豆腐メンタルのとふめんです。
仕事に追われた忙しい毎日が続くとなんだか休日まで落ち着かなくなります。
せっかくの休みに、残してきた仕事のことを思い出したり来週のスケジュールを考えていたりで仕事の考え事ばかりしてしまうこともあります。
営業系の仕事だと休日もお構いなしの電話鳴ります
電話を済ましてため息。休日も常に仕事モードなんて珍しくありません。
そんな休日が毎週のように続くと「休日だってどうせ楽しめない」なんて考えるようになっていきます。
珍しく電話が鳴らない日があったとしても、それはそれで気になってしまいます。
結局何をやっても集中できず面白くないと感じてしまいます。
「何かをしたい」という欲が日に日に薄れていき、いわゆる無気力状態になっていってしまいます。
休日は外出もせず、ベッドでだらだらとした生活が日課のようになってくると精神的に疲れが溜まってきている状態なので注意が必要です。
「あぁ、何もしないで休みが終わっちゃった……。」
「また明日から仕事かあ。」
こんなことではうつ病になるのを待っているようなものです。
うつ症状による無気力とアパシー(無気力)症候群は少し違います。
アパシー(無気力)症候群となりやすい特徴や対策、うつと違う点はどういったところかなどを紹介していきます。
無気力状態はメンタルが弱っているのサインかも
人は疲れると動く気力がなくなっていきます。
無気力な状態は、体力的に疲れていて動けない人とは状況が全然違います。
精神的な原因から起こる無気力状態は、行動力や意欲が奪われて魂を失ったような状態になるのが特徴です。
症状が重くなると、自分の好きなことにも感情が動かず興味も薄くなることがあります。
無気力状態の主な症状
◎常に気分が重たく心が晴れない
◎予定を後回しにしたくなる
◎好きなことでも心から楽しめなくなる
◎休日でも何もする気が起きない
仕事や日常生活で自分のレベルに合わない無理をしすぎるとストレスが溜まります。
慢性的にストレスを溜め込むと体や精神的に影響を与え始めます。
自分が無気力状態だと気付いたら無理に頑張ることをやめて、自分を癒すことを優先にするといったメンタルケアを考えたが良いと思います。
例えば
たまには何もしないで何も考えないでじっくり休む。
友人や家族に仕事の愚痴や不満を聞いてもらう。
カウンセラーやアドバイザーに相談してみる。
「きっかけ」で回復する一時的な無気力状態
上記で紹介した「無気力状態」は精神的なコントロールに異常が起こっている状態です。
なので無理矢理やる気を出そうしたり、気分を変えようとしてもスイッチが入らずにうまく制御できない状態です。
うつ病や精神的異常が起こっていなくても、色々な経験をしていく人生の中で深く落ち込むことは誰にでもあります。
明確な原因があっての落ち込みや一時的な軽度の無気力状態である場合は、「やる気を起こすきっかけ」が表れることで、短い期間で復活することができます。
その「きっかけ」として以下のようなものがあります。
▼異性
好意的に感じる異性が身近にいると、その人のために頑張れる。
良いところを見せたいと思うようになる。
▼報酬効果
ご褒美が用意されていると目標に向かっていける
歩合制の仕事
賞品のかかった大会など
▼成功体験
成功体験をして自信のある事に対してはストレスなく行動に移せる
苦手分野より得意分野から始める方が足は軽い
▼欲求
やりたいと思ったことは素直に行動に移す
食事・睡眠・趣味
▼体力
やる気があっても疲れが溜まっていては行動力が低下する
休息により意欲が沸いてくる
▼行動
やる気がなくても一度行動に移すとやる気も沸いてくる
やろうかどうか悩む時間を使うくらいならやる
▼運動
体を動かすと脳が働きポジティブ思考になる
落ち込んでいるときに筋トレやストレッチをしてみる
▼協力
周囲を巻き込むことで後押ししてもらう
一人じゃ無理だけど仲間とならやろうと思える
仲間に相談することで気持ちが整理される
▼一点集中
目標が多すぎると気持ちも分散するので一つだけに決めると上手くいく
▼理屈は分かっても出来なくて悩んでいる人
休日なんだし休みたいだけ休めばいいじゃん。
気が済むまで休んでから動けばいい。
無気力で悩む人は出来ることから始めてみたらいいじゃん。
そんな助言は何度も聞いた。
その行動ができないから悩んでいる。
そんな人もいるでしょう。
無駄に過ぎていく時間、片づかない予定に焦りを感じ、
休みが明けるとまた始まる仕事への恐怖。
自身のメンタルの弱さも自覚しての現状に他人から指摘されることも嫌気がさす。
そこまでわかっている人はほぼ答えは出ています。
自分が動くしかありません。
上手くいっていないなら方法を変えて自分で動くしかありません。
他人をどう頼るかも自分次第。
無気力になる原因
原因のほとんどが体調の変化やストレスによるものだと思います。
無気力状態が悪化してくると精神障害になる危険があります。
▼ホルモンバランス
体内の構造は複雑なのでホルモンバランスが崩れたことによる意識変化で無気力になることもあります。年齢や生理的な対処が難しい場合もありますが
健康的な生活リズムの意識によって影響を抑えることも出来ます。
▼人間関係
人間関係は精神的影響を良い面も悪い面も与えます。
死別、失恋、仕事でのミス、いじめ
精神的ショックが大きいほど思考や行動がまともにならなくなります。
▼燃え尽き症候群(バーンアウト)
バーンアウトは精神的な問題ではありません。
仕事のプロジェクトや部活動など
今まで習慣化してきた大きな取り組みが終了して目標を見失う状態や、
いつまでも成果として表れないストレスが原因で発症します。
普段はやる気のある真面目な人が陥りやすい傾向です。
新しく目標を定めたり、小さな目標に切り替えることで抜け出せるかもしれません。
▼無気力症候群(アパシー症候群)
仕事や学校など抵抗を感じるような特定の行いに対してのみやる気が起きず、
趣味など好きなことに対しては行動的になれる特徴があります。
新入社員や管理職についた人など新しい環境でスタートした人が陥りやすいです。
ゾーン状態と無関心
やる気や行動のモチベーションの仕組みは
物事の難易度(レベル)と自分の能力とのバランスが良い状態で保たれます。
例えば、スポーツ選手が高い集中状態にあるときに
神技を連発している様子を「ゾーン」に入ったと表現することがありますが、
難易度と能力がどちらも高い状態にあってやる気の最高潮だからこそ表れる状態です。
反対に無関心とは、あることの難易度が引くいにも関わらず能力も低くやる気もない、
つまりは無関心の状態と言えます。
物事の難易度と自身の能力、どちらかが高すぎる、または低すぎる場合に
無気力状態として表れる可能性があります。
まとめ 自分で脱出するしかない
無気力症状の解決には、まずは行動を起こすことや
カウンセリングに頼ってみることは大切ですが、
なによりも無気力の状態からその行動をしようと考える必要があります。
どうしたいかの決断は自分次第なので、無理だと思えば無理やり動く必要もないし、
だらだらスマホでも見ながら「これだ!」という出口を見つけたら
試してみれば良いのかなと思います。
気負い過ぎることは逆効果なのでおすすめしません。
参考にさせて戴きました
自分を責めたい気持ちとも葛藤しながらも、
「今は休養が大事」と言い聞かせてひたすら日々を過ごしております。
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ありがとうございました