豆腐メンタルのとふめんです。(@tohumen090031)
社交不安障害やパニック障害など、
精神的なストレスが原因で悩んでいる人の改善には
薬物療法や認知行動療法という方法が用いられます。
その目的はどれも心の中の不安を取り除くことであり、
中には「リラクゼーション法」という種類メンタルケアで、心の癒しや安定させるための方法も存在します。
癒しとは、病気関係なく人のストレスで疲れた精神をケアすることのできる大切な力であり、健康に生きていくためにはなくてはならないものです。
リラクゼーション法による癒し効果によってメンタルが保てるなら、
精神的に辛い状況に対しての影響が軽くなるかもしれません。
今回は「リラクゼーション法」の効果や重要性について紹介します。
リラクゼーション法の種類と実践方法
Pixabayのjambulboyによる画像です
ここで指す「リラクゼーション法」とは、マッサージのリラクゼーションではなく、精神障害を抱えた人向けに心理的ストレスや生理的異常を緩め、落ち着かせるための方法のことです。
健康のためのリラクゼーション法 | 海外の情報 | 医療関係者の方へ | 「統合医療」情報発信サイト 厚生労働省 「統合医療」に係る情報発信等推進事業
リラクゼーション法は、突発的に発作症状が起こった場合や精神障害の治療を目的として利用されます。
専門知識がない素人の方でも簡単に実践できるものもあります。
具体的には以下のような種類があります。
▼漸進的筋弛緩法
漸進的筋弛緩法(ぜんしんてききんしかんほう)とは、 意識的に肩や足先などを縮こめるような意識で力を入れた後、息を全て吐き出すように全身の力を抜く動作を繰り返す方法です。
人は緊張すると無意識に体に力が入ります。逆に力が抜けている時はリラックス状態になります。
筋肉の緊張、弛緩運動を自分から繰り返して行うことで身体のリラックス効果が得られます。
実際に10秒ほど体に力を入れて、一気に脱力してみるという動作を行ってみると、力が抜けている時に心地よい感覚があると思います。
▼誘導イメージ法
この方法は音楽や絵などの聴覚や視覚などの体感を用いて、さらに会話や言葉も交えてメンタルをポジティブなイメージへと誘導していく方法です。
ポジティブな状態を維持するということは、メンタルケアや疲れを溜めさせないことにおいて重要なポイントなので普段からネガティブ思考の方は実践してみる価値があると思います。
専門的な指導者の治療としては、集中する体勢をつくり、リラックスできる草原や青空のイメージさせる、ヒーリング音楽など用いて安定状態を作り出してリラックス効果を高めていきます。
▼バイオフィードバック
ある行動や原因状況ごとに心拍数や肉体、精神的動作を測定して記録します。
自ら数値をモニターして自覚することで原因を把握したり精神安定の改善を図ります。
要は「見える化」です。
スマホでも簡易的に心拍数を図れるアプリなどがあるので気になったら調べてみましょう。
▼自己催眠(自己暗示)
例えば「手のひらに人と3回書いて飲む」と緊張がほぐれるおまじない。
このような「おまじない」の方法は心理的効果を期待できるものもあります。
緊張を落ち着かせるための動作やリラックスできる動作を条件付けすることです。
これをすると気持ちが落ち着くという「ルーティーン」を自分の中で作り、脳内で学習させることで精神的に不安になる状況下で対応できるようになるかもしれません。
▼深呼吸法
深呼吸は精神障害の治療に詳しくなくても知っている気を落ち着かせるためのメジャーな方法の一つです。
動作をゆっくりする意識をすることで過剰な自律神経の活動を抑え、
精神を落ち着かせるという効果があります。
ヨガや瞑想などにも通じてくる方法です。
一人でも簡単にできるものもあるので息抜きや気持ちの整理をしたい時に使えます。
日常生活の中で「癒し」を感じる方法
精神病を患っていなくても、普段の生活から「癒されたい」という欲求は誰にでもあります。癒しを感じることがメンタル面の健康維持にも繋がり、モチベーションの向上などにも関連してきます。
そもそも「癒し」の感覚とは具体的に何でしょうか。
▼「癒し」の感覚
嬉しい、楽しい、面白い、居心地の良い空間、長くても苦ではない、
嫌なことが忘れられる、頭がスッキリした爽快感、気持ちのゆとりができる、
感情が満たされる感覚、充実感、夢中になれる
以上のような感覚をまとめると「精神的、肉体的にストレスによる負担のない状態」ではないかと思います。
日常生活にも「癒し」を感じることができる環境は沢山あります。
いくつかの癒しの例を紹介します。
▼家族、友人とのコミュニケーション
気を張ることない存在、大きな信頼感があるからこそ心を許して
言いたいことが言い合える貴重な存在です。
不満や心の不快感を受け止めてくれる支えの力は大きいです。
▼愛の力
癒し効果としては最大級の力になる可能性もあり得えます。愛の力です。
本人でも想定外の大きな動力源となることもあり、恋人の存在で性格が変わってしまうこともある影響力の大きさがあります。
一緒に居るだけで満たされる信頼感や充実感を得られるのでメンタルケアとしても期待できます。
その代わり精神的ショックを与える負の影響力も最大級です。
▼趣味
好きなことはストレスが掛からない、そして嫌なことを忘れて夢中になれることでもあるので「癒し」効果もあります。
精神的ストレスからの逃避として使うことも。
▼音楽・映像
聴覚や視覚から快感を得て欲求を満たす手段。
好きな歌手やテレビや映画、または読書など感情に訴えかける芸術で感性を高められます。
楽しむだけではなく、涙を流すこともストレス発散に繋がります。
治療としても使われることもあるメンタルヘルスケアとして効果的な方法です。
▼マッサージ
肉体的な疲労の回復や快感から得られる癒し。
癒し効果で副交感神経が働きリラックスしやすい状態になります。
血流の改善や安眠効果など体調改善にも繋がる健康効果の高い方法です。
▼入浴
暖かいお湯に浸かって一日の疲れを解消できる癒し空間です。
温められることにより血流が促進し、肩こりなどの疲労回復もできる。
汗によって新陳代謝も高まる爽快感もあります。
マッサージと同じく副交感神経が高まりリラックス効果大です。
▼食事
味覚から癒しや満足感を得られる方法です。
食べ物から得られる栄養バランスが脳のはたらきにも影響すること、
飽きると幸福感が薄れてくることから、高級で美味しくても、同じものを摂るより
バランス良く食べ物を選んだ方が癒し効果は高いということもポイントです。
五感に刺激を与えたり欲求を満たすことが「癒し」に繋がります。
リラクゼーション効果を得られる施設
「癒し」に関する需要も高く仕事の幅も多岐に存在します。
マッサージ系はリラクゼーションサロンという個室店が多いです。
▼エステ
美容を専門としたマッサージや機械を用いて身体のケアを行う
ネイルやメイクもこの類
▼マッサージ
身体の疲れや痛みをケアする目的
嗅覚から癒しを与えるアロマテラピーを用いたマッサージもある
▼温泉・ホテル
温泉や食事、マッサージなど癒しの要素が詰められた
最高の寛ぎの空間をおもてなし
▼風俗
男性の性的欲求を満たせる秘密の場所
女性用もあるらしい
▼ライブ・ショー
技術を極めたプロによるパフォーマンス
興奮や感動を与える場所
リラクゼーションにはストレスや不安の解消、
精神的なケアやリフレッシュ効果が高く、
モチベーションや行動力、体調にまでメリットとなる効果を及ぼします。
休みなく頑張りすぎることは、脳内の整理が追い付かず
効率が下がるためにあまり良い方法ではありません。
人生には積極的な息抜きがあってこそ頑張って生きていけるので無理せず癒しを求めていくようにしましょう。
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ありがとうございました