豆腐メンタルのとふめんです。
人の行動力は心の状態による影響が大きいです。
例えば好きなことや趣味を行う時、「自分がそれをしたい」という意欲から行動に移っていきます。
反対になかなか行動に移せない物事もあります。
それは、その行動に対してネガティブな考えを持っていたり、他のより大きな悩み事によって気持ちが入らない、といった原因があります。
悩みがいつまでも解決しない生活は、趣味や好きなことへの意欲も奪われていき、毎日の生活が面白くなくなっていきます。
今回はそんな悩みを抱えていて毎日が面白くないと感じる人の原因や改善策を紹介します。
受け身の姿勢に行動力は起きない
趣味や遊びには積極的になれるけど仕事は嫌いで消極的だ、と感じることは誰にだってあると思います。
その理由は、「趣味や遊びは自分から進んで行動していること」で、「仕事はしなければならないこと」、という意識が頭の中にあるからです。
仕事に対して「しなければならない」という受け身の感情で行動している場合は、自分の気持ちがついてきていないため、モチベーションも上がらず面白くないという感情も強くなります。
仕事に悩みがあると気分転換は効果なし?
モチベーションを上げる方法として、気分転換をして気持ちをリフレッシュするという方法があります。
日々の精神的な疲れをとるには効果的ですが、気分転換をしても気持ちが上手く切り替えられずあまり効果のない場合があります。
過去にも紹介した、心理学者アブラハム・マズローの「マズローの欲求5段階説」という図説があります。
人の欲求には階級があり、下の土台にある欲求から順に満たそうとする心理があるとされています。
図:とふめん
この中で、上から3段階目の親和(社会的欲求)と4段階目の自尊(承認欲求)は仕事や人間関係に関わる心理が大きく影響してきます。
▼第3段階 親和(社会的欲求)は人間関係の問題
親和(社会的欲求)とは、家庭や職場のような集団生活で「人から受け入れられたい」という欲求のことです。
この欲求が満たされない人は、人間関係がうまくいっていないことが原因で、仕事や家庭、交友関係などで不安を感じていることが考えられます。
▼第4段階 自尊(承認欲求)は仕事内容の問題
自尊(承認欲求)とは他人から認められたいという欲求で自尊心を満たそうとします。
例えば、仕事のミスが多く叱られることの多い人や技術的に実力不足を自覚していて自信が持てない人はこの欲求が満たされていない可能性があります。
▼第5段階 自己実現欲求が満たされると面白くなる
第4段階までの欲求を全て満たしている場合に、ようやく自分のための欲求が沸いてくると考えられています。
それは自己成長のための趣味や能力向上の計画への意欲などがあげられます。
つまり気分転換として趣味に没頭したいと考えても解決できていない悩みを抱えている場合は、段階的に優先順位の高い欲求を満たしていない為に、気分転換の効果が表れないことになります。
一時的な現実逃避になるだけで悩みや不安は解消されず、もやもやした状態がいつまでも続いてしまいます。
POINT
根本に抱えている悩みを解決できていないと気分転換は意味がない
悩みや不安が消えない生活は面白くない
不安を抱え続けた精神状態というのは、ネガティブな状態が続き、精神的負担にもなるのであまり良くありません。
気持ちが負けてしまうと問題に立ち向かうことが出来ずに逃避行動をして、先延ばしにしてしまうこともあります。
すると、いつまでも悩みが解決せずに楽しい事も心から楽しめなくなり、日々の生活が面白くなくなります。
不安を早く解決して面白くない生活を変えていくには、抱えている問題に向き合って戦うことだと思います。
特に仕事に悩みを抱えている人は、人間関係や仕事内容が関わる親和(社会的欲求)、自尊(承認欲求)が満たされていない可能性があります。
なので、人間関係の構築や仕事の技術面を改善していくことで欲求が満たされて、自分がやりたいことや好きなことへの意欲も沸いて日常に面白さを感じることに繋がっていくと思います。
行動心理関連記事はこちら
ありがとうございました