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【双極性障害】0.7%は躁うつ?うつ病との違いや家族としての接し方

双極性障害(躁うつ病)がどんな症状かご存知ですか?

「躁うつ」はうつ病と名前は似ていますが、症状に大きな違いがあります。

 

躁うつは気分が沈む「うつ状態」と気分が高まる「躁状態」2つの症状が波のように起こります。

 

躁うつ病の躁状態は一見、とても活動的で元気に見えるために家族や周囲からは理解されにくい症状です。

躁状態は本人にとって症状の自覚がないことが多く、制御が効かない行動や発言に家族や仲間が傷ついてしまうことがあります。場合によっては支えている家族が病んでしまうこともあります。


双極性障害は、支える立場の方たちも特徴を理解して覚悟を持って接していく必要があります。

 

今回は双極性障害(躁うつ病)の症状の特徴やうつ病との違い、家族としての接し方について紹介していきます。

 

◆この記事を読んでもらいたい人◆ 双極性障害の特徴について知りたい

うつ病との違いを知りたい

双極性障害になる原因を知りたい

双極性障害の人との接し方が分からない

双極性障害の人の発音に傷ついたことがある

 

 

 

 

 

双極性障害(躁うつ)の症状の特徴

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豆腐メンタルのとふめんです。(@tohumen090031)

 

双極性障害(躁うつ病)とは、うつ病の一種です。

一般的なうつ病のイメージは無気力、元気がない、気分が沈んでいるような暗い状態です。

 

躁うつの症状は、ずっと暗くて憂鬱な気分が続くのではなく、「陽」の方にも振り切った状態があります。元気がありすぎる異常な状態です。

 

気分が沈んだ「うつ状態」と、気分が上がった「躁状態」が繰り返される症状が双極性障害の特徴です。

 

双極性障害は元気に見える時期があるため、とても理解されにくい症状です。

ましてや本人も躁状態に気付かないことが多いので「うつ病」と診断された後に「双極性障害」だったと診断されるケースも多々あります。

 

躁状態の診断が難しい理由は、本人が医療機関に相談するときは「うつ状態」の場合が圧倒的に多いからです。

 

 

通常の「うつ病」と比べて双極性障害は、「気分が良い時もあるからうつ病よりは楽そう」というイメージを持ってしまうかもしれませんが、それは大きな誤解です。

 

人は誰でも、日常を過ごしていれば気分が上下することはあります。躁うつ病は体調に支障をきたすほど振り幅が激しく、気分が上下します。

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躁状態の特徴

躁状態 特徴

躁(そう)状態は、うつ状態と真逆で、気分が上がったり行動力が高まる時期の症状のことを指します。 


一見、躁状態は問題なさそうに感じますが、車でいう速度のリミッターが外れてしまっているような状態なので、実は危険な状態です。

 

自分の体力と思考が全く理解できていないまま、動き続けている暴走状態です。

 

社交的や行動的に見えたりすることもありますが、判断力が伴っていないので突然感情を爆発させて他人を傷つけるような発言をしたり、パチンコや競馬で取り返しのつかないお金を注ぎこんだり、支払えない額の買い物をしてしまうことがあります。

 

躁状態時に起こる特徴や行動例 

◆気分が上がり、元気な状態が続く

◆睡眠時間が少なくなる

◆社交的になる

◆自信過剰になる

◆らしくない行動をする

◆多額のお金を使う

◆新しい事を始める(途中で辞めることが多い)

◆上司にキレる

◆突然会社を辞める

 

 

「双極Ⅰ型」と「双極Ⅱ型」 

双極Ⅰ型

双極性障害の症状には、「双極Ⅰ型」「双極Ⅱ型」の2種類の傾向がみられるようです。

 

双極Ⅰ型は、躁状態も激しいのが特徴で「Ⅱ型」よりも判断しやすいというのが特徴です。

一方で双極Ⅱ型は、躁状態が小さいというのが特徴です。極端に変わる「Ⅰ型」と比べて症状の表れ方が不安定で完治までに時間が掛かると言われています。


 

 

自殺率の高い双極性障害

双極性障害をもつ人は自殺率が高いという傾向があるようです。

 

双極性障害は、躁状態のピークに達するとうつ状態へと一気に落ちていきます。 


そのうつ状態時に行ってきた異常な行動や判断や起こした問題に自己嫌悪を抱いてしまうことがあります。

 

そして再び躁状態へと変わってきた時期に、行動や思考の制御が効かなくなり自殺や自傷行為に走ってしまうことがあります。

 

躁状態の異常な行動力が自殺率が高い原因です。

 

一緒に支えてきた家族が注視していても突然の行動で止められないことが多く、家族や周囲の方が精神的に病んでしまうきっかけにもなってしまいます。

 

 

 

 

双極性障害とうつ病の違い

うつ病 違い

うつ病と名前が付く精神疾患は沢山あります。

うつ病、躁うつ病、非定型うつ病、抑うつ。

 

名前が似ていて分かりにくいですがそれぞれ症状には異なった特徴があります。症状の違いについて紹介します。

 

 

1.うつ病

一番認知度が高いと思われる「うつ病」

気が重く、生気を吸い取られたような無気力状態になる状態がうつ病です。

全てが嫌になったり行動が出来なくなる沈んだ状態がしばらくの期間続きます。

 

 

2.躁うつ病(双極性障害)

今回紹介している「双極性障害」のことです。

極端に気分が高い躁状態が表れるのが、他のうつ病との大きな違いです。

 

 

 

3.非定型うつ病

普段の生活や自分が好きな事に関しては元気で行動できる、しかし嫌いなこと苦手なこと、抵抗のあることを前にすると体調や気分が悪化する。という特徴が非定型うつ病の特徴です。

 

「好きなことには取り組める」というのがうつ病との違いです。

周囲からは仮病と勘違いされてしまうこともあります。

 

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4.抑うつ症状

「抑うつ」だけは病気の分類に入りません。

正常な人でも誰でも経験することのある、ひどく落ち込んだ状態。症状の特徴はうつ病と同じです。

 

医療機関や薬に頼らなくても、数日から数週間程度で自然に回復していく、という特徴が他のうつ病との違いです。

 

「挫折」も抑うつ状態の一種です。

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家族としての接し方

躁うつ 家族

周囲の人たちからすると状態のぶれが激しい躁うつは、どう接したらいいのか分からなくなりそうなところです。

 

しかし、うつ症状がなくたって気分や感情の波はあります。

気分が沈むときはあるし楽しいときは高揚しています。

 

人が落ち込んでいるときにさらに追い討ちをかけて責めるようなことは普通はしないですね。

 

気分が上がっているときに悪態ついて水を差すような行為もしないと思います。

 

躁うつ病は気分の上げ下げが極端な人だと認識していれば、そこまで対応は変わらないはずです。

 

気分が落ちているときは話を聞いてあげるか一人にさせてそっとしておいた方が良いでしょう。

 

気分が上がっているときは一緒に盛り上がって、行動が異常だなと思ったときだけ修正してあげる。ということを心掛けておけば充分だと思います。

 

他の病気や障害と比べたら症状が一定ではないので判断が難しい病気です。

 

躁うつで悩む人は日本に0.7%いると言われています。

つまり日本の数十万人は躁うつを患っています。

実は身近な周囲にも躁うつと闘っている人はいると思います。

 

だからこそ多くの人に躁うつの症状を間違った理解をしない為の参考にしていただければと思います。


参考

双極性障害(躁うつ病)|疾患の詳細|専門的な情報|メンタルヘルス|厚生労働省

双極性障害とは - 原因、症状、治療方法などの解説 | すまいるナビゲーター | 大塚製薬

 

 

 

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