今回、私(とふめん)はIT入門者向けの資格「ITパスポート」を受験して合格してきました。
ITパスポート試験は、Webエンジニアやプログラミングなどを仕事として考えていく方にとって、最低限覚えておかないといけない情報知識が試される入門編の知識です。
全くの素人がITパスポート試験を申し込んでから受験するまでの流れ、どれくらいの勉強時間が必要なのか、勉強方法、受けられる試験会場など、今回私が体験してきた内容を紹介していきます。
ITパスポート取得までの勉強時間
豆腐メンタルのとふめんです。(@tohumen090031)
今回、私(とふめん)はITパスポート試験を受験して無事に合格してきました。
もともと私は、ワードもエクセルも使いこなせないレベルのIT素人で機械音痴です。
そんな私が、IT系企業への転職をきっかけにIT系の基礎知識を身に付ける必要が出てきました。知識0からSE(システムエンジニア)を目指して進み始めました。
ITという言葉の意味さえ怪しかったのでWikiさんに聞いてみました
IT(Information Technology)とは情報に関する、コンピュータの技術に関連した表現である。コンピュータをベースとした情報システム。
「ITパスポート」という試験は、数多くの種類がある情報系の資格の中で入門編として例えられる資格です。
しかし入門編とはいえ、情報系の正式な国家資格です。
結果から伝えると、パソコンに関して質問をすることが恥ずかしいくらい乏しい知識しかなかったIT素人の私でも20日間の試験勉強でITパスポート資格を取ることが出来ました。
もちろん日々の仕事に通い、帰宅して料理や掃除をしながら合間の時間を作っての試験勉強です。
なので1日あたりの勉強時間は2~3時間程度です。
▼ITパスポート試験勉強時間の目安
所要時間:60時間程度
※個人差はあります
ITや情報系は、専門知識がないとかなり抵抗のある分野ですが、機械音痴の素人でも継続して勉強すれば国家資格も取ることができます。
そもそも「ITパスポート」とはどういう資格試験なのでしょうか
「ITパスポート資格」試験概要
情報系やIT系の試験は幅が広く資格の種類も沢山あります。
「ITパスポート」という試験も、私は今回受験することになって初めて知りました。
今回受けた「ITパスポート」とは、ITの基礎的な知識を証明することの出来る国家資格です。
IT分野では初心者向けで、基礎知識ばかりの入門編という位置づけのようです。
IT試験一覧の図で見ても「ITパスポート」はレベル1の資格です。
引用 IPA情報処理推進機構「情報処理技術者試験 新試験制度の手引」
実は入ITパスポート資格試験の合格率は約50%しかありません。
2人に1人は落ちている計算です。比較的短い期間で取得できる資格とはいえ、甘い試験ではないことが分かります。
ITパスポート資格を取得するメリット
ITパスポートは情報系の基礎知識を身に付けられる初心者向け内容なので、専門学校、専門学科やIT系企業の研修として用いられることもあります。
国家試験なので業界の信頼度も高く、情報系の基礎知識を理解していることの証明になります。
IT関連の仕事を探している場合にもこの資格を持っていれば、「経験者だな」という印象を与えることが出来ます。
▼「ITパスポート試験」活用事例や目的
社員教育、社員研修として
専門学校で知識向上、モチベーション向上のため
就職活動のPRとして
ITパスポート試験内容
「ITパスポート試験」が具体的にどういった試験なのかを紹介します。
試験時間 120分
試験形式 4択形式 100問
試験方式 パソコン操作による回答
出題内容 経営全般(ストラテジ)、IT技術(テクノロジ)
IT管理(マネジメント)
合格基準 1000点満点のうち、600点以上かつ
各分野3割以上の正答率(詳しい配点内容は不明)
IT系の試験が初体験でしたが、筆記ではなくパソコン操作で回答していく方式です。
試験時間になると個々に仕切られたパソコンの前に移動させられます。メモ用のペンと用紙だけ渡され、マウス操作で回答していきます。
試験官に回答が終わったことを伝えると、自由に退出が出来ます。
今まで筆記試験しか経験がなかったので新鮮でした。
帯広の試験会場・日時について
「ITパスポート試験」は開催会場も開催頻度も多い事が特徴です。
なので学生や仕事で忙しい社会人でも受験のしやすい予定が組まれています。
◆試験会場:全国の都道府県の各地 主にIT関係施設
◆試験日程:月1~2回
(日曜日)午前・午後の2回実施
毎月試験が開催されるので、転職の関係で急に資格が必要になった場合でも受験しやすいスケジュールになっています。
続いて私が受験した帯広での試験会場について紹介します。
十勝管内で「ITパスポート」の試験を受けられる会場は1か所のみです。
十勝や帯広で受験を考えている方は以下の会場になると思います。
▼帯広市内の試験会場
◆パソコンランド株式会社
場所:帯広市東2条南19丁目16
試験頻度は多いですが、一度に受けられる人数は十数名なので早めの申し込みをしないと満席になってしまい受けられない可能性があります。
受験申し込みは公式サイトから行うことが出来ます。
ITパスポートの参考書
IT知識も勉強方法も知らない状態で受験をすることとなり、「さてどうやって勉強しよう」と迷った私はとりあえず参考書を探しに書店へ行きました。
帯広といえば「岡書」です。
ITパスポートの参考書は、IT関連の参考書コーナーへ行くとすぐに見つかりました。どの本屋にも置いてあるかと思われます。
参考書は適当に開いてみて、自分の目でみて分かりやすそうで自分の勉強方法に合ったものを探すと良いと思います。
「教科書タイプ」「イラスト図解」「書きながら覚えるタイプ」などいろいろあります。
参考書について紹介しましたが、ぶっちゃけITパスポート試験は参考書がなくても試験勉強ができます。
なぜならインターネット上にITパスポート試験用の過去問サイトがあるからです。
なので「何でも良いから参考書が欲しい」という方や「紙媒体の勉強法が自分に合っている」という方だけ購入することをおすすめします。
20日間で合格した勉強方法
勉強方法や試験までのスケジュール管理が分からないという人向けに私が行った20日間の試験勉強の流れをご紹介します。
▼試験勉強スケジュール
1日あたりの勉強時間:2~3時間
◆1日目~4日目 参考書
4日かけて参考書をとりあえず流し読みする。全部覚えようとする必要なし。
◆5日目~10日目 参考書
さらに参考書を2周する。1周目で何となく覚えた内容を固めていく。
覚えられていない用語がある箇所は反復して見直す。
◆11日目~15日目 過去問道場
勉強方法を過去問サイトに移行。時間は気にせずに解いてみる。
最低1日1回分の分量は解く。
間違えた箇所は解説や参考書で見直しして苦手分野を把握しておく。
◆16日目~20日目 過去問道場
実際の試験時間を想定して問題を解く練習をする。
平均して80%の正答率が出せるようになれば合格は固い。
私が使用した参考書は記述して覚える穴埋め形式です。
最初はもちろん何もわからないので答え丸写し状態で、4日かけてとりあえず一通り最後まで進めました。
まずは忘れてもいいので用語や知識を知るところから始まりました。
IT用語はカタカナやアルファベット3文字の略称が多すぎてすごく覚えにくいという印象でした。
全て記入し終えた参考書を何度も繰り返し読み返して反復記憶で固めていきました。
実は過去問サイトの存在は途中で知りました。
公式の過去問サイトなので、内容がかなり充実しています。
約10年分の過去問を試験のように実践できるシミュレーションサイトです。
分野ごとの問題選択やランダム、順番に出題なんでも対応。
しかも一問一問、図を交えながら丁寧な解説付きでとても分かりやすいです。
めちゃくちゃ便利じゃん
参考書は必ず購入しなくてもひたすら過去問を解いても合格はできると思います。
私の場合、前半10日間は参考書を活用した勉強、後半10日間は過去問サイトを中心に進めました。
過去問は実際の試験時間2時間ですが、解説読みながらで合わせて3時間程かかります。
試験前の後半10日間は、毎日過去問1回分を解き続けました。
過去問のわからない用語は参考書を読み直して記憶の補填作業です。
試験勉強5日目にお試しでやった過去問の正答率が約50%でした。意外と高いですよね。情報系の知識がなくても、問題をよく読めば分かる内容も結構あるんです。
試験直前19日目の過去問正答率は約80%まで上がりました。
過去問1回行うごとに微増していきました。
知識が付いてきてから点数が大きくブレることはあまりないので平均して80%を出せるようになれば合格ライン(60%)を越えるにはひとまず安心です。
▼試験勉強のコツ
1.全て覚えようとせずに軽く流しながら進める
2.実践練習で出題方法の癖などとともに覚えていく
3.できていない分野を復習で知識を固める
試験を受けてきた感想
試験は回答終了後、すぐに採点されて合否が分かります。
回答後の「採点する」ボタンが一番緊張しました。
過去問より正答率は下がったものの無事合格できました!
素人知識から始めたので理解に時間がかかり苦労はしました。
難しくは感じましたが、ITという意味さえ知らなかった素人でもたった20日間の勉強時間の確保で合格ができました。
IT系や情報系の分野が興味あっても専門学校や知識がないから諦めることは勿体ないです。
少しの努力で資格は手に入れることができます。
未経験でも専門の業界で働くことが出来ています。
資格や経歴で悩むよりはまず行動力が実現に繋がります。
以上、ITパスポート試験について、勉強方法や会場など紹介しました。
もし受験の機会がある方は参考にしてみて下さい。
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ありがとうございました