアの生理学者パブロフによる実験です。

 

1.犬に餌をみせると無意識に唾液を分泌します。

2.そこで、餌を出すのと同時に鈴を鳴らす習慣を続けます。

3.犬は鈴を鳴らしただけで餌がないのに唾液を分泌するようになりました。

 

つまり、ある事と関連付けて刺激を与えると

関係ない動作でも無意識的に反応する

という条件反射の実験です。

 

これをうまく使いこなせば、落ち着く時に行うルーティーン的行動を

緊張する場面で行うと緊張がほぐれる効果が期待できます。

※深呼吸、手のひらに「人」と書くなど

www.tohumen.com

 

 

 

パブロフの犬のような関連付けは人の生活にも

気付かないうちに条件付けされていることが沢山あるはずです。

 

 

私は仕事のある朝一番に水を含むと必ず2回嗚咽をします。

休日の朝はこんなことはありません。

恐らくこれも条件反射なんでしょうね。

ストレス社会ですね

 

精神障害も人前の行動環境がパニックを引き起こすという

最悪の条件付けが脳内で学習されているとも考えられます。

 

人前に立てないあがり症の人は社交不安障害(SAD)の疑い?

パニック障害の症状やチェックリスト、あのガガガSPのコザック前田さんも悩まされた

 

 

 

 

オペラント条件付け

レスポンデントの無意識とは逆に

犬がお手をするような意識的な行動の条件のことです。

 

 

私の実家で暮らす猫は部屋のドアの開け方を知っています。

 

猫を観察して分かる学習行動

家のドアノブは横に長い取っ手のタイプで

下に引きながら押すか引くで開きます。

もちろん猫は手が届きませんし

人のように握ってドアを引いたり押したりすることもできません。

 

しかし、人が出入りする様子を見ていた猫は

ドアノブにジャンプして掴まり、その勢いと体重の重さで

ドアノブが下に引かさってドアが押され

わずかに開いた隙間に爪を入れ開けてしまいます。

 

最初見た時は飼い猫の賢さに感動しました。

 

 

犬が投げたフリスビーを咥えて持ってくる

水族館のイルカショーなども

その行動を行ったら褒められる、つまり餌(褒美)がもらえる

といったことを学習した条件付けであると言えます。

 

 

〈仕事をしたら給料がもらえる〉というプラスの理由も

〈失敗したら与えられる罰が嫌だから頑張る〉というマイナスの理由も

条件付けです。

 

 

間接的対価なお金を欲しがる人間

犬は、フリスビーを咥えたら餌がもらえるという直接的な褒美がもらえます。

この分かりやすい直接的なお返しを一次性強化刺激と言います。

 

人もお金を貰うともちろん嬉しいのですが

お金そのものには何も魅力はありません。

ただの紙切れです。

 

この「対価として貰った紙切れを利用して欲しいものが手に入る」という

二段階的な要素で得る刺激は二次性強化刺激と言います。

 

オリンピックでメダルを獲った際の金メダルのような価値ある実績の証による

栄誉や信頼の獲得というステータスも二次性刺激に当てはまります。

 

 

行動連鎖 行動形成

犬が、投げたフリスビーを咥えて飼い主のところまで戻ってくる、

という行動は

 

1.フリスビーを追いかける

2.フリスビーを咥える

3.飼い主に渡す

4.餌が貰える

 

というように幾つもの動作が続いています。

これは行動連鎖というもので、覚えるまでには

それぞれ順番に覚えさせて褒めていくことで

可能になっていきます。

 

フリスビーの匂いを嗅ぐだけではだめ

咥えたままどこかへ走り去ってもだめ

と、目的の行動へ引き寄せていく作業が

行動形成と呼ばれます。

 

正解の動作の時だけ褒めてやると

徐々にその行動だけに絞られた行動を起こしやすくなります。

 

 

人の例だと

障害者の職業能力開発訓練などもこれに当てはまるでしょう。

 

 

 

 

つづいては

学習性無力感と社会的学習というテーマに移ります。

 

ある行動が無意味な行動だと感じることも学習です。

失敗が続くと「どうせ俺なんて」という自信喪失になり

行動を起こす前から諦める逃げ癖に繋がる恐れもあります。

 

 

逃避・回避条件付け

 

人も動物も嫌な環境があればその場から逃げ出そうとします。

これも危険や不安から身を守るための学習能力です。

 

犬が苦手な人は、散歩中に反対側から向かってくる他人の連れた犬から

出来るだけ距離をおいて歩きます。

これは、過去に犬に追いかけられたという

恐怖の記憶が残っているための防衛行動だったりします。

 

私は話が長い人や短気の人とは

必要以上に話さないようにしますし

妻が不機嫌でピリピリしていると感じたら存在感を消します。

 

 

 

学習性無力感 セリグマンの実験

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上記の逃避条件付けを利用した

セリグマンの実験内容を紹介します。

 

犬を固定して電気ショックを与え逃避能力をみる実験です。(恐い)

 

◆実験1

比較対象を逃げられない空間に置き、3パターンの環境下におきます

 

  1. 電気ショックを与えるが、近くのボタンを押せば止まる。1群
  2. 電気ショックを与えるが、どんな行動をしても止まらない。2郡
  3. 電気ショックを与えない。3郡

 

以上3つの群れに分けます。

 

◆実験2

更にこの犬たちを次の状況に置きます。

 

  • 2つに仕切り区切られた部屋に通す。
  • ランプが点灯すると片側の部屋だけ電気ショックがくる

 

 

 

この拷問部屋に入れた犬を観察した結果

 

1群3群の犬はランプが点灯したら

電気の来ない部屋逃げることを学習しました。

 

しかし、2郡の犬は部屋を移動することもせず

電気ショックを受け続けました。

 

要するに、2郡の犬は

電気ショックを回避する可能性があるにも関わらず

実験1のどんな行動をとっても逃げられないという経験

から、逃げることを諦めてしまいました。

 

過去の行動から学習の無力さを覚えてしまう実験です。

 

一方、人間で同じ実験を行った結果

一律に同じ実験結果にはならず、2郡の状況下でも

回避の仕方を学習する人がいたという結果でした。

知能による差もあるのでしょうか。

 

 

ニートの学習性無力感

 

この学習的無力感が関連していると考えられているのがニートです。

 

ニートとして過ごす人々も始めからそのつもりではありません。

就職活動で社会に揉まれて採用試験に落ち続けた結果

自分は努力をしても内定がもらえない

 

あるいは人間関係で極度のトラウマ、

いつも友好関係が築けないなどの無力感に陥ります。

その結果、就職や外出を諦めてしまい

ニート、引きこもりの生活になってしまう人が沢山現れます。

 

 

就職活動における学習性無力感

 

就職活動で不採用が10社を超えた(北海道の田舎では多い方です)ときは

フリーターでもなんでもいいや。と自暴自棄になりかけました。

私自身も知らずに経験していました。

 

現代人が陥りやすい学習性無力感とは

 

 

こういった無力感は精神的なストレスにもなるので

うつ病へと移行する場合もあり現代では軽視できない問題です。

 

心理学的に、この学習性無力感といわれるものは

動物として普通の心理状態なのだと客観視できれば

状況を脱するヒントになるかもしれませんね。

 

過去の記憶が強いトラウマになっているために

認識を改める訓練が必要な場合もあります。

 

 

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社会的行動学習

 

これは思い当たる場面が身の回りに沢山あるなと思ったのですが

決められた行動をとるとき周囲の人(モデル)を真似て

行動をするという学習方法です。

 

 

▼習い事などでコーチや上手な人が例を見せて、それに習って続く。 

親が読書家だったので自然と子供も本を読むようになった。 

上司が先に仕事をする(俺の動きをみて覚えろと背中が語っている)。 

カラスがガードされたごみ置き場から餌を食い荒らす。 

友だちがある料理店でポテトを頼んだら欠け歯が入っていたのでその店には行かないようにした。 

親が美人だとその娘もかわいい気がする

 

 

特に、「親の背中をみて育つ」という言葉があることから

子供は大人の影響を受けやすいです。

せめて子供が見ている前では良識のある行動を心掛けたいですね。

 

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ありがとうございました