北海道産豆腐メンタルの奮闘記

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【PTSDとASD】「仕事辞めたい」と思わせる2つの精神的ストレス障害の違いとは

人の記憶は、強いストレスやショックな出来事がいつまでも残ってしまうことがあります。

 

例えば、事故や事件に巻き込まれたときの恐怖体験や不安、いじめや虐待、あるいは職場の人間関係や失敗が脳内に深く刻まれて極度のストレスを抱えてしまうことがあります。
その記憶が時間が経つにつれて段々軽くなっていくこともあれば、時間が経っても当時の記憶が鮮明に思い出されて恐怖や不安が残り続けてしまう場合もあります。

 

それを一般的には「トラウマ」と呼んでいます。

このトラウマにも症状の違いによって分類され、症状の重さによっては医療機関での治療も勧められることもあります。

 

 トラウマと呼ばれるような精神的ショックによる障害はPTSD(心的外傷後ストレス障害)ASD(急性ストレス障害)がありますがどのような違いがあるのでしょうか



今回は、PTSD(心的外傷後ストレス障害)とASD(急性ストレス障害)の症状違いや原因、特徴を紹介します。

 

◆この記事を読んでもらいたい人◆ 心的外傷後ストレス障害(PTSD)について知りたい

急性ストレス障害(ASD)について知りたい

PTSDとASDの違いについて知りたい

1ヵ月以上たってもトラウマが治らない

仕事を辞めたい

仕事へ行くことが怖くなった

 

 

 

 

 

1.ASD(急性ストレス障害)の症状

ストレス障害 症状

豆腐メンタルのとふめんです。(@tohumen090031)

 

PTSD(心的外傷後ストレス障害)もASD(急性ストレス障害)も、広い意味で解釈すると過去の出来事が原因でパニックや恐怖を引き起こす「トラウマ症状」です。

これらのトラウマは、自然災害、事故、虐待、死別、いじめ、失恋、仕事上のストレスなどが原因で、精神的に大きく傷ついた体験によって、発症してしまうことがあります。

トラウマによるストレス障害を発症するのは、トラウマの元凶となった状況と似た状況に直面した時に起こりやすくなります。

症状は、急に緊張して体が強張ったり、パニックで発作を起こしたり、当時の記憶が思い起こされるフラッシュバックを起こしたり、思考停止、その他にも吐き気やめまいなど、体調が急変してしまうようなことが起こります。

 

PTSDもASDが区別される特徴はトラウマが起こってからの期間です。

ASDの場合は、トラウマの出来事から時間が経つにつれて急性ストレス症状も穏やかになっていきます。その目安は1ヵ月と言われています。


1ヵ月以上経ってもトラウマによるストレス症状が軽くならない場合、PTSDと診断されることがあります。

 

 

ASDは1ヵ月程でストレス症状が軽くなっていく

 

ASDのように症状が軽くなっていく場合でも、トラウマとなった記憶は残りつづけるので完全にストレス症状が消えない場合もあります。

 

軽度のトラウマでも、記憶を思い出すと「あー!」って一人で叫びたくなることありますよね

 

 

ASD(急性ストレス障害)のまとめ

特徴

◆一般的に呼ばれる「トラウマ」のこと

◆治療をしなくても時間が経てば症状は軽くなる


 

症状

◆過去のトラウマに似た状況に直面するとフラッシュバックが起こる

◆トラウマの出来事の夢をよく見てしまう

◆気分が沈んで憂うつになってしまう

◆解離症状(自分の記憶から切り離される)が起こることがある
・思考停止して身体が麻痺したかのように動かなくなる

◆睡眠障害

◆トラウマな環境や状況を極端に避ける

◆大きな物音に敏感になる

 

 

2.PTSD(心的外傷後ストレス障害)の症状

PTSD トラウマ

心的外傷後ストレス障害(PTSD)とは、急性ストレス障害(ASD)と同じく精神的ショックの大きいトラウマ体験によって発症します。

原因もASDと同じく事故や事件、災害に巻き込まれた体験、極度の人間関係のストレスに直面した場合などの二度と思い出したくないような精神的ショックの経験を受けた方が発症することがあります。

 

ASDと症状が異なる点は、回復までの期間が長い(1か月以上)、あるいはいつまで経ってもトラウマによるストレス症状が改善していかないということです。

数か月、数年経過しても心が癒えることなく、当時のトラウマを思い出す状況に直面してしまうと、まるで今体験したかのようなストレス症状が起こります。

 

1か月以上症状が改善されない場合はASDからPTSDと診断されるようです。PTSDは、精神的ショック深くて自力で治していくことは難しいので、医療機関やカウンセリングでの治療をおすすめします。

 

 

心的外傷後ストレス障害(PTSD)のまとめ

特徴

◆相当強いトラウマ経験がある

◆1か月経っても回復傾向が見られない、改善するまでの期間がかなり長い

◆フラッシュバック時に実際と同じくらいの激しいショック症状が起きる

 

 

症状

◆フラッシュバックで当時と同じ程度の激しいショック症状が起きる

◆身の回りの全ての出来事に不安や恐怖心を感じてしまうようになる

◆精神状態が不安定になり、イライラしやすくなる


◆うつ病などを併発することがある

◆トラウマの出来事の夢をよく見てしまう

◆気分が沈んで憂うつになってしまう

◆解離症状(自分の記憶から切り離される)が起こることがある
・思考停止して身体が麻痺したかのように動かなくなる

◆睡眠障害

◆トラウマな環境や状況を極端に避ける

◆大きな物音に敏感になる

 

 

職場環境も注意!外傷ストレス障害の原因

PTSD トラウマ 記憶 

PTSDやASDを引き起こす原因は外傷ストレスです。

精神的にショックを感じる出来事やトラウマの大きさは人それぞれですが、身近な環境にも原因は潜んでいます。

 

PTSDの原因は、事故や虐待などが引き金となってしまう方も多いですが、職場内いじめや人間関係のストレスで発症してしまうこともあります。

どのような環境でストレス障害が引き起こされるのか、いくつか紹介します。

 

1.人が死ぬ現場に直面する

死傷 トラウマ

人の死は精神的に大きなダメージを与える原因となります。


例えば、大切な人との死別がトラウマになってふさぎ込んでしまうこともあります。

他には突然起こる災害や事故に巻き込まれたとき、目の前で人が死ぬ様子を目撃したり、交通事故で大ケガする現場を目撃した、自分が当事者となってしまった場合、事件に巻き込まれた体験など、二度と忘れることがないような恐怖経験がトラウマや罪悪感などを生むことがあります。

 

症状としては、交通事故に直面した人は車に乗れなくなったり救急車の音が怖くなってしまう、火事、地震で被災した方は火に対して極端に恐怖を感じてしまうなどです。

 

 

2.人間関係のトラウマ

人間関係 トラウマ

人間関係の問題によって引き起こさられるトラウマは心の深い傷となって残ってしまうことがあります。

 

親からの虐待、いじめ、性暴力など、人間関係における心の傷は長い期間に渡って蓄積していくので精神的ショックも大きくなりやすく、いつまでも改善されないまま抱えてしまうことも珍しくないです。

「人」に対しての嫌悪感や恐怖心を抱くので社会生活にも影響しやすく、自分の殻に閉じこもったりうつを発症してしまうこともあります。


人間関係絡みのストレス障害を改善するためには、長く向き合っていく必要もあります。

 

 

3.職場環境におけるトラウマ

職場 ストレス トラウマ

職場環境の中も、様々なストレスを抱えてトラウマを起こす原因となりやすい場所です。

仕事をしていると当然、思ってもみない出来事もあります。

 

理不尽な批判を受けたり、記憶が無くなるくらい忙しく働いたり、社内でいじめを受けるなど、職場環境や人間関係にトラウマを抱えてしまうこともあります。

 

重症化すると、仕事へ行こうとすると身体が震えだして出社できなくなったり、体調が悪化したり、うつ症状で感情がなくなってしまうなど、様々な精神疾患を引き起こす原因となる場所でもあります。

 

その他にも、仕事中の事故がトラウマになる場合もあります。事故後に、使用していた仕事道具(車、機械、包丁など)を使おうとすると手が震えだすなど、まともに使えなくなってしまうこともあります。

 

 

 

 

PTSDは認知行動療法で改善

PTSD 治療 ストレス

Image by geralt on Pixabay

 

ASDは1ヵ月で軽減していくという特徴がありますが、PTSDの方が症状が重く医療機関での治療を考えないといつまでも改善しない可能性があります。

 

ストレスの強いトラウマは、脳内に強い記憶として残っているために忘れることが出来ません。

しかし、改善には恐怖経験の記憶を緩和したり、向き合っていく必要があります。

 

医療機関で勧められる治療法には大きく2種類あり、薬物療法認知療法があります。

 

認知療法は、トラウマの出来事を敢えて体験させ、軽い事から徐々に恐怖心を慣れさせる暴露法などがあります。専門の方とトラウマに向き合い、トラウマによるストレス障害が起こりにくくする訓練を行っていきます。

 

 認知行動療法については以下の記事にも紹介しています。

www.tohumen.com

 

 

トラウマになるくらいなら早めに転職

PTSDになると今まで普通に行えていた行動も、不安によって何もできなくなる場合もあります。

仕事に一生懸命になることも大切ですが、嫌なことを我慢しすぎると精神的な負担も溜まっていき、PTSDやうつ病になることもあります。

 

仕事では嫌いな人や苦手な人ともコミュニケーションをとらなければなりません。

中にはパワハラまがいの暴言、態度を指導としてぶつけてくる人もいます。

自分のいない場所でこそこそ陰口を叩かれたり、グループから外されてあからさまに避けられるなどの職場内いじめを受ける人もいます。

 

仕事だからとこの状況に耐えていることがけっして良い事ではありません。

職場や仕事に対して強い恐怖やストレスを感じてPTSDになってしまったら、今度の社会生活に大きな影響を与えてしまいます。

 

今の職場の人間関係に悩んでいるのなら、自分の置かれている状況を一度落ち着いて整理して今度に向けてどう行動していくか考えてみることも良いと思います。

 

今の仕事や職場で、人間関係に耐えられるくらいのメリットや好きな点があるならばそのまま続けてるのも方法です。今の職場環境に耐えられないならば、転職、異動などを考えてみても良いかもしれません。できれば一人で悩むより、相談できる相手がいた方が心強くなります。

 

 

転職を考えてみた方がよい職場環境

1.上司が指導の域を越えた暴言、暴力を与えてくる


2.無視される、必要な報告をされない。


3.仕事以外の会話がない。


4.職場のグループや集まりからはぶかれる。


5.明らかに手に負えない量の仕事を与えられる。


6.仕事の責任を押し付けられる


7.サービス残業の強要


8.仕事を与えられない


9.人前で恥をかかされる


10.セクハラ横行、プライベートを必要以上に詮索される

 

環境を変えて出来るだけトラウマな記憶を思い出させない所に移すことも考えても良いかもしれません。

 

ただし、職場や生活環境を変えても思いがけない場面からトラウマと関連した出来事が思い起こされる可能性もあります。自身や周囲の方とも相談しながら考えるのが良いと思います。

 

 

 

参考文献はこちら

『専門医が解決! 心の悩み』

日本大学医学部 精神神経科助教授

渡辺 登 著

 

PTSDについて | メディカルノート

 

 

 

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