他人の考えは何を考えているのか分からなくて人間関係に苦労することもあります。人間関係の悩みはストレスや心の負担の原因になります。
そこで心理学を学び、他人の行動の癖や心理を理解できるようになると、人とのコミュニケーションの悩みの解決に繋がることもあります。つまり心理学の知識はセルフメンタルケアに繋がります。
人の心理は、電車の中の過ごし方やつり革の持ち方、電話対応中の仕草など、日常の生活の行動にも表れます。
今回は電車ないの位置取りやつり革の持ち方から分かる心理について紹介していきます。
他人の目が気になるのは自己顕示欲の表れ
豆腐メンタルのとふめんです。(@tohumen090031)
人の行動は赤の他人であっても少なからず気になってしまうことがあると思います。
例えば、一緒に暮らす家族の行動や癖、職場の中で毎日過ごす同僚の話し方やルーティン、あるいは通勤でいつも一緒になる人やよく行く店の店員だったり、他人の行動が気になったりすることがあると思います。
そこまで周囲の人を気になってしまうのは1つの心理が働いている可能性があるからです。
「自分のことをアピールしたい」
それだけです。
自分が他人にどう思われているのかが気になるために、他人の行動が目に入ってしまいます。
他人の心理を気にすることは、その先の自分の行動を決めるための手段になります。
▼自己顕示欲で生まれる行動
好かれたいから相手の好きなことを知りたい、嫌われる行動をとりたくない
モテたいから相手の好みを知りたい、魅力を感じさせる行動をとりたい
役に立ちたいから相手の不安を知りたい、感情を知りたい
周囲の目が恐いから変な行動をとりたくない、目立つことをしたくない
他人の行動心理の知識が身についてくると、特定の場面で自分がどういう行動をとれば
相手に好かれるのか、嫌われるのかが判断できるようになっていきます。
1.電車内の位置で分かる心理
通勤など日常的に電車やバスなどを使う方も多いと思いますが、何気なく乗っている乗り物でどこを位置取るかでその人の性格や特徴が表れてきます。
座席の位置や座らずにつり革につかまる人、入り口の前に立つ人など、無意識にいつも自分の落ち着く同じような位置取りをしていると思います。
その自分が選ぶ具体的な場所の取る位置でいろいろな性格が見えてきます。
ドア横の手すりにつかまる人の心理
Tania Van den BerghenによるPixabayからの画像
ドア付近にある柱のような縦の手すりに掴まって過ごす人は、頑固な面も持った性格の可能性があります。
電車のボロさはスルーして
自分の意見を曲げないので口論になりやすい傾向があります。
このタイプの人には、自分の主張を押し付け過ぎず、相手のペースに合わせてあげると人間関係は穏便に済ませることができます。
つり革につかまる人の心理
普段電車の中でつり革を使う人は、柔軟性が高い人の傾向があります。
席が空いているにも関わらず敢えてつり革を選んでしまうようなこのタイプの人は、
他人の異なる意見や考え方を柔軟に受け入れる理解力があります。その反面、自己主張が少ない特徴があります。
このタイプの性格の人と話す場合は、自分が会話の主導権を持ち、話を振ってあげることでスムーズに話が進みやすいです。
つり革と手すりの両方を使う人の心理
片手で手すりに掴まり、もう片方でつり革にも掴まるというような両手でしっかり自分を支えながら電車で過ごす人は、とても堅実派な性格である傾向があります。
少しきっちりしすぎていて生真面目だと思われやすい面もあるかもしれません。
面白味は少ないが仕事や約束事に関しては信頼のおける関係性を作ることが出来ます。
つり革を掴まないで踏ん張る人の心理
あまり見かけることは少ないですが、席に座らず、手すりにもつり革にも掴まらずに過ごす人もいます。
普段から何かに耐える日常を送っている人は、強さやたくましさに憧れている考えの持ち主である可能性があります。
つまりその人にとっての「強み」の部分を褒めることは本人にとって嬉しいことなので、機嫌を取りたい場合に相手の強みを褒めると喜ばれるかもしれません。
乗降口の近くで過ごす人の心理
すぐに乗降ができるドア(乗降口)付近のスペースで過ごす人は、先のことを考えながら行動する合理的な思考をしている傾向があります。
効率重視で常に忙しいそうにしている特徴があり、言い換えるならばせっかち、一緒にいると落ち着かないと思うこともあるかもしれません。
このタイプの人と過ごす場合は、計画性のない行動やだらだらした態度はしないよう気を付けた方がうまくいくと思います。
端の車両の奥で過ごす人の心理
乗降が激しいドア付近や競争率の高い座席を避けて、なるべくわざわざ奥の遠い車両へ移動するような人は、人混みが苦手な可能性があります。
遠い方が人が少ないからね
このタイプの人は普段から静かな場所を好む傾向があるので、落ち着いたカフェや人混みn少ない場所を考慮してあげると喜ばれるかもしれません。
車両の連結部分で過ごす人の心理
車両間を移動する通路となる連結部分を選ぶ人もいます。掴まるところもなく揺れも激しく音もうるさい電車と電車の連結部分のスペースで過ごす人は、コミュ障で人との距離を置きたがる人の傾向があります。
俺やん
他人との交流が得意ではないので、敢えて人が来なさそうな居心地の悪い場所を選びます。
このタイプの人は、普段からよく顔を合わす仕事の同僚だとしてもなかなか心を開いてくれません。
心を開いてもらうまでには長い時間が必要なので少しずつ距離を縮めていくことが最適です。
2.電話中の仕草からわかる心理
電話中の態度や仕草からも心理や性格が表れやすいと言われています。
電話の対応中は電話越し相手との会話に意識を集中しているため、周囲が目に入りにくくなり、無意識に素の態度や仕草が出やすくなるので感情が分かりやすくなります。
最近では使用機会が減ってきていますが、固定電話の対応中の仕草から他人の行動心理をチェックしてみましょう。
受話器の下側を持つ人の心理
受話器の話す部分(マイク)寄りの位置で持つ人は、物事に対して真面目に取り組む傾向があります。
力も込めて握っているほど頑張り屋さんではありますが少し堅くなりやすい性格かもしれません。
受話器の上側を持つ人の心理
受話器の聞く部分(スピーカー)付近を持つ人は、真面目ですが神経質な面があると思われます。
柔軟な対応が苦手で打たれ弱い性格の可能性もありますで丁寧な付き合い方の方がうまくいくと思われます。
受話器の真ん中付近を持つ人の心理
受話器のちょうど真ん中付近を持つ人は、温厚な性格で落ち着いた判断ができる人の傾向があります。
他人の意見を受け入れる余裕があり、協調性が高い人だと思われます。
受話器を両手で持つ人の心理
受話器を両手で掴みながら話す人は用心深い人だと思われます。
まずは自分の確認したくなる性格で他人をあまり信用せず、気が小さい面もあるので人と距離感を縮めるのも苦手かもしれません。
人に聞かれたくない話をするときにも両手で掴む持ち方になることがあります。
受話器を耳と離す人の心理
受話器を耳から離して会話する人は、他人の話を聞こうとしないし悪気も特に感じない自信家タイプの傾向があります。嫌なことは嫌と態度に出すので自己中にみられることもあります。
相手の話を聞きたくない、早く切りたいという心理が動作に表れています。
必ずメモを準備する人の心理
電話をするときに必ず手元にメモを用意する人は、準備が良い真面目タイプです。きっちりしすぎて周囲からは固いと思われる性格です。
逆に、電話を受けてからメモを探し出す人は準備不足なので、先のことを考えていない人、計画性のない性格だと思われる可能性があります。
メモ帳に落書きしながら電話する人の心理
電話中に無意識に落書きしてしまう人の心理は、相手に不満を表してるかもしれません。
「話が長い」「つまらない」「文句ばかりでうるさい」など不満な感情をどこかに発散したい気持ちが行動に表れます。
3.ガムを噛んで作業をする人の心理
人前でガムを噛んでいると態度が悪くみられるガムですが、けだるさを見せつけて威嚇しているのではなく、心理的な意味があってガムを食べる人もいます。
野球選手やチンピラがガムを噛んでいるのはちゃんとした理由があります。
人は「口唇欲求」という子供の頃からの本能で、口に何かを含むと安心感を得られる感覚があります。タバコも口唇欲求の1つです。
ガムも同じようにリラックス効果があります。
野球選手がガムやひまわりの種を食べるのは、試合の緊張感を和らげたり集中力を高める目的があります。
チンピラも威勢よく見せている意味合いもあるかもしれませんが、心の中では不安を感じている可能性があるのです。
ガムをいつも噛んでいる人は、ストレスを抱え込まないための手段として習慣化していることも考えられますので、場合によっては相談に乗るなどメンタルケアが必要なこともあります。
以上、つり革の持ち方で分かる心理など、「生活の中の行動から読み取れる心理学」を紹介しました。
普段の行動には性格や心理が表れることがあります。
相手との丁度よい距離感を意識して人間関係におけるスキルを磨くことが自身のためになります。
※紹介した例は行動と心理の統計による心理学データの一例です。
参考にさせて戴きました。
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ありがとうございました。