皆さんは職場で嫌われたくないと思っていますか?
「はい」と答えた人は、今の仕事が楽しくできていますか?
もし今の仕事が楽しくないなら、なぜ嫌われないように頑張っているのでしょうか。
集団で働いている職場なら、皆から嫌われている人が必ずと言っていいほど一人はいると思います。
そんな嫌われる人に限って、伸び伸びと社内で過ごしていたりします。そんな姿をみると、周りばかり関係性に悩んでいることがアホらしく感じてしまいます。
仕事関係のコミュニケーションや評価は大事ですが、気にしすぎると過ごしづらい会社生活を送ることになります。
職場で嫌われても気にしない人は自分のスタイルを確立しているというという見方もできます。
豆腐メンタルでストレスを溜め込みやすい人にとっては、職場で嫌われている人のように「嫌われる勇気」を持つことも必要なのかもしれません。
好かれようとする人はいつか心が潰れる
豆腐メンタルのとふめんです。 (@tohumen090031)
普段毎日のように顔を合わせる職場の仲間には、嫌われたくないと思うのが普通なのかもしれません。
嫌われると、周囲の態度が冷たくなったり避けられたり、あるいは風当たりが強くなったりと居心地の悪さを感じます。コミュニケーションが出来なくなるので仕事においても弊害が生まれてきます。
でも、職場で好かれようと頑張りすぎることも良くないんです。周囲の顔色を伺うことに必死になって行動していると、「あいつは気の使える人間だ」を褒められて社内での好感度は上がるかもしれません。しかしこういう人はいつかパンクします。
居心地の良い職場作りをするために頑張っていても、気疲れで身体を壊したら本末転倒です。職場で嫌われないように、「好感度上げ」が目的となって行動してしまっている人は無理をして病んでしまう可能性があるので要注意です。
▼好かれようとする人の特徴
1.周囲の評価を気にしすぎる
2.繊細過ぎる(HSP)
3.打たれ弱い
4.嫌われたくない思考が強い
5.優柔不断
1.他人の目を気にする
職場での評価を気にしすぎてしまう人は、客観視の能力に優れているため、こんな行動をしたらどう思われるか、ということを常に想像しています。
他人の目を気にしすぎる人は自信のない人が多く、「こんな行動をしたら嫌われるかも」と考えすぎて一人で怖くなってしまいます。
結果、自分の行動が出来なくなります。
例えば、上司に逆らうことの出来ない「イエスマン」も当てはまります。
断ったら上司からの評価が下がってしまうことに怯えて、やりたくないことや無理だと思ったことも引き受けて自分を苦しめてしまいます。
2.繊細過ぎる(HSP)
観察眼に優れていることは長所ですが、繊細な人にとっては短所でもあります。
周囲の物事や他人の反応に影響を受けやすい人のことを「HSP」といいます。
例えば、職場で機嫌の悪い人がいるだけで不安になってしまう、会話している相手の仕草を見て「自分との会話がつまらないのかな」と気になってしまうなど、ちょっとしたことでも気になってしまう繊細な人です。
相手がこう行動したら自分はこう動かなきゃいけない。自分よりも他人優先の行動をしてしまう傾向があります。
いろいろなことが気になって気疲れしやすく、心に余裕がなくなるとパニックになったり人を避けてしまうこともあります。
3.打たれ弱い
好かれようとする人は、完璧主義者や優等生タイプな特徴があります。
失敗することに人一倍恐怖心があり、恥ずかしいという気持ちも強く持っています。そのため人から批判されたり怒られたりすることにも免疫がなく、ちょっと文句を言われるだけでも落ち込んでしまう豆腐メンタルです。
自分でも打たれ弱いことを知っているので傷つく状況をうまく避けて過ごしています。自分がどうしたいかよりも、相手が不機嫌にならないように、怒らせないように行動しています。
4.誰にも嫌われたくない(カール・ロジャースの法則)
好かれようとするのは誰からも嫌われたくないからです。
嫌われないように良い人を演じてしまう方もいますが、このようなタイプは完璧主義やプライドが高い人、自分に自信がない人などの傾向があります。
しかし不思議なもので、好かれよう思って行動すると嫌われてしまいます。
心理学で臨床心理学者カール・ロジャースの「2:7:1の法則」というものがあります。
これは人間関係の相性について考えられたものです。
この法則によると、10人中2人は何をしても気が合う人、7人は状況によって敵か味方か変わる人、1人はどう頑張っても気の合わない人というバランスに分かれます。
つまり全員から好かれようという考えは無理のあることで、性格の違う皆に合わせようとしても自分が疲れてしまうだけです。
逆に自分がどんな失敗をしても味方でいてくれる人が2割いるということでもあります。
5.優柔不断/断れない
好かれようという思いがある人は、はっきりと断れなかったり否定することが苦手です。
否定すると嫌われるかも、と思ってしまうからです。
本当は「NO」と言いたいのに言えないという葛藤がある人は、中途半端な答え方をしてしまって優柔不断だと思われることがあります。
好かれようとする行動は想像以上に自分を気疲れさせる行為です。
無意識に自分の感情を抑えつづけたストレスによって突然メンタルブレイクして病んでしまう可能性もあります。
職場で良い人間関係を作ることは大事ですが、それは自分が嫌な思いをしないためでもあります。無理して好かれようとして気持ちが病んでしまうと本末転倒です。
何を大切にしていきたいのか、優先順位を間違えないようにしましょう。
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職場で嫌われる人の特徴
誰にでも好かれたい人とは反対に、職場には周囲の評価や反応を気にしない「嫌われ者」も存在します。
普通なら仕事もやりづらいし居心地も悪そうなので、わざわざ嫌われるような行動をとる人の心理は理解できないですよね。
なぜ、職場で嫌われても平気で過ごせる人がいるのでしょうか。
それは他人の反応を気にするよりも、自分の目的に忠実に行動できているからです。
自分がどうしたいという目的や答えがはっきりしているので、他人から嫌われようと自分の考え方が優先的になります。
例えば、「職場で好かれる人」を目指すよりも「仕事の成果を上げる」ことや「プライベートを大切にしたい」などの方が自分の中で高く順位付けされていると、優先順位の低い「職場で好かれること」よりも他に力を注いだ方が自分のためになるからです。
自分に正直である考え方は、批判を受けることもあるかもしれませんが、目的を果たすためには大切で、意味のある方法ではあります。
▼「職場で嫌われる人」の特徴
1.鈍感、空気が読めない
2.目的のための行動が明確
職場で嫌われるタイプには2通りあります。
1.鈍感/空気が読めない/自己中
一つ目は単に性格に問題ありの人。鈍感であったり、空気の読めない発言、行動をする、他人の気持ちを考えられない、自己中などの人です。
自分のことは棚に上げて他人の否定ばかりする人、発言と行動が矛盾している人などは嫌われやすいタイプです。
このタイプはただ嫌われているなのでこうならないように注意しましょう。
2.目的のために行動が明確な人
自分の目的がはっきりしている人は行動がストレートに表れます。そのために納得のいかないことや不満も正直に伝えるので敵を作ることも多くなります。
嫌われているけど仕事はできる人はこのタイプです。
職場で嫌われても気にしないメンタル
職場で皆から好かれるように頑張りすぎている人にとって、職場で嫌われている人を見習うべき点もあります。それが「目的のための行動が明確な人」の生き方です。
目的が明確な人は、自分にとって大切なものを優先にした考えと行動が出来ます。そのため、時には批判されることもあれば嫌われることもあります。
ただ、そのような逆境にも負けない「嫌われる勇気」を持っているので自分の意志を強く持って行動し続けることが出来ます。
職場で嫌われたくない、皆に好かれたいという気持ちが強いと、自分の気持ちや目的を犠牲にしてまで他人のために行動してしまいます。
これって全然自分のためになっていないですよね。
自分の気持ちを殺してまで他人に好かれようと無理して行動して幸せですか?
一度、自分の心に聞いてみて下さい。
以上、好かれようとする人の特徴や嫌われる人の特徴、嫌われてもいい生き方について紹介しました。
興味がありましたら是非、参考にしてみて下さい。
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ありがとうございました