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偽善者を悪者扱いする人の心理【嫌われたくない小心者】

「偽善者」

それは相手に対しての嫌味を込めた言葉として使用されます。

 

しかし、その行動が善意か偽善かなんて本人にしか分かりません。他人が判断することではありません。

 

他人のことを悪く言う人は、それが自分のことではないとしても聞いていてなかなか良い気持ちはしませんよね。なぜ攻撃的なことを言ってしまうのでしょうか。

 

「あいつは偽善者だ」と声を上げる人は、他人を悪者扱いすることで評価を下げて、自分を守ろうとしているだけなのかもしれません。

 

今回は、「他人を悪者にする人」の心理を紹介していきます。

 

◆この記事を読んでもらいたい人◆ 他人のことを悪く言う人がいる

偽善者だと言われた

偽善者を叩く人の心理を知りたい

悪気もない自分の行動を批判されて傷ついた

他人の悪口や陰口を聞いて不快になった

 

 

 

 

 

なぜ悪者に仕立て上げる?

悪者 心理

豆腐メンタルのとふめんです。(@tohumen090031)

 

自分では良かれと思った行動が他人から批判されてしまった経験はありますか?それが例えば、人のためを思って行った行動だったのに「お前は偽善者だ」とか言われたらとても傷つきますよね。


なぜ悪意のない行動を悪者のように仕立て上げる人がいるのでしょうか。それは他人を悪者扱いしてしまう人が胸の奥で抱えている心理と関係しています。

 

まず、どのような行動をしたときに悪者としての標的にされやすいのでしょうか。

 

 

偽善と思われやすい行動

ボランティア 偽善 

善意としてのつもりでも「偽善者」と呼ばれてしまう可能性の高い行動があります。

それは「他人のためにした行動」です。

 

困っている人を助けるために行った善意のつもりでも、第三者の目につきやすい形で行ってしまうと偽善者として叩かれる標的になってしまうことがあります。


そうなると悪意のある人達に「お前は良い人と思われたいだけの偽善者だ」「あいつは下心を持っている」などありもしない感情を噂されてしまいます。

 

偽善者と叩かれやすい行動の例

募金活動


ボランティア活動


他人の荷物を持ってあげる


電車やバスで席を譲る


正義感の強い学級委員長

 

他人への気遣いのために行った行動は、残念ながら「良い人だと思われようとしている行動」に見られてしまうことがあるようです。

 

そもそも他人から偽善かどうかを判断することができるのでしょうか。

 

 

1.主張の強い人/ナルシスト

嫌われる 偽善者

自己主張が強い人やナルシスト気質などのような「自己評価を気にする人」は偽善っぽく見られてしまう可能性があります。

なぜかというと、「自分は良い事をしているんだぞ、いい奴だろ」という気持ちが態度に出てしまっていることがあるからです。

 

偽善が態度に出やすい人の例 

「良い行いをしている俺、カッコいい」と思ってしまうナルシスト

困っている人を助ける際に、自分の評価や利益を考える利己的な人

助けた後に何かの見返りを要求する恩着せがましい人

女子に見られている時だけめちゃくちゃ張り切る男子

 

このような表面上の善意の裏に、人間のあざとい心理が感じられてしまう人は善意の気持ちも持っていたとしても「偽善者だ」とマイナスのイメージを与えやすくなります。

 

2.偽善者かどうかを判断できる人は超能力者だけ

偽善者 判断

「偽善者だ」と指摘する人は何を見て判断しているんでしょうね?

 

他人を助ける行動はその人の心の中でもいろいろな葛藤があるのかもしれません。ある設定を例にして、心理パターンごとに分析してみましょう。

 

困っている人を助けるときの心の声3パターン

設定:ある昼休み、Aさんが職場のオフィス近くの道を歩いていると向かい側から歩いてきた人が目の前で持っていた資料を落としてぶちまけました。
Aさんはこんなことを思いながら資料を拾うのを手伝いました。

 

1.大変!早く拾わないと飛んで行ってしまう!

 

2.あちゃー、やっちゃったねー。こんな目の前でばらまかれたら拾わないと感じ
  悪く思われるじゃん。しょうがない。


 

3.うわ、ださっ。あれ?こいつもしかして営業先の社員か?
  今助けておけば、売り上げに繋がるかも。

 

以上が困っている人を助けた時の心情3パターンです。心の中は違っても第三者から見えている行動は全て同じです。

 

もし、心が読み取れた場合、純粋に良い人そうなのは「1」の人だけでしょうね。


「2」
「3」の人は、行動の裏に、自分の評価や助けたことによる見返りを計算していて腹黒い部分が感じられます。心が読み取れるとすると「2」「3」が偽善者です。

 

 

ただそうなってしまうと、助けようと思った一瞬に損得勘定が頭によぎってしまう人はみんな偽善者ということになってしまいますけどね。

 

結局、何が言いたいのかというと、心が読める超能力者ではない限り、第三者から偽善者かどうかを判断することなんてできないということです。 


偽善者とか悪者扱いされても、自分が善意を持って行ったことには自信を持って気にする必要はないと思います。



行動心理に興味のある方はこちらもどうぞ

www.tohumen.com

 

 

 

他人を悪者扱いする人の心理

偽善 悪者

人を騙して悪用しようとする行為以外は、たとえ偽善であろうと他人のためになる行動です。

どうして本心も分からない親切な人達を叩く人がいるのでしょうか。

 

他人を悪者扱いしたり偽善者呼ばわりする人は、自分の弱さを守るために他人を攻撃いているのかもしれません。

その為に悪意のない人達を晒し上げて悪者にしようとしています。

 

具体的にはどういう心理があるのでしょうか。

 

1.自分をかばうため

攻撃の矛先を自分に向けられそうだと感じた時、他人を悪者に仕立て上げることがあります。自分の弱い部分を理解している故の行動でもあります。

例えば、非難されそうなとき、嫌われそうと感じたとき、哀れまれたときなど、ターゲットを変えるために他人を悪者にします。

 

2.自分の正義感を批判されたくない

自分の考え方が一番正しいという考えを持っている人は、自分が否定されることをとても嫌います。自分に対立する人は、どちらが正しいとか関係なく敵と見なす傾向があるので、相手のことを悪く言ってしまいます。

その心理の裏には自分を認めてほしいという気持ちが強くあるのかもしれません。

 

3.小心者

小心者は、他人を攻撃してしまう言い方をすることがあります。

そういった人は小心者であることが多く、不安や恐怖心を隠すために他人を攻撃することで強く見せようとしているのかもしれません。自分が晒されて孤立してしまうことがとても怖くて怯えているのを隠すための行動です。

 

 

4.劣等感の憂さ晴らしのため

自分の劣等感を拭う為、不満な気持ちの憂さ晴らしのために自分より優れていると感じた人を標的として悪者に仕立て上げる人もいます。

 

その心理は自分には持っていない部分の妬みでもあります。だから自分には出来ないことを出来る人や、持っていない長所がある人に対して、あえて悪く見えるような言い方をして評価を下げようとしているのかもしれません。哀れです。



 

他人を悪者扱いしてしまう人というのは、弱い自分を守るための1つの自己防衛反応です。

自分を正当化するために他人を「偽善者」という悪者に仕立て上げることで自分の評価や地位を守ろうとします。

相手に本当に善意があるかどうかなんて本人にとってはどうでも良いのかもしれません。 

 

 

 

 

「偽善」という言葉を気にしない

誰かのために行ったその活動が、善意だろうと偽善だろうと相手が救われたなら意味のある行動だと思います。

行動自体は相手を助けている行為ですから、どんな小賢しい考えがよぎってもと相手が喜んでくれているなら何も悪い事はないです。

特に「他人を悪者扱いするような奴」の言葉を気にする必要はないのです。

 

本当に善意を持っているなら尚更、行動に自信を持って堂々としていた方が良いです。


何をしても考えが合わない人や批判して相手の傷つく反応を楽しむサイコパスもいるくらいですから、偽善なんて言葉を気にするだけ損します。

 

 

正義感の押し付けは人助けではない

間違えてはいけないのは、自分だけの「正義感」を他人に押し付けてしまうことです。

自分では良いことしたという気持ちになっていても、相手の為になっていなければ

それこそ自己満足の偽善だと言われても仕方ありません。

 

電車内でマスクを付けていない人を見つけて、大声で怒鳴りちらし、非常ベルを押すような行為は正義はなく、自分のことしか見えていない人ですよね。

 

 

募金活動に目標金額などない

善意とは自ら進んで行うから意味のあることです。

いくら良い行いだろうと、他人に強制する慈善活動は脅迫に近いものになり、善意から外れたものになってしまいます。

 

そう考えると慈善活動である募金活動に目標額が設定されていることなんておかしな話だと感じます。

なにかと競うように達成額を大げさに明示するのは心理的な誘導を煽っているようで違和感を感じる気がしないでもないです。

 

偽善という言葉には簡単には判断しにくい沢山の心理が含まれていることが分かりました。




是非、参考にしてみて下さい。

 

 

参考にさせて戴いたサイトや文献

会話形式で偽善について語られているので読みやすくて面白いです。

『偽善のトリセツ』

著 パオロ・マッツァリーノ

偽善者がうざい 偽善者にモヤモヤする気持ちの正体について | メンタルの強化書

 

 

人助けを仕事にしたい

他人を助けたときに喜ばれることが生きがいに感じることもあります。ボランティアなどが好きな方は、善意を仕事にする職業もむいているかもしれません。

 

 

 

 

 

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